【江戸大奥展】
art-20 【江戸大奥展】 東京国立博物館

国立博物館平成館で開催中の江戸大奥展に行って参りました。
平日でしたが、結構な混み具合。会期末だったからでしょうか。
第1章 あこがれの大奥
まずは歴代将軍の正室のパネルから。知らない人もいたり。

そして、NHKドラマ「大奥」の衣装がずらり。冨永愛の衣装、やっぱり大きいな。


大画面のスクリーンに江戸城が映し出される。
なんといっても、楊洲周延の「千代田の大奥」が見られたのがうれしい。大奥の年中行事とか普段の暮らしぶりなどが描かれている。この中で完結する世界だったのですね。
双六もいくつか。大奥での出世がどうだったかがわかる。
第2章 大奥の誕生と構造
大奥の礎を築いたのは春日の局。座像と絵がある。
大奥の総地図があったけれど、なんと広い!大奥に入ると外に出られないということだが、これだけの広さがあれば結構な運動に??ただ、正室や側室などはそんなに歩きまわったりはしなかったんでしょうね。女中は1000人以上いたとか!!
絶大な権力をほこった御年寄瀧山の遺品も。豪華だけれど、駕籠はそれほど豪華ではないかも?
第3章 ゆかりの品は語る
桂昌院(お玉の方)関連の品。綱吉の母であるお玉の方は、八百屋の娘で、側室にまでなり、玉の輿の由来ともなった人物。
綱吉が側室瑞春院に送った、刺繡掛袱紗のきれいなこと!そして刺繍が細かいこと。
天璋院篤姫と和宮関連。
調度品もすごいのだけれど、着物のなんとゴージャスなこと。目の保養になりますね。
第4章 大奥のくらし
和宮が江戸へ下向した行列を描いた絵巻。中山道をいったわけだけど、結構険しい峠越えがいくつもあったし、道も狭かったしで、大変だったんでしょうね。
すらり並んだ着物。季節ごとの装いがわかる。これまたうっとり。
綱吉の性質浄光院 (鷹司信子)が乗ってきた竹葵牡丹紋散蒔絵女乗物は豪華。瀧山のと格段に違う。
欲しくなったのは薩摩切子雛道具。こういう小さなお道具好きなので。


最後は歌舞伎衣装。坂東三津五郎に弟子入りした女性歌舞伎役者の坂東三津江のもの。役者の着物なので、鮮やか。一番気に入ったのは的に矢があたっているもの。エビもインパクト大。
豪華絢爛な大奥の展示。
本日で終了です。
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