ロバート・B・パーカー『ゴッドウルフの行方』
本日の本
book-12 『ゴッドウルフの行方』 ロバート・B・パーカー著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:大学図書館稀覯本ゴッドウルフ写本が盗まれた。総長の依頼を受けたスペンサーは学内過激派組織の女子学生テリイと接触するが、深夜、彼女からの電話で駆けつけると、死体の傍らで立ち尽くす彼女の姿が・・・
☆☆☆スペンサーシリーズ第一弾。
昔々、父親がずっと読んでいたのだが、当時ハードボイルドは基本苦手で避けていた・・・
今回読むこととなったのは、五十音順読書「ご」で見つけた本がこれだったから笑
ハードボイルド、最近読んだので言えば、ロス・マクドナルドはOK、ハメットはダメ・・・
ではスペンサーはというと、これはOK!
タフ、ストイック、そしてお料理も意外と上手そう?
なんといってもよいのは、タフ(すぎるけど)なだけじゃなくて、優しいところがよいのだ。
2作目以降、恋人のスーザンや、相棒のホークが登場してくるとまた違った感じになっていくようなんだけど・・・
ミステリー的には、なんとなく予想のつく展開ではあるけれど、警察にもマフィアにも屈せず、救おうと思った相手のためにとことん闘うスペンサーの物語を楽しめばよいのだろう。
2作目以降も読んでみたい。
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