映画・テレビ

2018/02/16

「大いなる陰謀」

本日の映画

大いなる陰謀<特別編> [DVD]
movie-3 「大いなる陰謀」  Lions For Lambs  2007年米

DIR:ロバート・レッドフォード
CAST:ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズ、マイケル・ペーニャ、デレク・ルーク、アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・バーグ
STORY:上院議員アーヴィングは大統領になるという野望を抱き、世論の支持を得ようと、女性ジャーナリストのロスへ売り込みをかけるが、ロスはアーヴィングが隠すある真実に気づく。

☆☆☆R・レッドフォード監督製作作品。

R・レッドフォードはいろいろな映画を撮ったり作ったりするけれど、ちょくちょく政治的・社会的な映画が混じりますね。これもそうした作品。
自らも出演しているけれど、M・ストリープ、T・クルーズと大スターをそろえ、大作に仕上げてはいるのだけど・・・

ちょっとアンバランスかな。
対テロ戦争戦略を打ち出して、大統領になろうともくろむ政治家(クルーズ)と、裏に仕組まれた真実を暴こうとする女性記者(ストリープ)の心理的な駆け引きのドラマと、理想をもって戦場へと赴く若者と、教え子の選択にとまどう大学教授(レッドフォード)のドラマが交錯するのだけれど、うまくかみ合ってないんですね。

腹黒な政治家アーヴィングと女性記者との駆け引きはハラハラするものがあって見応えはあるのだけれど(T・クルーズ、案外こういう役似合うな。満面の笑みをたたえつつ悪い奴という)、崇高な目的を持って戦地へと行くものの、その理想はあっという間に打ち砕かれ、無駄死にしてしまう悲劇の方が胸を打つ。
そこにレッドフォードの批判精神を見ることができるのだけれど、やはりもうちょっと二つのストーリーがうまくかみ合わなかったのかなあと思う。

ちょっと残念だなあと思った映画でした。

2018/02/09

「スルース」

本日の映画

スルース 【探偵】 [DVD]
movie-2 「スルース」  Sleuth 2007年米

DIR:ケネス・ブラナー
CAST:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
STORY:ベストセラー作家ワイクの豪邸に若手俳優ティンドルがやってくる。彼はワイクの妻マギーの浮気相手だった。贅沢な妻を満足させるため、宝石を盗みだすことをティンドルに提案するワイクだが・・・

☆☆☆「探偵〈スルース〉」のリメイク。

オリジナルは今作のケインの役がローレンス・オリヴィエ、ロウの役がケインだった。
アンソニー・シェイファーの戯曲の映画化で、二転三転のストーリーと、二人の演技派の演技合戦がとてもおもしろかった。

そして、このリメイク。
細かいところは違っているものの、おそらく大筋は同じだろうし、J・ロウはあまり得意ではないのでどうかな~と思いつつ見た。

でも、意外と楽しめましたね。
M・ケインvsJ・ロウの演技合戦もなかなかのもので、緊張感漂う画面の連続。何しろ登場人物は2人。演技がだめだめだったらそりゃ目もあてられられません・・・

これでねー、ストーリーを知らなかったらもっともっと楽しめたことでしょうね。
やはり、オリジナルを見た時の方が衝撃度は高かったし、ストーリー的にもオリジナルの方がさらなるひねりがあってよかったかな~

やっぱりリメイクって難しいですね。


2018/02/06

「この道は母へとつづく」

本日の映画

この道は母へとつづく [DVD]
movie-1 「この道は母へとつづく」  Ital Ianetz  2005年露

DIR:アンドレイ・クラフチューク
CAST:ユーリャ・スピリドノフ、マリヤ・クズネツォーワ、ダーリヤ・レスニコーワ
STORY:極寒のロシア孤児院の孤児たちにとっては裕福な家庭の用紙になることが唯一の希望だった。養子先が決まったワーニャもいったんは喜ぶが、ひょんなことから本当の母親に会いたいという気持ちが抑えきれず、ついに脱走してしまう。

☆☆☆実話を元にした映画。

これが現代の話だというので驚きますね。
多少誇張はあるにしても・・・

孤児院の職員たちは養子を斡旋することでお金を稼ごうとしているし、子供たちはボス格の少年らに牛耳られ上納しなければならない。女の子たちは売春で稼いでいる。

なんの希望もないまま、裕福な家に引き取られることだけを望む子供たちだが、主人公の少年は実母が生きていることを知って、とにかく会いたいと無謀にも脱走するのである。
しかしたった6歳。
たった一人でたどりつけるはずもなく・・・

でも、世の中捨てたもんじゃないのですね。
孤児院の職員たちのような悪い大人もいる一方、助けてくれる大人たちもいるわけで、いろいろありながら、次第に母親へと近づいていく。

その過程は一種の冒険映画のようでもあって、はらはらどきどき・・・
結末は甘いという声もあるようだけれど、実話ですからね。奇跡もあるのです!

2018/01/28

第90回アカデミー賞ノミネート

アカデミー賞の季節がやって参りました~
先日ノミネーションの発表があったので、例によって勝手な予想をしてみます。

〈作品賞〉
今年も作品のノミネート。
本命は迷ったけれど、「シェイプ・オブ・ウォーター」。ちょっとファンタジックな作品はどうかなとは思ったが・・・
対抗馬は、「スリー・ビルボード」。こういうドラマの方がオスカー向け?
穴は「ダンケルク」。これまたアメリカ人好みっぽい。

〈監督賞〉
本命は「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ。独特の美学が好みが分かれるところかと思うが、作品賞がいくならば・・・
対抗馬は「ダンケルク」のクリストファー・ノーラン。ワタクシはこの人の映画は大好き。
穴は「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ。女性監督がもっと増えるといいなという希望をこめて。

〈主演男優賞〉
本命は「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」のゲイリー・オールドマン。こういうなりきり演技ってオスカーに強い。
対抗馬は「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ。フレッシュさに期待して!
穴は「ファントム・スレッド」のダニエル・デイ=ルイス。これで引退とは寂しい限り・・・

〈主演女優賞〉
本命は「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンス。地味な演技派だけど、この役はぴったりな模様。
対抗馬は「スリー・ビルボード」のフランシス・マクドーマンド。この人も演技派。2度目の受賞も大いにありうる。
穴は「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン。いつかは受賞するんだろうなあ。

〈助演男優賞〉
本命は「The Florida Project」のウィレム・デフォー。そろそろこの人にもあげたい!
対抗馬は「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェル。昔から気になっていた俳優さん。
穴は「シェイプ・オブ・ウォーター」のリチャード・ジェンキンス。名バイプレーヤー。

〈助演女優賞〉
本命は「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャニー。目力がすごいです!
対抗馬は「レディ・バード」のローリー・メトカーフ。この人も出ると印象を残す女優さんだ。
穴は希望をこめて「マッドバウンド 哀しき友情」のメアリー・J・ブライジ。歌手として大好きなので。

授賞式が楽しみです!

2017/12/22

「フィクサー」

本日の映画

フィクサー [Blu-ray]
movie-31 「フィクサー」  Michael Clayton 2007年米

DIR:トニー・ギルロイ
CAST:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック、マイケル・オキーフ、デニス・オヘア
STORY:大手法律事務所のフィクサーを長年つとめてきたマイケルは、農薬会社への集団訴訟で企業側を担当する弁護士アーサーが奇行に走り、会社を困惑させるという事態の収拾を任される。アーサーが会社を敗北させる決定的な証拠をつかんでいることを知るが、社内弁護士カレンもそのことに気づいて・・・

☆☆☆サスペンススリラー。

何となく勝手なイメージで、巨悪と戦うカッコいい弁護士の話・・・と思っていたのだが・・・
全然違っていた。

主人公マイケルは大手の法律事務所に勤めながら、弁護士としての仕事はやらせてもらえず、もっぱらもみ消し屋=フィクサーの仕事をしている。
きっと、弁護士として仕事をしたいと思っているのだろうけれど、私生活では問題山積みで、ギャンブルがやめられない上に、いとこの借金まで背負う羽目に陥り、汚い仕事をやらざるをえない。

そんな中、同僚弁護士のアーサーが良心の呵責に耐えかね、壊れてしまう。
そして、会社の悪を告発しようとして消されてしまうのだ。

会社の利益を守るべく画策する女性弁護士役は、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞したT・スウィントン。どちらかというと、冷たい役が似合う女優さんだが、この映画では冷徹な弁護士でありながら、内面はあせり、不安でいっぱいで揺れ動く感情をちらりとみせる役柄を見事に演じている。出演場面がそう多いわけではないけれど、大きな印象を残す。
印象的という意味では、アーサーを演じたT・ウィルキンソンもですね。

やがて、マイケルも正義に目覚めることになるのだけど、ラストはちょっとすっきりしなかったなあ。
いや、めでたし、めでたしなのだろうけれど、このあとのマイケルがどうなるのか・・・
ま、すっきりしないのは最後だけじゃなくて、展開も少々もたつくところがあって、手に汗握る、というところまでいかなかったのが残念。

こういう社会派映画、G・クルーニー好きそうだなあ。

2017/12/19

「エリザベス:ゴールデンエイジ」

本日の映画

エリザベス:ゴールデン・エイジ [Blu-ray]
movie-30 「エリザベス:ゴールデンエイジ」  Elizabeth:The Golden Age  2007年英仏

DIR:シェカール・カブール
CAST:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、リス・エヴァンス、アビ・コーニッシュ、サマンサ・モートン、トム・ホランダー、エディ・レッドメイン
STORY:エリザベス1世が統治するイギリス。イギリスを手に入れようと画策するスペイン国王フェリペ2世、正当な王位継承権が自分にあると主張するスコットランド女王メアリーなどエリザベスを悩ます事柄が続出する中、冒険家のローリー郷に惹かれていくが・・・

☆☆☆「エリザベス」の続編。

前作はK・ブランシェットの出世作。
圧巻の演技でしたね。

続編もまさにケイトのためにある映画という感じで・・・
いろいろなエピソードが盛り込まれ、いろいろな名優が出る中で、やっぱり圧倒的な存在感のケイト。
名優J・ラッシュもかすむという・・・

ちょっとエピソードを詰め込みすぎて、一つ一つが薄くなってる感は否めないのだけど、この時代のイギリス史は一通り学べますね。

しかし、恋愛にちと尺をとりすぎたような?
女王の一人の人間・・・女性としての脆さは描かれていたとは思うけど。

でも戦うシーンの方がかっこよくていいなあ。

おもしろかったけれど、やはり前作の方が上かなと。

2017/11/22

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

本日の映画

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 [Blu-ray]
movie-29 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」  Sweeney Todd:The Demon Barber Of Fleet Street  2007年米

DIR:ティム・バートン
CAST:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、アラン・リックマン、ティモシー・スポール、サシャ・バロン・コーエン
STORY:19世紀ロンドンで理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らすベンジャミン。妻に横恋慕したターピン判事によって無実の罪で流刑となってしまう。15年度脱獄に成功ロンドンに戻るが、妻は自殺、娘は幽閉されていると聞いたベンジャミンは復讐を誓う。

☆☆☆ブロードウェイの舞台の映画化。
都市伝説が元ネタらしいですけどね。

いや~実に悪趣味な映画。
と、いつもT・バートン映画を評する(褒め言葉)のだが、今回はちょっと悪趣味すぎる気もしますね。

ミュージカルは大好きだし、バートン監督とJ・デップのコンビネーショーン、プラス、H・ボナム・カーターとくれば、絶対おもしろいはずと思ったのだけど・・・
確かにコミカルな要素もあり(H・B・カーターが主に担当)、歌もまあ悪くはないのだけど(絶賛するほどではなし)、なんでだろう?

ワタクシ的にちょっとグロすぎるのと、今までのバートン映画ほどのユーモアが感じられなくて、ひたすら暗いだけだった・・・というのが乗れなかった理由かなあ。
もうちょっと見せない工夫があってもよかったのではないかと。

絶対このコンビ向きの映画だと思ったんですけどね。

まあ、歌うA・リックマンや、今回もクセのある役どころのH・B・カーターが見られただけでもうれしいのだけど、ちょっと残念だった。

2017/10/20

「ツーリスト」

本日の映画

ツーリスト [Blu-ray]
movie-28 「ツーリスト」  The Tourist  2010年米仏

DIR:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
CAST:アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、スティーヴン・バーコフ、ルーファス・シーウェル
STORY:傷心を癒やすべくヴェネチアに向かったフランク。途中、見知らぬ美女エリーズに話しかけられ、行動を共にするフランクだったが・・・

☆☆☆ロマンティックミステリー。
ってことでいいよね?

フランス映画「アントニー・ジマー」のリメイクだそうなのだが、つかみはなかなかよろしい。
巻き込まれ型ミステリーで、ロマンスもからむ予感?
これ、好きなタイプの映画じゃない?ジョニデ&アンジーってのも期待できるし。
いや、わくわくするなあ・・・

と思っていたら、次第に雲行きが怪しくなり・・・
なんじゃ、その結末!
そのオチ!
不自然すぎるでしょ!

いやまあ、ジョニデが出てるんだから、ただじゃ終わらないだろうとは薄々は思っていたけれども、これはないよなと。

もうこの頃からアンジーはやせ細って見ていてつらいし。
キャストでよかったのは、P・ベタニー、T・ダルトン、R・シーウェルといった面々。つまり主役の2人以外。

この監督の前作「善き人のためのソナタ」は傑作だったのに、これはな~

2017/10/06

「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」

本日の映画

Mr. ビーン カンヌで大迷惑?! [Blu-ray]
movie-27 「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」  Mr.Bean's Holiday  2007年英

DIR:スティーヴ・ベンデラック
CAST:ローワン・アトキンソン、エマ・ドゥ・コーヌ、ウィレム・デフォー
STORY:教会のくじで南フランス滞在一週間とビデオカメラをあてたビーンは早速カンヌへと向かう。ロシアの映画監督とその息子と知り合うが、ビーンのせいで親子ははぐれてしまい・・・

☆☆☆ミスター・ビーンの映画化第2弾。

昔、Mr.ビーンのテレビシリーズは好きでよく見ていたものだが、映画第2弾はちょっとイマイチ・・・
なので、第2弾もどうかな~と思っていた。

やっぱり、長尺になるとビーン、ちょっと辛いというか・・・
短い時間で終わると、わはははと笑っておしまいにできるのだけど、長いとちょっとくどい感じになっちゃうんですね。
前作よりはちょっと抑えめかな?とは思ったけれど、やっぱりテレビくらいがいいなあ。
何せ、キャラ立ちすぎてるし、お芝居大仰だし、アク強すぎるし・・・

って全然褒めてないけれど、ワタクシ、テレビシリーズは好きなんです(笑)

今回、ビーンより笑ったのは、W・デフォー演じる映画監督と、カンヌ映画祭をおちょくったシーン。
前衛芸術みたいでよくわからない、超退屈な映画を撮る監督に対し拍手は盛大にするけれど、みんなグーグー寝てしまう・・・
カンヌって何分スタンディングオベーションがあったとか言うけれど、ホントに感動したりよかったと思ってるかどうかは疑わしいですからねぇ。

さすがにもうビーンはなし?
と思ったら、わりと最近アニメはやってるんですね。

2017/09/30

「プロヴァンスの贈り物」

本日の映画

プロヴァンスの贈りもの [DVD]
movie-26 「プロヴァンスの贈り物」 A Good Year 2006年米

DIR:リドリー・スコット
CAST:ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール、フレディ・ハイモア、アルバート・フィニー、アビー・コーニッシュ
STORY:ロンドンの豪腕トレーダーのマックスは、プロヴァンスの叔父ヘンリーの遺産を相続することになる。すべてを売却するつもりで現地に向かうが・・・

☆☆☆ピーター・メイルの小説の映画化。

ピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12ヶ月』など、すごいブームになりましたね、昔。ワタクシもはまって、何冊かエッセイを読んだけど、この小説は読んだことなかったなあ。

プロヴァンスの自然が写っただけでうれしく、また行きたいなあと思う。

主人公マックスが、そっくり売却するつもりで乗り込んだものの、夏を毎年過ごした少年の頃を思い出すうちに、心が揺れて・・・
だけだったら、エッセイの延長かしら?と思っただろうけれど、ここで、M・コティアール演じるファニーとのロマンスがからんできて、これはラブストーリーなのか!
と、見ていくと結局はマックスが人生を見つめ直す・・・という話に戻ってきてめでたしめでたしに。
おじさんの隠し子騒動なんかもスパイスとして盛り込まれるけれど。

ラブストーリー部分はちょっと付け足し感があったのと、ワインの話をもう少しふくらまして欲しいなという気もしたけれど、プロヴァンスが主役ということで、これでいいか・・・

主人公の少年時代、フレディ・ハイモアだったんですね。
それが、大人になったらR・クロウって(笑)。
傲慢な役柄、ぴったりだけど。

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