【生誕130年 芹沢銈介の世界展】
art-17 【生誕130年 芹沢銈介の世界展】 日本民藝館
改装後はじめての日本民藝館。
芹沢銈介の展覧会をやっているということで、行くことに。
入口入ったところで、ぱっと目に入ってきたのが、芹沢銈介の装丁本。芹沢銈介の装丁はどれも素敵で手に取ってみたくなるけど、読む本というよりは飾っておく本かもしれない。
のれん、着物、屏風、壁掛け。
やっぱりいいですねぇ。色使いも好きなんだけれど、デザインが今見てもモダンだなと。いとはにほてとの浴衣?着てる人がいたら目立つでしょうね。デザイン的に一番斬新だなと思ったのは滝を描いたのれん。
はじめてみたものでは、「伊曽保物語屏風」がおもしろかった。イソップですね。
また、柳宗悦宛の書簡が絵手紙的で、こういうのもらったらうれしいだろうなあ。ここに描かれた民芸品の展示もあった。
芹沢銈介が蒐集した民芸品の展示もあり(静岡の芹沢銈介美術館からも多数)、センスのよさがうかがわれる。
芹沢銈介以外の展示では、欧米の木工が楽しい。
月に4回しか開館しない西館だが、ラッキーなことに今日は開館日だったので見学。
門は、栃木の日光街道沿いのにあったものを移築したという石屋根の長屋門。柳宗悦が亡くなるまで生活の拠点とした建物とのこと。
ここにも芹沢銈介の掛け軸などがあってなかなかよいのだけど、書斎が素晴らしい。古い本の匂いがして(当時と本の配列は違うらしい)、こういう場所は見ても飽きないのである。蔵書は1万冊以上あったらしい。
外観は和風建築だけれど、中は洋風なところもあり、建物好きにも是非。
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