青梅街道歩き(第3回)上石神井~田無宿~花小金井1
先月半ばすぎに歩く予定にしていたのだけれど、インフルエンザになってしまったため延期・・・
ようやく3回目の歩きとなりました。
いつものとおり、昼前に家を出て、上石神井駅到着12時半。
そこから街道に出て、45分歩きスタート。

歩き始めてすぐ現れたのが、竹下稲荷神社。
このあたりは江戸時代中頃に開発されて竹下新田と言われていて、そのころに創建された神社という。

関前1丁目交差点をちょっと入ったところに千川上水が流れる。
五日市街道を歩いた際、境橋で玉川上水から分岐しているのを見た、ということを思い出す。
水はきれいだった。

関のかんかん地蔵到着。
江戸時代中頃に造立されたお地蔵さんだが、石でたたけば願いがかなうといわれて叩かれ続けてきたため(名の由来が叩くときの音)足が細くなってしまい、近年補修されたと。確かにそこだけ白いですね。
また細くなってはと思い、そっと叩いてきました・・・
右は胎蔵大日如来、左は勢至菩薩。

石神井西小学校前に青梅街道の石柱と説明板。
この説明は、杉並区の説明板とそれほど変わらないかな。
やがて道は二股にわかれるが右へ。

小さな御堂が。
周囲はもう違う建物がたってしまっているが、どうやらここに保谷家の屋敷があったようで、その関係の御堂なのかな?

文政9年(1826)なんとか信女と刻まれているそうで、お墓なのではということだ。
その少し先でちょっと寄り道。

下野谷遺跡である(平成27年国史跡に指定)。
この遺跡は石神井川沿いの縄文時代中期の環状集落。土杭(お墓と考えられる穴)群のある広場を囲んで、住居や倉庫などが並んでいた。
そして、こうした集落が谷を挟んでいくつかあり双環状集落と呼ばれているとのこと。
下野谷遺跡の一部が公園として整備されている。

土杭墓の復元。

竪穴式住居跡(復元)。日曜日のみ中を見学できるらしい。

ここでちょっと早いけれど、塩大福で休憩し、出発。

街道に戻って少し進むと、大きな鳥居が見えてきた。
東伏見稲荷神社である。
昭和4年、伏見稲荷大神の分霊を奉迎して創建された。

拝殿。
奉納されたお酒は、澤乃井。青梅街道をずっと進んでいけば酒蔵がありますもんね。

拝殿の裏のお塚巡り。赤い鳥居が並ぶ。
境内社はなんと20あるが、いくつか紹介。

八幡大神の鳥居は赤くない。武運、勝負運の神様。
狐ではなくて狛犬である。

お隣の愛徳稲荷大神。愛法稲荷大神の鳥居も赤ではない。

白狐社。

こちらは古い祠の納め処だそう。

佐田彦大神(方針決定の守護神)。

保食大神(食の神様)。

宇迦之御魂大神(伏見稲荷の主祭神。穀物、農業、商工業の神)。

田中大社(権太夫。勧善懲悪を司る神)。

鳥居はいったいいくつあったのだろう。
(2へ続く)
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