【ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界展】
art-11【ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界展】 サントリー美術館

サントリー美術館で開催されている河鍋暁斎展に行ってまいりました。
今回の展覧会はロンドンの画商、イスラエル・ゴールドマン氏のコレクションから約110点もが来日。その半数以上が日本初出品となればいかざるをえません。
第1章 ゴールドマン・コレクションのスターたち
「象と子熊」からスタート。この作品はゴールドマン氏が暁斎のコレクションをはじめるきっかけになった作品。売ってしまったものを何年かかけてわざわざ買い戻したという。
子熊は以前は狸と言われていたのが、最近になって子熊にあらためられたのだそうだ。どっちにも見えるけれど、いずれにせよかわいらしい。
暁斎といえば蛙、ということで何点もある。「蛙の学校」はスズメの学校みたいになんかかわいらしい。
猫も擬人化されていて「鯰の船に乗る猫」は風刺画的な意味合いも。

「百鬼夜行図屛風」。あらゆる怪物、鬼が集合。おもしろい。

「地獄大夫と一休」は1点、以前も見ているが、骸骨が三味線をひいているというのがシュール。そして着物の柄がすごいのだ。
「幽霊図」が怖いのだが、亡くなった妻の死顔の写生をもとにしたという・・・画家ってそこまでするのかという。
第2章 けもの
蛙の絵がいくつも。ユーモアたっぷりだけど、「蛙の射的場」はよくよく見るとちょっとブラックな気も。
そして猫。
「鯰の曳物を曳く猫たち」。これは結構好き。

「猫と鯰の頭」。これは風刺画なんですね。鯰の頭が役人、猫が芸者とか。

「蝶と菊に猫」。これはかわいい。
「猫又図」。踊る猫又!
虎も猫だなあ。
第3章 ひと
「暁斎絵日記」。暁斎はずっと絵日記をつけていたとか。全部見てみたいものだ。今回出ていたのは、コンドルが寝そべっているところ。正座が無理で寝そべっているんだそう。
「月下骸骨宴会図」「三味線を弾く洋装の骸骨と踊る妖怪」。なんだか楽しそうな骸骨たちだ。
第4章 おに
「酒のツマミに鰹を準備する鬼」も「鬼に酒肴図」も鬼が全然怖くない。酒好きだった暁斎は鬼はお酒好きということで、自分を鬼の姿に重ねたらしい。
鬼がむしろかわいらしい。
第5章 かみ・ほとけ
竜頭観音や白衣観音は正統的な絵だけれど、かみやほとけもユーモラスに描いた暁斎。
「恵比寿を描く大黒」など七福神がなんだか楽しそう。
「達磨図」は目力強し!
第6章 版画の名品
ゴールドマンは浮世絵専門の美術商とのことで、状態のよい作品が多いとのこと。
「風流蛙大合戦之図」はダイナミック。発色もよし。
「象の戯遊」も動きがあっておもしろい。
楽しい展覧会でした。
是非どうぞ。
« マウリツィオ・デ・ジョバンニ『P分署捜査班 寒波』 | トップページ | 新宿:神座 京王モール店 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 【ウジェーヌ・ブーダン展】(2026.05.31)
- 【ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界展】(2026.05.17)
- 【クロード・モネ ―風景への問いかけ展】(2026.05.05)
- 【夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展】(2026.05.01)
- 【下村観山展】(2026.04.12)


コメント