【小林徳三郎展】
art-4 【小林徳三郎展】 東京ステーションギャラリー

東京ステーションギャラリーで開催されている小林徳三郎展に行って参りました。
小林徳三郎という名前になじみはなく・・・いくつかは作品を見たことがありそうだけど・・・ほぼはじめましての画家である。
フュウザン会、春陽会で活動、木村荘八や萬鉄五郎と親しかったようだ。
1. 洋画家を目指して
若かりし頃はまだ画風が確立しておらず、いろんな作風で、また水彩、油彩、木版画、エッチングと模索していく。
のちの妻となる政子を描いた作品も多い(のちの子供の絵を見ると、子供は奥さんに似てるのだなあと思う)。「胸」もその一つ。
ダンスホールやサーカス、曲芸などを題材とすることが多かったよう。
2. 大正の大衆文化のなかで
フュウザン会解散後、表紙画や装幀などを手掛ける。ゴーギャンぽい画もあった。
また、松井須磨子が看板女優だった芸術座の舞台美術の仕事もしていた。これは貴重な資料かも。
劇団の仕事をやめたあとは教師をつとめつつ、子供向けの印刷物の仕事にも取り組む。
3.画壇での活躍
「鰯」を描いて注目され、「鰯の徳さん」と慕われるようになった徳三郎。
鯵や鯛もあったけれど、鰯の絵がとてもよい!マグネットも購入。おいしそうなのだ。
この頃から自分の子供をモデルにした作品をたくさん描いた徳三郎。次男をモデルとした「金魚を見る子供」2枚、「花と少年」が印象的。次男の成長がよくわかるのだけど、成長するにしたがって、なんかつまんないなあという表情に・・・絵のモデルがいやになったんだろうか?
気に入ったのは、「鳥籠」、「西瓜」。静物画いいですね。
4. 彼の日常、彼の日本
結核で療養生活を送った徳三郎。この時期からちょっと画風が変わった感じだ。
終戦直前、空襲で自宅が消失、後援者の箱根の別荘に滞在中に風景画をよく描いている。
「海」は国立近代美術館に所蔵された洋画部門の第一号の油彩画なのだそう。夕方の海だろうか。赤い海がきれいだ。

「渓流」が何枚かあったが、一番好きなのはこれ。

最晩年の「風景」は穏やかな景色でよいなあと思う。
※本日でこの展覧会は終了しました。
« 府中:とんから亭 府中若松店 | トップページ | 東京:板前バル 東京駅店 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 【小林徳三郎展】(2026.01.18)
- 【小出楢重 新しき油絵展】(2026.01.11)
- 国立西洋美術館 初展示&新収蔵作品(2026.01.05)
- 【デューラー「三大書物」の木版画展】(2026.01.04)
- 【オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語展】(2026.01.03)


コメント