ボー・テルトル
フランスの白ワイン。
赤ワインメインのワタクシとしては白3連続は珍しいけれど、最近は白も飲むようになっているのだ・・・
飲んでみると・・・
この一つ前に飲んだワインと同じ印象。寝ぼけた感じ。
きっちり酸味のある白ワインが好きなんだなと思った次第。
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フランスの白ワイン。
赤ワインメインのワタクシとしては白3連続は珍しいけれど、最近は白も飲むようになっているのだ・・・
飲んでみると・・・
この一つ前に飲んだワインと同じ印象。寝ぼけた感じ。
きっちり酸味のある白ワインが好きなんだなと思った次第。
イタリア、プーリア州の白ワイン。
品種はトレッピアーノ。
プーリア州って白ワインもあったのかーと思ったくらい・・・
飲んでみると、酸味があまりないなあ。ちょっと寝ぼけてるかも?
この品種だともうちょっと酸味があってもいいですけどね。
コストコで買ったドイツの白ワイン。
ドイツのワインってあまり買ったことがないですね。そんなに売ってる見ないし・・・
品種は、リースリング。
飲んでみると、きりっと酸味があってとてもおいしい白。
こういうの、他にも売ってないかなあ?
イタリア、トスカーナの赤ワイン。
安いキャンティなので不安だったのだが・・・
注いでみると色薄し・・・
飲んでみると、味も薄い。デイリーワインにはいいかもだけど、もうちょっとコクが欲しいところだなあ。
まあ、安いから仕方ないか。
チリの赤ワイン。
ラベルが天体でいいですね。
品種はカルメネール。
注いでみると、綺麗な紫色。
飲んでみると、甘みもじわっとくる、飲みごたえあるワイン。
スモーキーな感じもあって、おいしいです。
イタリア、アブルッツォ州の赤ワイン。
品種はもちろん、モンテプルチアーノ。
どうも今まで飲んだモンテプルチアーノ・ダブルッツォは、おそらく安いのしか買ったことないからと思うが、ハズレが多くて・・・まあでも懲りずにチャレンジしてるわけだけど。
これはどうか?
うん、飲みやすいワインですね。
ミディアムといっても、でもちょっと少し薄めかなあ・・・もうちょっと重くてもいいなあ・・・
次回チャレンジに期待!
フランス、ブルゴーニュの泡。
飲んでみると、キリリとした泡。
酸味はちょうどいい感じで、しっかり冷やすとなかなかおいしいです。
イタリア、フィレンツェ郊外のワイナリーの赤。
品種はサンジョベーゼ他。
このラベル好きだなあ。
飲んでみると、かなり濃いワイン。色も濃い。
けれどちょっとざらざらかなあ。
もうちょっとなめらかな方が好みかも。
イタリア、トスカーナのワイナリーの泡。
飲んでみると、爽やかだけれど、ちょっとだけ甘みもある。
柑橘系の香りがふわっとくる。
これは夏にとてもよいかと。
スペインの白ワイン。
これまた超激安ワイン。
アイレン種のオーガニックワインだけど、なんとはなしにラベルはオーガニックっぽいかも??
飲んでみると若干ねぼけてるかも・・・もうちょっと酸味があった方がいいかなと思うけれど、なんにせよ安いから文句は言えませんね。
フランスの白ワイン。
激安ワインで、品種など詳細は一切不明・・・
飲んでみると、さっぱり系の白ですね。
わずかに柑橘っぽい香りと味もするけれど。
これは、キンキンに冷やした方がおいしいかも。
本日の映画
movie-3 「運び屋」 THE MULE 2018年米
DIR:クリント・イーストウッド
CAST:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、タイッサ・ファーミガ、アリソン・イーストウッド、アンディ・ガルシア
STORY:アールはユリの栽培で有名な園芸家だったが、家族を顧みない生活で、90近い今では孤独な生活を送っていた。農園の経営に行き詰まり、荷物を運ぶだけで退勤がもらえるという仕事を紹介され・・・
☆☆☆実話をモチーフとしたお話。
大量の麻薬の運び屋として逮捕されたのが著名な園芸家の老人だったという実話を元に、イーストウッドが映画化したもの。
大分前にもう監督は引退といっていたイーストウッドだったけれど、まだまだ撮る気満々笑
実際のイーストウッドは88歳!
ということで、大丈夫かな~と思ったけれど、心配は無用でした。さすが、イーストウッド。
役柄もぴったり。家族をないがしろにしたせいで家族とは疎遠になり、頑固で不器用で、謝ることもできない。いつもの役柄といえばそうだけれど、ぴったりの役だ。
実話というのも驚きで・・・
確かに90歳のおじいさんが、麻薬の運び屋とは思わないものねぇ。みんな、見過ごしちゃう。
はじめは積み荷が麻薬とは知らず、もらった大金にびっくり、やがて知ることになり、だんだん大胆になっていく。
でも、お金で家族との絆は買えるわけでなく・・・
ようやく絆を取り戻した時には・・・という展開。
最後は家族の物語になってちょっとしんみり。
まだまだ、イーストウッド、傑作を作ってくれそうだな。
運び屋
スペインの赤ワイン。
品種はテンプラニーリョ、ガルナッチャ、シラーだけど、割合は不明。
度数は14.5%!というので、濃いめだろうなと思いつつ、飲んでみると、やっぱり濃い!
がっつり系ワインですね。
シラーが一番出てるかなと。
じっくり飲む系ワインです。
本日の本
book-7 『私が愛したリボルバー』 ジャネット・イヴァノヴィッチ著 扶桑社ミステリー
STORY:失業したステファニーはやむなくバウンティ・ハンターに転身。はじめて追いかけることになった相手は幼なじみの警官だった・・・
☆☆☆ステファニー・プラムシリーズ第1作。
30歳バツイチのステファニーは失業して、生活に困り、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ・・・保釈保証会社から保釈金を借りて出所したものの、出廷しなかった逃亡者をつかまえて警察につれていく)の世界に飛び込む。銃を持つのもはじめての素人で、はじめは失敗ばかり・・・
ベテランハンターに助けられながら、次第に逃亡者を追い詰めていくというお話で、ミステリーなわけだけど、どちらかというとコメディ要素が大きいかな。もちろん、犯人が誰かという楽しみもあるし、主人公がどうなるかというハラハラもあるけれど。
とにかく出てくる登場人物がみなキャラが濃い!!
家族もなかなかで、特におばあちゃんメイザのぶっ飛びぶりといったら!今後も活躍?してくれそうだ。
作者はロマンス作家出身とのことで、主人公の恋愛も今後、描かれていきそうで、これもたのしみな要素。
レンジャーがカッコいいなあ。
次作も読まなければ!
https://amzn.to/3K6YJUsスペイン、ラ・マンチャの赤ワイン。
これまた好みのラベル。
テンプラニーリョ。
注いでみると、わりと薄い色・・・心配になる・・・
が、飲んでみると、案外悪くないですね。
少し甘みがあるけれど、気になるほどではなく、デイリーワインとしてはオッケー。
テンプラニーリョはあまりはずれがなくていいなあ。
前にも飲んだことのあるお酒。
宇都宮の酒造のお酒で、栃木産五百万石使用。
黄ぶなというのは宇都宮の郷土玩具だそう。
飲んでみると、その前に飲んだ谷川岳の超辛純米より辛口ですね。お酒っぽいお酒。
こういうのも好きだけど、日本酒苦手な人にはどうだろう・・・
群馬みやげにいただいたお酒第二弾。
利根川源流域、川場村の酒蔵。
ここは水芭蕉なども造ってますね。
超辛というので、かなりの辛口かと思ったら・・・
ちょい辛くらいですねぇ。
基本、あまいお酒が多いのでこんなもんでしょう。
まあでも、きりりとした感じはありました。
群馬みやげにいただいたお酒。
谷川連峰をのぞむ高原にある酒蔵とのこと。
水がよさそうですね。
飲んでみると、わりと淡麗かなと思ったのだけど・・・
米の甘みというか旨みがじわじわきますね。
おいしいです。
プレモルの派生品かつセブン&アイ限定ビール。
注いでみると、フツーの黄金色。
飲んでみると、案外フツーのプレモルだなあと。
7種のホップというので、ホップの香りがかなりするのかなと思ったのだけど、ほとんどせず・・・
なんかフツーのプレモルだなあと思いました。
セブン&アイ限定ビール。
ココロクラフトはこれまで、流れ星ゴールデンエール、
月灯りアンバーラガーというのが発売されていていずれも飲んでますね。
注いでみると、やや薄めの色。
飲んでみると、確かにホワイトビールっぽい味はする(それにしては色は濃い)。
ただ、いわゆるホワイトビール(ヴァイツェン)のような柑橘系な感じもスパイスっぽい感じもないので、本格的ではないのかなと。
でもこれはこれでよいです。
イタリア、ヴェネト州の赤ワイン。
ラベルいいですねぇ。
メルロー、サンジョヴェーゼ種。
注いでみると、きれいな赤紫色。
飲んでみると、軽いワインですね。タンニン少なめ。スイスイ飲めちゃう。
お昼とかにもよさそう。
本日の本
book-6 『ロンドン謎解き結婚相談所』 アリスン・モントクレア著 創元推理文庫
STORY:戦後のロンドン。スパイスキルを持つアイリスと上流階級出身のグウェンは結婚相談所を営んでいた。実直な会計士にある女性を紹介した矢先、女性が殺害され会計士は逮捕されてしまう。二人は犯人捜しに乗り出すが・・・
☆☆☆シリーズ幕開け。
読み始めて、なんとなくマギー・ホープシリーズと、ワニ街シリーズを思い出した。
実際はマギーシリーズほどシリアスでなく、ワニ街シリーズほどぶっ飛んではいない・・・
出自も性格もまったく異なる女性2人が、巻き込まれた殺人事件を解決するというストーリー。
コージーミステリかなと思って読み始めたのだけど、ハードボイルド的要素もあり、謎解きはちゃんと本格的で、意外な犯人登場でミステリとして十分堪能できるのだが・・・
2人の友情と、成長の物語としてもよくできていて、次作以降も楽しみな感じだ。
お互い秘密を抱えてなんとなくよそよそしさもあった2人だが、次第にお互いを理解、バディとなっていく過程がよい。
用心棒?サリーのキャラもおもしろく、続編も楽しみだ。
https://amzn.to/3UzgKQ7
ヱビスの派生品。
なんかヱビスとは方向性が違う気もするのだけど・・・
注いでみると、やや薄めの色。
飲んでみると、確かにジューシー!
グレープフルーツというのはわかりますね(実際グレープフルーツ果汁が用いられている)。
白ブドウの香りというのはわからなかったけれど・・・
すっきり味なので、暑い時にはよさそうですね。
定番になるかは微妙だけど・・・
府中市美術館に行ったあとの昼食。
この美術館のあとはなんとなくここに流れてくることが多いのだけど・・・
いつも混んでいるので、昼前にはすべりこもう!と思っていたのに、展覧会を見るのに意外と時間がかかって、12時を過ぎてしまった・・・
案の定、たくさん人が待っていて相当待つかもと思ったのだが、一つの団体の人数が多かったからか、意外とすぐに席に案内された。
頼んだのは鮮魚のカルパッチョ(何のお魚か聞き取れず)。
バジルソースがアクセントになっている。
みかわ豚の自家製ベーコンとそら豆のトマトソースとろとろ卵のせピッツァ。まずは卵をつぶして全体に行き渡らせてからカット。ベーコンおいしい!意外にボリューミーなピッツァ。
8種緑野菜を煮込んだグリーンソースオレキエッテ(パルミジャーノレッジャーノと共に)。
いんげん、ほうれん草、ブロッコリー、ファーベはわかったのだけど、あとの4種類はなんだったんだろう。
今回もおいしゅうございました。
しかし、毎回季節メニューしか頼まないので、いつになったら通常メニューにたどり着けるやら・・・
東京都府中市若松町2-39-1
art-9 【ほとけの国の美術展】(後期) 府中市美術館
府中市美術館、春の恒例、春の江戸絵画まつり、ほとけの国の美術展の後期展示も行って参りました。
京都市二尊院の土佐行広「二十五菩薩来迎図」は前期もあり。楽しそうな雰囲気は変わらず・・・
が、そのあとの、金沢市照円寺の「地獄極楽図」の怖いこと!思わず目を背けたくなりますね。
地獄は、等活、黒縄、衆合、叫喚、大叫喚、焦熱、大焦熱、そして阿鼻。それぞれ10倍、阿鼻にいたっては1000倍苦しいとか・・・この絵を見た人たちはどう思ったことやら・・・
地獄図のあとの極楽図がなんとありがたいことか。これを見て、悪いことはするまいと決心したんでしょうか。
風外本高の「虎図自画賛」は虎のように見えて猫、仙厓義梵の「竹虎図」は猫のように見えて虎。うーん、どっちもかわいらしくて、猫のような??
仙厓は大好きなのだけど、風外本高和尚の画もなかなかよいなあ(鍾馗様の画もよかった)。
仙厓の「文殊菩薩像」は、人間っぽい。
白隠も好きなのだけど、「恵比寿図」。恵比寿さんも鯛も笑ってる?
曼荼羅は曼荼羅でも「星曼荼羅図」。なんかフツーのと違うあと思ったら、北斗七星信仰なんですね。動物は干支だろうか?
後期もありました、寒山拾得。曾我蕭白の作品は、ちょっと不気味さもある。
五代将軍綱吉の寒山拾得もあった。家光よりだいぶうまいのでは?面白みはないけれど・・・
曾我蕭白「雪山童子図」は、蕭白らしい奇抜さのある画。色も強烈だ。
河鍋暁斎の「波乗り観音図屏風」。なぜ観音様が鯉に乗っているのだろう?
仙厓「十六羅漢図」はなんかゆるすぎる・・・それがいいのだけど。
前期とは違う国芳のおたけの絵が何点か。なんかじわりとくるんですよねぇ。
円空仏は前期と同じだったけれど、何度見てもいいですね。
涅槃図。
佐脇英之「業平朝臣涅槃図」。さすが業平!まわりにいるのは動物ではなく女性なのである。
最後は動物画。
伊藤若冲の「白象図」。画面いっぱいの象。構図がいいですね。「猿蟹図」。いかにも猿が悪そうだ。
狩野栄信「牡丹子犬図」。狩野派の描くような題材ではないが・・・あまりかわいくはない。
森狙仙「猿図」。猿の画家狙仙。かわいいなあ。
俵屋宗達「狗子図」。なんかこの子犬は怖いですねぇ。
それに対して、長沢蘆雪の子犬たちはみなかわいい!
「童子にこま図」。隠れ気味にこっちを見ている子犬が一番かわいいかなあ。
「枯木狗子図」。寄り添う姿がキュート。葉っぱの赤い色がアクセントになっている。
「狗児図」のさらさらっと描いた感じもいい。
前期もあった「子犬図屏風」でおいしまい。
毎年楽しみにしている春の江戸絵画まつり。
来年は司馬江漢と亜欧堂田善だそう。これまた楽しみです。
東京都美術館に行った帰りの昼食。
最近は賢くなって?休日、混んでいる時は、上野で食べるのはすっぱりあきらめ(一応見てみるということもせずに)地元に戻ってきてお昼にすることにしている。
今回は、今年1月オープンした二郎系のお店へ。
二郎は、はじめに二郎そのものに行き(量の多さにびっくり)、続いてインスパイア系の麺でるへ。そして、次はここ・・・
なんか二郎系って量ははんぱないし、コールが難しかったりで敷居が高いのだけど・・・というか、はじめに本家にいくなよ笑
まず、小(150グラム)があるのでほっ。
食券を買って席につくと、食券を取りにきた店員さんがトッピングどうしますかと。
うん、これなら初心者でも安心ですね。
ということで、注文したのは小ラーメン(野菜・醤油は普通、背油・ニンニクは少なめ)。
チャーシューははインパクトあるけれど、野菜(もやし多し)はそれほど高さが高くない!
これならばいけそう・・・
スープも穏やかで、途中少し味変しつつ、完食。
次は立川マシマシにチャレンジするかな?
東京都国分寺市南町3-18-2 川端ビル 1F
art-8【デ・キリコ展】 東京都美術館
連休前半、デ・キリコ展に行ってきました。
10年ぶりの回顧展とのこと。
10年前、汐留ミュージアムでのキリコ展も行っていました
・・・
1 自画像・肖像
予想に反して?自画像・肖像画からスタート。
キリコはたくさん自画像を描いているという。レンブラントみたい?
展示されていた自画像は、え?これがキリコの作品?と思ったりするけれど(フツーにうまい)、闘牛士になってみたり、鎧をまとってみたり。なかなか強烈な自画像だ。
弟がキリコにそっくりなのにちょっと笑う。弟の肖像の後ろにさりげなくケンタウロスが・・・
2 形而上絵画
キリコといえばの絵が並ぶ。
フィレンツェに移り住んだキリコは広場が急にはじめて見る景色のように思え、これが形而上絵画誕生のきっかけとなった。
「バラ色の塔のあるイタリア広場」がもっともキリコ的かな。
黄色い地面、長く伸びた影、柱廊のある建物・・・
「イタリア広場(詩人の記念碑)」の手前にあるのは、楽器の一部?
形而上的室内のコーナーでは、いろんなモチーフの組み合わせでじっくり見れば見るほど楽しいのだが、ビスケットが特に目をひきますね(ショップで同じ形のビスケット売ってました)。
キリコといえば、マヌカン(マネキン)の絵も特徴的。ミューズだったり、神話の登場人物だったり、時には自画像にも。顔のパーツがないので、ちょっと不気味な感じもする。
「南の歌」はふんわりした色彩でルノワール的だ。
彫刻の展示もあったが、これがまさに形而上作品。立体作品もいいかも。
3 1920年代の展開
新たな主題。
「緑の雨戸のある家」のような室内風景の絵は、外にあるべき家や木や岩が室内にある。
一方、「谷間の家具」などは、室内にあるべき家具が外にあるという・・・
なんかこうざわざわする作品群だ。
4 伝統的な絵画への回帰:「秩序への回帰」から「ネオ・バロック」へ
キリコはルネサンス、そしてバロック作品に傾倒、そうした作品を描くようになる。
ティツィアーノだったり、ルーベンスだったり。リスペクト作品を描いているけれど、どこか不思議な感じもあり、やはりキリコだなと(一瞬、デルボーっぽい感じも)。
5 新形而上絵画
やがて、キリコは形而上絵画へと回帰。
といっても若い頃とは違って、不安感、寂寥感が薄くなり、少し明るさとコミカルさが出たような気がする。色調が明るくなったのもあるのかも?
「オデュッセウスの帰還」、これ好き。昔の形而上絵画が壁にかかり、おなじみの家具もあり・・・
キリコの初期から晩年までの画風の変遷がよくわかる展覧会。是非どうぞ。
(5より続き)
ちょっと寄り道。浄心坂を下って行くと八百屋お七の墓のある円乗寺がある。少々疲れていたこともあってお墓までたどりつけず入口で退散。
再び坂を上がって街道に復帰する。
東大農正門前、日光御成道との追分にある高崎屋に、追分一里塚跡(1里目)の説明板がある。
高崎屋は江戸時代から続く酒屋で、両替商をかねていた。
ここからは延々と東大キャンパスに沿って歩く。
正門。
赤門。
いやー広いなあ。
神田明神に寄ってみる。天平2年(730)創建。
随神門の欄間彫刻。
大国主命のお話が描かれているようだ。
拝殿。
獅子山。
御神馬のあかりちゃん。
神田川を昌平橋で渡れば、あと少し。
神田駅を越えて、コレドも見えてきた。
三越。
そして、日本橋到着!
4時50分前だった。
中山道ゴールにして、五街道制覇!
東京駅まで歩き、地元の寿司屋さんにて乾杯!
瓶ビール、白ワイン。さわらの炙り刺し、白魚とごぼうの卵とじ、春の焼き野菜、季節の握り。
帰宅は7時半すぎ。
約57300歩。
2017年4月に東海道を歩き始めて7年。
東海道、甲州街道、日光街道、奥州街道、中山道の順に完歩。
中山道は東海道の次に歩き始めたのですが、コロナなどいろいろなことがあり最後にゴールすることとなりました。
この間に、京街道、五日市街道、姫街道、佐屋街道なども完歩。
中山道は山あり谷あり、峠をいくつも越えました。距離も長かったですし、交通も不便なところがあり、2回は逆向きに歩くこととなりました。
でも、今となっては楽しい思い出ばかりです。
まだまだ歩きたいところもあるので、これからもチャレンジしたいと思います!
(完)
※マップは、風人社さんの「ホントに歩く中山道」を使用しました。
(4より続き)
亀の子束子の西尾商店は石造り。明治40年創業。
大正大学前にあったのは種子地蔵。
板橋区清水~滝野川~巣鴨にかけては種子屋街道と呼ばれた。
滝野川では牛蒡や人参の栽培が盛んで、旅人の中に自国で栽培したいと種をほしがる人がいて、農家が副業として種子を販売するようになり、種子屋が並ぶようになったとのこと。
日本農林社の前と大正大学に説明板がいろいろとあった。
そして、大正大学にはなぜかさざえ堂が!
時間があれば登ってみたかったところだ。
延命地蔵、馬頭観音などを見つつ、庚申塚へ。
お猿さん。
狛猿ですかね。
巣鴨地蔵通商店街に入ってきた。
巣鴨地域文化創造館には、すがもんのお尻!がある。
正面からちゃんと見たことないけれども・・・
とげ抜き地蔵尊。
ここまでは先日、山手線一周歩きできているので、ささーっと通り過ぎる。
真性寺の江戸六地蔵も一応撮影。
巣鴨駅ちかくで、国道17号に合流。
染井吉野発祥祈念碑があった。江戸末期、駒込の植木やさんが売り出したのだそう。染井霊園の桜は綺麗だろうなあ。
徳川慶喜巣鴨屋敷跡地の碑。
明治30年から4年ほど住んだそう。
またまた通った福音館書店。ぐりとぐらじゃなくなっている・・・
東洋大学。
大圓寺。
ここにはほうろく地蔵尊がある。
放火の罪によって火あぶりの刑に処せられた八百屋お七を供養するために建立されたと伝えられる地蔵尊で、たくさんの焙烙が積み重ねられている。
庚申塔。三面に一猿ずつが彫られたタイプ。
こちらも庚申塔。
お庭では牡丹が満開。
(6へ続く)
※マップは、風人社さんの「ホントに歩く中山道」を使用しました。
(3より続き)
さて、板橋宿に入ってきた。
板橋宿は上宿、板橋からを仲宿、平尾宿続く。本陣1、脇本陣3、旅籠54。飯盛旅籠でにぎわったという。
石神井川にかかる板橋。地名の由来になった橋だが、現在はコンクリート造り。
往時は太鼓橋だったとのこと。
仲宿に入って道は緩やかに上っていく。
文殊院。
板橋宿本陣を勤めた飯田家の菩提寺で、ご本尊の文珠菩薩坐像は寛文年間作だそう(見ることはできない)。
閻魔堂の閻魔様。
子ノ権現は足腰の神様。木槌が置いてあるけれど、これでさするのかな?
本陣跡の石柱。
板五米店到着。大正3年に建てられた。道路側に下屋庇のある土蔵造りの町家で、煉瓦の袖卯建がある。
現在は、カフェを営んでおり、ここでお昼にすることにした。
頼んだのは、平日限定の板五定食。
本日の主菜(銀鮭の西京焼き)、ぜんまいの煮物、味噌、お漬物、味噌汁、フルーツ豆かん、リンゴジュース。
このうさぎはいったいなんだろう?
と思ったらラッピーというらしい。商店街のマスコットキャラクターかな?
逆側にもいました・・・
路地を少し入ったところに平尾脇本陣跡の石柱がある。
板橋宿の問屋、脇本陣、平尾の名主を務めたのが豊田家で、近藤勇は処刑されるまで、この家に幽閉されていた。
観明寺。山門は加賀藩江戸下屋敷から移築されたもの。
八重桜が満開だ。
稲荷神社も加賀藩江戸下屋敷にあったもの。
山門脇にある青面金剛庚申塔は、寛文元年(1661)建立。
板橋駅東口前には近藤勇、土方歳三の墓がある。元隊士の永倉新八がこの供養塔を建てた(永倉の墓もここにあり)。
近藤勇は、板橋で処刑後、首は京都に送られ、胴体は板橋に埋葬された。
このあたりに平尾一里塚があったようだが(2里目)、何もなかった。
(5へ続く)
※マップは、風人社さんの「ホントに歩く中山道」を使用しました。
(2より続き)
少し進むと戸田市に入った。
戸田市のマンホール。
上に市の木のモクセイ、下に市の花サクラソウ、真ん中には戸田漕艇場のレガッタの風景が描かれている。
これは戸田の渡しの風景かな。
タイルもある。
菖蒲川を川岸橋で渡る。欄干にとだばしの花火(板橋区と戸田市の同時開催の花火大会)がデザインされている。
川の風景。
コミュニティバスの停留所があったが、この女の子は??
どうやら、tocoちゃんというらしい。戸田市コミュニティばすの戸とコをあわせた名前なのだそうだ。
水神社にお詣りしてから、戸田橋へと向かう。
江戸時代は、防衛のため荒川に橋を架けることができず、渡し船で渡った。明治8年、戸田橋が架けられると渡しは廃止。現在の橋は4代目だ。
橋を渡っている途中で、とうとう、東京都に入った!板橋区である。
続いて新河岸川を志村橋で渡る。
しばらく国道17号を歩いてきたが、旧道に入って緑道でプチ休憩。
朝食は5時過ぎだったし、歩きはじめて4時間以上たっておなかもちょっと減ってきたので、コンビニでたけのこの里を買って食べる。
国道を渡った先はまた旧道で、清水坂にさしかかる。
日本橋から出発して、最初の難所だったそうだがそんなに大変ではない。
坂の途中には間の宿があり、名主屋敷や立場茶屋があり、戸田の渡しが増水で利用できない時の待機場所ともなった。
再び国道に合流した先に、志村の一里塚がある(3里目)。
両塚残っている。
都内で両塚残るのは、ここと西ヶ原(日光御成道)だけだそう。
南蔵院。
八代将軍吉宗が荒川で鷹狩をした際に、御善所になったところ。
菊桃がちょうど満開だ。
お地蔵様。
こちらは承応2年(1653)建立の庚申地蔵。
本堂。まだ、しだれ桜が少し残っている。
縁切り榎。
男女の悪縁を切りたい時や断酒を願う際に、この榎の樹皮を削ぎ取り煎じ、ひそかに飲ませるとその願いが成就するとされ、庶民の信仰を集めた。自販機で絵馬?を売っていて、書き込んでいる人たちがいたけれど、何の縁切りをしたいのだろう・・・
(4へ続く)
※マップは、風人社さんの「ホントに歩く中山道」を使用しました。
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