映画・テレビ

2023/03/18

第95回アカデミー賞授賞式を見て

最近はほとんど映画が見られない状況なのだが、アカデミー賞は毎年楽しみ。

今回の司会はジミー・キンメル。
意外と好きな司会者だけど、ちょいすべってるところもあったかな・・・
最後にいつものマット・デイモンねたが出たのは楽しい。

今回もいろいろな意味で驚きと感動に満ちた授賞式。

まずは、「エブリシング・エルリウェア・オール・アット・ワンス」(通所エブエブ)の7冠。
おもしろそうな映画だけれど、まさか作品賞までとるとは!
アカデミーはもっとまじめな映画が好きそうと思っていたので・・・

そして、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞はすべてエブエブへ。

主演女優賞は、初のアジア人女性受賞者となったミシェル・ヨー。
この人、アクションがカッコいいですよね~
助演女優賞は、ジャーミー・リー・カーティス!トニー・カーティスとジャネット・リーの娘にして、ホラークイーン。名コメディエンヌ。大ファンなのでうれしい。
助演男優賞は、キー・ホワイ・クワン。「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」や「グーニーズ」の子役として活躍したものの、その後俳優としてではなく、裏方として映画に関わり、この作品で完全復活!スピーチが感動的だった。ラスト、作品賞の発表でエブエブの関係者が壇上に登った際、プレゼンターのハリソン・フォードと抱き合う姿にも感動。

主演男優賞は、これまた大復活のブレンダン・フレイザー。「ハムナプトラ」シリーズ大好きだったんだよな~
私生活の数々の不幸による心身の不調からのカムバック。何よりだ。

脚色賞受賞のサラ・ポーリーにも拍手を!
女優としての出演もしてほしいなあと思うのだけど、やはり監督や脚本家に転身しちゃったのかな・・・

いやーやっぱり映画を見なきゃ!

 

2022/12/26

「美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント」

本日の映画


movie-10 「美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント」 BEAUTY AND THE BEAST: THE ENCHANTED CHRISTMAS 1997年米

DIR:アンディ・ナイト
CAST(声の出演):ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、アンジェラ・ランズベリー、ジェリー・オーバック、デヴィッド・オグデン・ステアーズ、バーナデット・ピータース、ティム・カリー
STORY:ベルはクリスマスを祝おうと計画するが、自分の権力を保とうとする、パイプオルガンに変えられてしまったフォルテに邪魔されてしまうが・・・

☆☆☆OVA作品。

「美女と野獣」の続編・・・と聞いていたけれど、「美女と野獣」では描かれなかったエピソードなので、続編というよりは番外編かな。

「美女と野獣」はディズニーアニメの中で一番好きな作品で、実写版も好き。
これもずっと見る機会がなかったのだが、クリスマスの出来事を描いているということで、今回ちょうどいいやと思い見ることにした。
いや~この時期に見てよかったなと。クリスマス感たっぷり!

ベルが逃げ出しオオカミに襲われそうになったところを野獣が助けて城に戻ったあとのお話として描かれているのだが、本編にないキャラクターもいろいろと出てくるし、新曲も五曲ほど。

クリスマスにぴったりなあたたかいエピソード満載で、これはこれで楽しい。

声優さんも、チップ役の子をのぞいて本編と同じなのもいいですね。

これを見て、実写版をまた見て感動笑
アニメ版も入手しようかな?

2022/12/21

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

本日の映画


movie-9 「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」 SOLO: A STAR WARS STORY 2018年米


DIR:ロン・ハワード
CAST:オールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、タンディ・ニュートン、ポール・ベタニー
STORY:銀河帝国の暗黒支配から逃れるべく幼なじみのキーラと脱出をはかるも失敗したハン。帝国軍の歩兵として戦場に送られたハンはチューバッカと出会う。

☆☆☆スター・ウォーズ外伝。

ワタクシはスター・ウォーズの4~6の大ファンなので、主要登場人物のハン・ソロの若い頃が描かれるというので楽しみにしていた。

ハン・ソロがなぜ皮肉屋になったのか、あの船を乗り回すようになったいきさつは?というのがわかってなるほどねと思ったり・・・
それより、チューバッカが盟友となった経緯がわかっておもしろかったり・・・
と、スター・ウォーズファンとしてはうれしいストーリーになっている。
でも、これから見た人は、全然ニヤリとはできないですね。ある程度知っていないと楽しめない気がする。

そして、最大の欠陥は、ハン・ソロがイメージと違うということ。
ハリソン・フォードのイメージになっちゃってるんで、いくらエアエンライクが頑張っても・・・ま、見てる方の問題と言えなくもないけれど。
せっかくのハワード監督なのに、なんだかな~
次に続くって感じだったけれど、その後は作られそうにない気がしますね。興行的にも失敗だったらしいし。
W・ハレルソンは彼らしい役でよかったのに、残念。

2022/09/03

「トロン:レガシー」

本日の映画


movie-8 「トロン:レガシー」 TRON: LEGACY 2010年米


DIR:ジョセフ・コシンスキー
CAST:ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド、マイケル・シーン、ブルース・ボックスライトナー
STORY:EMCOM社CEOフリンが姿を消して20年。息子サムのもとに父ケヴィンからメッセージが届き、昔父が営んでいたゲームセンターにいくとコンピューターシステムに入り込んでしまう・・・

☆☆☆1982年「トロン」の続編。

よもや続編ができると思っていなかった映画の続編である。
前作は世界で初めて本格的にCGを導入した作品。
とはいえ、この頃の映像を見返してみると、やっぱりまだまだなんですよね。当時は革新的だったのだろうけれど。
そして、前作は2回見たのだけど、2回とも、それほどおもしろくはないなーと思ったのだった。
なので、続編もどうかなあと・・・

結論的に言うと、前作よりおもしろかった。
ストーリーもよかったし(父と子の関係とか)、もちろんCGは格段の進歩を遂げていて、迫力満点のレース映像、バトル映像を見ることができる。

それに、ジェフ・ブリッジスがまた出演しているのがうれしい。
CGで若い頃のジェフも再現されていて、いや、確かに若い頃はあんなだった!味わいがあるのは年をとったジェフだけど・・・
あくまで主演はG・ヘドランドなんだけれど、圧倒的な存在感はジェフだ。
なんと、B・ボックスライトナーまで出演していてこれまたうれしい。

きちんと前作を踏襲しての今作なので、やはり前作を見てから鑑賞した方がよろしいかと。

2022/08/18

「瞳の奥の秘密」

本日の映画


movie-7 「瞳の奥の秘密」 EL SECRETO DE SUS OJOS 2009年アルゼンチン スペイン

DIR:フアン・ホセ・カンパネラ
CAST:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、パブロ・ラゴ、ハビエル・ゴディーノ
STORY:刑事裁判所を定年退職したベンハミンは25年前の殺人事件を小説にしようと、かつての上司である検事イレーネの元を訪れる。25年前、被害者の夫が日々犯人の発見に執念を燃やす姿を見たベンハミンは、いったん終了となっていた捜査を再開するが・・・

☆☆☆アカデミー外国語映画賞受賞作。
公開された時から見たかった映画をようやく見ることができた。

アルゼンチン映画は数本しか見たことがないが、その中で一番おもしろい映画だった。
アカデミー賞会員が好む映画なのかな~というのはちょっと疑問だったけれど・・・

基本はミステリー。
現在と25年前を行き来しながら、25年前の残忍な殺人事件の真相に至るまでの道筋と、その後が描かれる。

ベンハミンの部下パブロはアル中で、捜査の邪魔になったり、パブロのせいでベンハミンが窮地に陥ったり・・・しかし、パブロの見事な推理で、犯人逮捕のきっかけをつかむ。上司イレーネの挑発により、犯人は思わず自白。これで解決と思いきや・・・
犯人は釈放されてしまうのだ。
当時、アルゼンチンは政情不安で、政治腐敗が進んでおり、理不尽な結果に、でもベンハミンにはなすすべはない。
その後の事件により、この件から手をひかざるをなかったベンハミンが25年後に知った真実は・・・
これは驚きだったが、考えてみるとヒントはあったんですね。登場人物の発言の中に。

そして浮かび上がってくるのは、この映画が愛の映画だということ。
妻を殺された夫の愛の物語、そして、ベンハミンの愛の物語と。
決してすっきりする結末ではないのだけれど、一方の愛の物語はもしかして・・・という余韻を残す。

早く見ればよかったな~

2022/07/29

「ワンダーウーマン 1984」

本日の映画

 

movie-6 「ワンダーウーマン 1984」 WONDER WOMAN 1984 2020年米

DIR:パティ・ジェンキンス
CAST:ガル・ガドット、クリス・パイン、クリステン・ウィグ、ペドロ・パスカル、ロビン・ライト、コニー・ニールセン
STORY:1984年。ダイアナはスミソニアン博物館で考古学者として働く傍ら、ワンダーウーマンとして人々を救っていた。なんでも願いがかなうという石を手に入れた実業家マックスの恐るべき陰謀により、世界崩壊の危機が訪れるが・・・

☆☆☆コミックヒーローもの第2弾。

1作目は第一次世界大戦下だったが、今回の舞台は冷戦下の1984年。
ワンダーウーマンは年を取らないんですね~
前作では人間の世界に初めてきて、世間知らずだったダイアナも、スマートな知的美人考古学者として登場、さらに魅力アップ!
もちろん、アクションもキレッキレでカッコいい。

しかし、2時間半はちょっと長いかな~
長いのもあってか、ラスト近くの戦いが案外盛り上がらないのだ。
敵の一人=チーターとの戦いがいまいちなのと、実業家マックスとの絡みもえ?それで終わっちゃうの?と思ってしまったし。

でも、まさかのスティーブ(クリス・パイン)再登場はうれしかった!
ダイアナとのシーン、せつなくなる・・・

そして、ラストに、なんとねーあの人が登場!!
ずいぶん年をとったけれど。これはもっとうれしい。

3作目もできるのかな?

 

2022/03/21

「ワンダーウーマン」

本日の映画


movie-5 「ワンダーウーマン」 WONDER WOMAN  2017年米

DIR:パティ・ジェンキンス
CAST:ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト、ダニー・ヒューストン、デヴィッド・シューリス、コニー・ニールセン
STORY:女性だけが暮らすアマゾネスの島に生まれ育ったプリンセスのダイアナ。外界から隔絶されている島にパイロットのスティーブが不時着。スティーブからドイツ軍の恐るべき野望を聞き、阻止すべく島を出るダイアナだったが・・・

☆☆☆コミックヒーローもの。

昔、リンダ・カーター主演のテレビシリーズがあったのは知っているのだけど、実際見たことはなかった。
強い女性ヒーローの話なんだよねというのは知っていたけれど、ふーん、こういう話だったんですね。

そして、勝手にマーベルコミック系かと思ってたら、違った!
スーパーマンとかバットマンなどのDCコミック系なんですねぇ。

アマゾネスのプリンセスという設定なので、人間界にくるとなんとも世間知らずで、ユーモアがうまれるし、スティーブとのロマンスなどもはさんでいるので、ずっと深刻なお話ではないところはいいですね。

ダイアナを演じるガル・ガドットがカッコいいんですね~
イスラエルの女優さんなのだが、イスラエルは兵役があって2年間軍隊生活を送っており、役作りに役立ったとのことで、アクションはなかなかにキレがありますね。

敵はゼウスの息子の軍神アレスなので、圧倒的に強いかと思いきや・・・
そうでもなかった!演じるのがシューリスなので、なんかあまり強そうじゃないという・・・そこがちょっと物足りなかったけれど、まずまずおもしろい映画だった。

 

2022/03/08

「奇跡のシンフォニー」

本日の映画


movie-4 「奇跡のシンフォニー」 AUGUST RUSH  2007年米


DIR:カーステン・シェリダン
CAST:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リス=マイヤーズ、テレンス・ハワード、ロビン・ウィリアムズ、ウィリアム・サドラー
STORY:孤児院で育ったエヴァンは生まれつきの絶対音感の持ち主。ある日、両親を探すべく孤児院を飛び出したエヴァンは元ストリート・ミュージシャンに才能を見いだされるが・・・

☆☆☆ファンタジックな感動ドラマ。

「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア君主演。これはフレディ君のために作られた映画なんですね。


天才的な音楽の才能を持つ少年が、音楽を通じて両親を探す・・・というドラマなのだけど、はっきり言ってできすぎなんですね。
そんな偶然が??というのの連続で、いやいや嘘でしょってついつい突っ込んじゃうんですよ、見ていて。
といいつつ、ラストは感動の嵐という・・・
なんだかんだのせられてしまったんだろうか。
見終わっても臭いドラマだなあと思いましたが。

しかし、さすがですね、フレディ君。こういうちょっと不幸な役がぴったり。T・ハワードとか、W・サドラーとかうまい脇役も揃っているけれど、なんといっても存在感があるのは、故R・ウィリアムズ。孤児たちを使って稼がせ、搾取する悪人・・・オリバーツイストみたい!・・・なかなか強烈。

音楽が好きな人が見るとさらに感動が増すかも・・・

2022/03/01

「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル」

本日の映画


movie-3 「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル」 THAT DARN CAT  1965年米

DIR:ロバート・スティーヴンソン
CAST:ヘイリー・ミルズ、ディーン・ジョーンズ、ドロシー・プロヴァイン、エルザ・ランチェスター、フランク・ゴーシン、ネヴィル・ブランド、ロディ・マクドウォール
STORY:パティの飼い猫の首に時計が巻き付けられて帰ってきた。パティは、人質にとられた銀行員と考え、FBI捜査官ケルソーと猫のあとを追うが・・・

☆☆☆サスペンスコメディ。
ディズニー映画なので、サスペンス色弱め、コメディ色強め。
人は死なないし、全体にゆるーく進行する。安心して見られますね。

主演は子役スターとして活躍していたH・ミルズと顔芸?がお得意のD・ジョーンズ。当時二人ともディズニー映画にたくさん出ていたっけ。

この二人のやりとりもおもしろいけれど、ゴーシン、ブランドのどこか間抜けた悪党のぼけつっこみも楽しいし、マザコン!R・マクドウォールも笑える。
けれど、なんといっても大笑いなのは、お隣さん役のE・ランチェスター。
これが、まるで奥様は魔女のお隣さん・・・おせっかいで知りたがりのグラディスさんにそっくり!旦那さんとのやりとりまでそのもので、これ、どっちが先なのかなあ。

FBIが猫を追いかけるところはちょっと泥臭いドタバタになってしまっているけれど、予想通りの展開でしょう。

しかし、なんといっても猫が芸達者なこと!
全部いいところを持っていってしまう(笑)
どうやら「三匹荒野を行く」にも出ていたタレント猫さんらしいですね。

やっぱり動物には勝てません・・・

 

2022/01/27

「若き日のリンカン」

本日の映画


movie-2 「若き日のリンカン」 YOUNG MR. LINCOLN  1939年米


DIR:ジョン・フォード
CAST:ヘンリー・フォンダ、アリス・ブラディ、ドナルド・ミーク、ウォード・ボンド
STORY:独学で法律を学んだエイブラハム・リンカーンは、殺人事件の犯人として逮捕された兄弟の弁護を買って出るが、圧倒的に不利な状況だった・・・

☆☆☆若き日のリンカーン大統領を描いたドラマ。

雑貨屋だったリンカーンが、独学で法律を学び、恋人の死をきっかけに町に出て弁護士となる。
これは史実に基づいたお話だが、ここからはどうやらフィクションらしい。

殺しの犯人として逮捕された兄弟をリンチにかけて殺そうとする群衆を巧みな演説によってなんとか沈静化するリンカーン。そうそう、リンカーンってうまい演説で有名だったんだっけ。

そして後半は法廷ドラマへ。
舞台が法廷に移ってからは、ミステリードラマに。
圧倒的に不利な状況をいかにくつがえし、被告人を無罪とするか・・・しかも真犯人を追い詰めるという。迫力があってなかなかおもしろかった。

だんだん見ているうちにヘンリー・フォンダがリンカーンに見えてきたぞ!長い足を組んだところなんぞ、あの銅像に似てるじゃないですか(笑)髭はないけども。
そして、のちに奥さんとなるメアリーも登場しているのだけど、悪妻だったんですかね・・・

祭りの場面、リンチにしようと群衆が集まってくるところなど、フォード監督らしい場面もたくさんあって、ニヤニヤしちゃいました。

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