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2024/05/07

【ほとけの国の美術展】(後期)

art-9 【ほとけの国の美術展】(後期) 府中市美術館

2405071

府中市美術館、春の恒例、春の江戸絵画まつり、ほとけの国の美術展の後期展示も行って参りました。

京都市二尊院の土佐行広「二十五菩薩来迎図」は前期もあり。楽しそうな雰囲気は変わらず・・・
が、そのあとの、金沢市照円寺の「地獄極楽図」の怖いこと!思わず目を背けたくなりますね。
地獄は、等活、黒縄、衆合、叫喚、大叫喚、焦熱、大焦熱、そして阿鼻。それぞれ10倍、阿鼻にいたっては1000倍苦しいとか・・・この絵を見た人たちはどう思ったことやら・・・
地獄図のあとの極楽図がなんとありがたいことか。これを見て、悪いことはするまいと決心したんでしょうか。

風外本高の「虎図自画賛」は虎のように見えて猫、仙厓義梵の「竹虎図」は猫のように見えて虎。うーん、どっちもかわいらしくて、猫のような??
仙厓は大好きなのだけど、風外本高和尚の画もなかなかよいなあ(鍾馗様の画もよかった)。
仙厓の「文殊菩薩像」は、人間っぽい。
白隠も好きなのだけど、「恵比寿図」。恵比寿さんも鯛も笑ってる?
曼荼羅は曼荼羅でも「星曼荼羅図」。なんかフツーのと違うあと思ったら、北斗七星信仰なんですね。動物は干支だろうか?

後期もありました、寒山拾得。曾我蕭白の作品は、ちょっと不気味さもある。
五代将軍綱吉の寒山拾得もあった。家光よりだいぶうまいのでは?面白みはないけれど・・・
曾我蕭白「雪山童子図」は、蕭白らしい奇抜さのある画。色も強烈だ。
河鍋暁斎の「波乗り観音図屏風」。なぜ観音様が鯉に乗っているのだろう?
仙厓「十六羅漢図」はなんかゆるすぎる・・・それがいいのだけど。
前期とは違う国芳のおたけの絵が何点か。なんかじわりとくるんですよねぇ。

円空仏は前期と同じだったけれど、何度見てもいいですね。

涅槃図。
佐脇英之「業平朝臣涅槃図」。さすが業平!まわりにいるのは動物ではなく女性なのである。

最後は動物画。
伊藤若冲の「白象図」。画面いっぱいの象。構図がいいですね。「猿蟹図」。いかにも猿が悪そうだ。
狩野栄信「牡丹子犬図」。狩野派の描くような題材ではないが・・・あまりかわいくはない。
森狙仙「猿図」。猿の画家狙仙。かわいいなあ。
俵屋宗達「狗子図」。なんかこの子犬は怖いですねぇ。
それに対して、長沢蘆雪の子犬たちはみなかわいい!
「童子にこま図」。隠れ気味にこっちを見ている子犬が一番かわいいかなあ。
「枯木狗子図」。寄り添う姿がキュート。葉っぱの赤い色がアクセントになっている。
「狗児図」のさらさらっと描いた感じもいい。
前期もあった「子犬図屏風」でおいしまい。

毎年楽しみにしている春の江戸絵画まつり。
来年は司馬江漢と亜欧堂田善だそう。これまた楽しみです。

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