クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』
book-14 『自宅にて急逝』 クリスチアナ・ブランド著 ハヤカワポケットミステリ
STORY:老当主が遺言状を書き換えると言い残しロッジに引っ込むが、アドレナリンの過剰投与で殺される。殺人者の足跡がなく、遺言状も消えていた。
☆☆☆コックリル警部シリーズ。
クリスチア・ブランド作品を読むのは3作目。
親族が集まる中、遺言状を書き換えると宣言した当主が殺されてしまう・・・というのはよくある展開である。
登場人物がみなどこか変でだれもが動機を持っている、というのもあよくある展開。
けれど、登場人物たちが探偵役のコックリル警部を差し置いて、謎解き合戦をするという・・・ま、もちろん解決するのはコックリル警部なわけだけど。
登場人物があれこれ言うのが目くらましになっているけれど、最初の方にヒントはあったんですね。足跡なき殺人のトリックも・・・うーん、このトリック、いけるのかな??いやいけるか笑
ラスト、ちょっと悲しいというか、まあよかったというべきなのか。最後の一文もよいと思う。
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