「インサイド・マン」

本日の映画
インサイド・マン 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
movie-56 「インサイド・マン」 Inside Man 2006年米

DIR:スパイク・リー
CAST:デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、クリストファー・プラマー。ウィレム・デフォー、キウェテル・イジョフォー
STORY:ラッセル率いる4人の強盗たちが、白昼マンハッタン信託銀行を襲い、行員と客を人質に立てこもった。ニューヨーク市警のフレイジャーらが現場に急行する一方、銀行の会長アーサーは有能な女性弁護士マデリーンにある任務を託し、銀行へと向かわせる。犯人達は周到な計画を実行、警察とのにらみ合いが続くが・・・

☆☆☆ひねりの入ったサスペンス。

ワタクシは、泥棒映画が大好き。「おしゃれ泥棒」、「黄金の七人」、「掘った、奪った、逃げた」などなど・・・
これもそうした映画の一種かなあと見始めたら、どうも違う。もっと複雑な映画だった。

犯人の行動が何を意味するのか、犯人の本当の目的は何かがはじめのうちはわからず、早く先を見たいという思いにかられる。

そして、立てこもりの場面と、人質が解放された後の尋問の場面が交互にさしはさまれ、見ているこちらは混乱させられる。
頭のいい犯人たちは、人質たちに自分とまったく同じ格好させていて、誰が犯人だか人質だかがわからないのである。なかなかのアイディア!

さらに、犯人対警察という単純な構図でなくしているのは、銀行の会長から極秘の任務をおおせつかった弁護士が、市長に圧力をかけて介入してくるということ。この弁護士がまたくせ者。
犯人と警察と弁護士と、三者の思惑が入り乱れ・・・次第に誰が善で誰が悪かがわからなくなってくるところがおもしろい。

なるほどねー、ラスト近くになって、やっと題名の意味がわかりました。
途中、犯人達が何やってんだろ?という場面があったのだけど、そういうことか~
なかなかイキな犯人であります。

D・ワシントンは、正義漢だが後ろめたいところもある刑事、J・フォスターは得意な有能だが少々傲慢な女性弁護士、とオスカー俳優達はうまいのはもちろんなのだが、犯人役のC・オーウェンがなかなかいいですね。
J・フォスターは出番は少なめだけど、ますます貫禄が出てきたなあ。
そして、ワタクシにとってはトラップ大佐(「サウンド・オブ・ミュージック」)のイメージがずっとあるC・プラマー、も最近はこうした大物ならこの人!という感じになってきた。

監督はスパイク・リー。ワタクシにとってこの監督は、決して娯楽作のイメージじゃないのだけれど、これは一級の娯楽作品にできあがっていたと思う。ただし、この監督らしく、人種問題はかいま見えましたが。そこがなくなっちゃあ、S・リーじゃないですもんね。

役者も充実していて、おもしろかったのだが、若干後半がダレ気味になったところが残念といえば残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「君のためなら千回でも」

本日の映画
君のためなら千回でも スペシャル・エディション [DVD]
movie-55 「君のためなら千回でも」 The kite Runner 2007年米

DIR:マーク・フォスター
CAST:ハリド・アブダラ、ホマユン・エルシャディ、ゼキリア・エブラヒミ、アフマド・ハーン・マフムードザダ
STORY:ソ連侵攻前のアフガニスタン。裕福な家の少年アミールと召使いの息子ハッサンは親友同士だったが、不良の襲われたハッサンをアミールを助けなかったことから亀裂が生じてしまう。やがてソ連が侵攻し、アメリカに亡命し成長したアミールのもとに、父の親友から電話が。危険な故郷へと向かうとアミールだったが。

☆☆☆☆アフガニスタン出身のホッセイニ原作のベストセラーの映画化。

アミールは、臆病な少年。父親からも疎外されていると思いこみ、屈折気味。
一方、召使いの少年ハッサンは、明るく快活、いじめられるアミールを得意のパチンコで守っている。
対照的な2人は身分の差を超えて親友同士だったのだが、ある事件をきっかけに友情に亀裂が入ってしまう。
というよりは、アミールがハッサンを一方的に遠ざけてしまうのだ。
ひどい仕打ちをするアミールにも盲目的な友情をささげるハッサンだが、それがアミールには重荷で、またハッサンが自分に欠ける資質をもっていることへの屈折した思いから、ハッサンとの友情を壊してしまう。

成人したアミールは、結婚し、本も出版、幸せに暮らしていたが、ハッサンとのことがずっと心の傷となっており、故郷からの電話で、ハッサンの息子を救うため向かう。父の親友の「まだやり直す道はある」という言葉を実践するために・・・

ここに至っても、弱虫は治っていないアミールだったが、最後の最後に勇気をふりしぼり、ついに目的を果たす。
きっと、アミールの心の痛みも、ハッサンの息子の心の傷も次第に癒えていくだろうという、ラストシーンは感動的。序盤から何度か出てきた凧揚げがここでも効果的に使われる。そして、2度目に出てくる「君のためなら千回でも}という台詞も少々クサイがいいですね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ブラインドネス」

本日の映画
ブラインドネス スペシャル・エディション(初回限定生産2枚組) [DVD]
movie-54 「ブラインドネス」 Blindness 2008年 日加ブラジル

DIR:フェルナンド・メイレレス
CAST:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃、モーリー・チェイキン、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル
STORY:車の運転中に突如視力を失った日本人男性。彼と接触した人々が次々と失明し、患者は急速に増えていく。政府は発症者をかつて精神病院だった病棟に強制収容、最初の患者を診た医者とともに、失明したふりをしてその妻も収容される。

☆☆☆ポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴの小説『白い闇』の映画化。

決して気持ちのいい映画ではない。むしろ、見るのが途中で嫌になりそうだったし、もう一度観たい映画ではない(少なくとも今は)。

なぜ、人々は次々に失明したのかについては何も語られず、隔離された人たちの物語が展開されていくのだが、この病院での場面がつらい。

突如失明し、隔離された人々が、極限状態の中で次第に人間性を失っていく。
医者とその妻の入った第一病棟では、あきらめる人、自暴自棄になる人、怒る人、抜け殻のようになる人・・・いろいろな人の典型を見るようだが、非常に落ち着いていて理知的な医者でさえ、あやまちを犯してしまう。

そのうち、第3病棟では銃を隠し持っていた男が、独裁者となり、他の病棟も支配するようになっていく。男の要求は次第にエスカレート、それでも食糧をもらうべく絶対服従する人たち。やがて、ただ一人目の見えていた医者の妻をリーダーに反旗を翻す・・・

なにやら、現実の人間社会の縮図のようで、人間の本性ってこんなかと思うと、悲しい。

それでも希望はあるもので、ラストは・・・
ただ、この先、本当はどうなるかはわからないのだ。希望があるといっても、決して安心はできないラストである。

寓話的なお話で、すべてが理解できたとは言い難いのだが(宗教的意味合いもあるのだろうけれど)、見終わってもいろいろと考えさせられる映画だった。

J・ムーアはほぼ素で熱演。M・ラファロや、D・グローヴァー(懐かしい!)もいいが、そして強烈な悪役のG・G・ベルナルが印象的。
日本人俳優二人も堂々としてましたね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「1408号室」

本日の映画
1408号室 [DVD]
movie-53 「1408号室」 1408 2007年米

DIR:ミカエル・ハフストローム
CAST:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック、トニー・シャーローブ
STORY:超常現象をまったく信じていない作家マイクは、そういった現象が噂される場所を訪ね歩いて本を書いていた。そんな彼のもとに「1408号室」には入るなと書かれた絵葉書が届く。絵柄の場所、ニューヨークのドルフィンホテルに赴くが、支配人はその部屋で1時間以上もった者がいないこと、犠牲者が50人以上にのぼることをつげ、思いとどまらせようとする。それでも強行に部屋に足を踏み入れたマイクだったが・・・

☆☆☆スティーブン・キング原作のホラーサスペンス。

キング原作の映画とはあまり相性がよくないワタクシ。いいなと思う作品はホラーでない、「スタンド・バイ・ミー」、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」、「アトランティスの心」など。「ミザリー」とか「黙秘」とかもホラーというよりサスペンスですし。

とはいえ、こりずに見るのであります(笑)。

オカルト作家のマイクは、入った者が次々と不可解な死をとげるという部屋に、支配人(S・L・ジャクソン・・・・いかにも怪しい。ホテルの従業員全部が怪しく見えるけど)の制止も聞かず、宿泊することに。

入ってしばらくは何も起こらず、怪奇現象や超常現象を全く信じていない(くせにオカルト作家の)マイクは、それ見たことかと鼻で笑った途端・・・
カーペンターズの曲が突然大音量でなり出したのを皮切りに、次々と怖い目にあう。

これが、一つ一つはそれほど怖くはないのだけど(恐がりのワタクシには十分怖いけど、残酷さはあまりないのがよろしい)、これでもかこれでもか次々繰り出される。
少々飽きてきたかなあと思ったところで、ようやく部屋から脱出。

ところが・・・この先は言えないけれど、いやこれで終わってたら、なんだ全然おもしろくなかったじゃんとなるところ、少し評価はあがったのだった。
自分の心の闇によって生み出される恐怖。単なるホラーではなかったところがよろしい。
うーん、でもこの映画ってホラーの大ファンの方にはどうなんでしょうか・・・

一人芝居状態のJ・キューザックはよかったけど、S・L・ジャクソン氏はちょっともったいなかったか?いやでもラストの出はインパクトありましたが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「あなたは私の婿になる」

本日の映画

movie-52 「あなたは私の婿になる」 The Propasal 2009年米

DIR:アン・フレッチャー
CAST:サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ、マリン・アッカーマン、クレイグ・T・ネルソン、メアリー・スティーンバージェン、ベティ・ホワイト

STORY:ニューヨークの出版社のやり手編集長マーガレット。カナダ人の彼女はビザの更新が却下され、国外退去のに危機に。窮余の策で、アシスタントのアンドリューとの結婚を決め、職を失いたくないアンドリューも渋々従うことに。2人はアンドリューの両親に結婚を報告するためにアラスカに向かうが・・・

☆☆☆☆サンドラ・ブロックはこうじゃなきゃ!

コマーシャルを見て観たいなあと思っていた。
で、思った通りおもしろかった。

この役、サンドラにぴったりなのだ。
ドタバタも演じられるし、しんみりも演じられるし・・・

ロマコメの王道?をいく映画で、すべてが予定調和なのだけど、そこがいいんですねぇ。
家族の話もまじえるところがいかにもアメリカ映画らしくていいし。アンドリューの家族がとても暖かで、心にバリアを張っていたマーガレットも次第にその心を開いていく。
わははと笑えて、最後は感動させるという、すべてがツボの映画だ。

確かにサンドラ、少し年取ったかなあとは思ったけれど、やっぱりこんな楽しい映画に出続けて欲しいなあ。本人的にはシリアスなのにも出たいと思っているかもしれないけれど・・・

R・レイノルズは、ずっと、スカーレット・ヨハンセンの旦那としか位置づけていなかったのだけど(失礼!)、ここにきてワタクシ的に株があがってきた。「ウルヴァリン」もよかったし。まじめな顔してコミカル演技で、この映画ではサンドラと釣り合いがとれてたかなと。サンドラがどちらかというと、ノリノリだったので。

おばあちゃん役のベティ・ホワイトもかわいらしくてよかった。すべてをお見通しだったんだんだな、きっと。
久々M・スティーバージェンや、クレイグ・T・ネルソンも手堅く・・・

いいなあ、こういう映画。気分よく帰れます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「あの日の指輪を待つ君へ」

本日の映画
あの日の指輪を待つきみへ [DVD]
movie-51 「あの日の指輪を待つ君へ」 Closing The Ring 2007年英加米

DIR:リチャード・アッテンボロー
CAST:シャーリー・マクレーン、クリストファー・プラマー、ミーシャ・バートン、ネーヴ・キャンベル、ピート・ポスルスウェイト、ブランダ・フリッカー
STORY:長年連れ添った夫を亡くしたばかりのミシガン州のエセル・アンのもとにアイルランドから、彼女の名が刻まれた指輪が発見されたという知らせが届く。50年前、エセル・アンはテディと結婚するが、直後出征して・・・

☆☆☆アッテンボロー監督が贈る恋愛ドラマ。

ストーリーは、1991年のアメリカ・ミシガン州と、北アイルランドのベルファスト、そして、50年前のミシガン・ベルファストの4つ場所で展開していく。
ということもあって、はじめはわかりにくく・・・

特に、エセル・アンはともかくとして、テディ、ジャック、チャックの若い頃を演じる俳優さんたちがよく知らないということもあって最初は判別しにくく、ストーリーが把握しくにいんですね(ってワタクシの問題か)。で、なかなか乗り切れず・・・
ようやく人物の判別がつくようになり、過去と現在がつながったところで、ぐんとおもしろくなる。

結構壮大なラブ・ストーリーなんですね。
エセル・アンはなぜ夫の死に涙一つ見せないのか、夫の親友ジャックはなぜ何も語らないのか、ベルファストの老人クィンランの果たした役割は?といろいろな謎が解き明かされていくわけだけど、悲しいなあ。呪縛から解き放たれるまでになんと50年を要したわけだから・・・
みんな、様々な理由から約束を果たそうとしてきたわけで、戦争の悲劇ともいえるが、もっと早く苦しみから解放されていたら、と思う。

ラストは展開がちょっと早すぎるという気もしたが、結末にはホッとする。
前半がもっと整理されていたらもっとよかったんですが。

さすが、S・マクレーン、C・プラマー、P・ポスルスウェイト、B・フリッカーといったベテラン俳優たちの演技は重厚で素晴らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「私の中のあなた」

本日の映画
オリジナル・サウンドトラック『私の中のあなた』
movie-50 「私の中のあなた」 My Sister's Keeper 2009年米

DIR:ニック・カサベテス
CAST:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァ、ジョーン・キューザック、トーマス・デッカー
STORY:白血病の姉ケイトを救うドナーとなるため遺伝子操作で生まれたアナ。アナは幼い頃からケイトのため何度も犠牲を払ってきたが、11歳になった今、姉への腎臓の提供を拒んで、弁護士を自分で雇い両親を訴えた。親子は法廷で対決することになるが・・・

☆☆☆☆ジョディ・ピコーのベストセラー小説の映画化。

出だしからショッキングな展開だ。
アナは、姉を救うため、生まれながらにしてドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれ、何度も何度も手術を受けたり、臓器の提供をしたりしてきた。そのアナが、もうこれ以上はイヤだ、自分の体は自分で守ると、親を訴えるのである。

母サラはショックを受ける。ケイトのためなら家族みんながなんでもすると思っていたからだ。
白血病のケイトを救うため、弁護士という職をなげうち、ひたすらケイトの看病をしてきたサラ。娘のために、ドナーとなる子供をもうけ、髪の抜け落ちたケイトが外に出るのを嫌がれば、自分も髪をそってしまうという、激情的な性格の女性。意志の強さはすごい。

ケイトのためとはいえ、妹サラにつらいドナーとしての宿命を負わせるわけで、いくら娘のためとはいえ、共感できにくい部分もある。
娘を愛するが故なのだが、何もそこまで・・・と思ってしまったが、映画が進行していくうちに、その悲しみと深い愛情もわかってくるのである。

そして、姉思いのアナが、なぜここにきて腎臓の提供を拒んだのか。提供を拒めば、姉が死んでしまうことは確実なのに・・・
やがて、その本当の理由が明かされるわけだが、明らかになった時、涙を流さざるを得ない。
そして、姉ケイトが胸の奥に秘めた思いも同時に明らかになり・・・なんともやるせない気持ちになる。

サラ役のC・ディアスは初の母親役ということで、ほとんどすっぴんでの熱演。いつまでもロマンティック・コメディに出ているわけにもいきませんからね。新境地開拓となったのではないだろうか。
アナ役のA・ブレスリンは、やっぱりうまいな。この年でこの落ち着いた演技はすごい。
しかし、ケイト役のS・ヴァジリーヴァ、はじめて見たけれど、これまたうまいのだ。病魔に負けそうになりながら、でも気丈にふるまう姿がリアル。

ケイトの恋人を演じたのは、どっかで見たことあるなあと思ったら、「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクル」でジョン・コナー役をやった俳優さんだったんですね。
判事役のジョーン・キューザック、久々に見て(ちょっと年取ったけれど)、やはり脇でいい味を出しているし、すっかり太めになっちゃったA・ボールドウィンも貫禄。

ケイト、妹、弟、母、父、おばさん、と家族みんながお互いを思いやる気持ちがすばらしく、だからこそ悲しい物語でありました。
(原作の結末は違うと聞いたので、映画観賞後調べたのですが、ワタクシは映画の結末の方がすきです。)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

life 真実へのパズル

Life: Season One
先々週からAXN mysteryではじまったテレビシリーズ(2007年~アメリカ)。
いつの間にか、mystery channelはAXNに取り込まれてAXN mysteryになってたんですねぇ。
これまで通り、イギリスやフランスのテレビシリーズ中心でやってくれるといいけど・・・

物語は・・・
無実の罪で終身刑となり12年を刑務所で過ごした元刑事のクルーズは、DNA鑑定の結果無実が証明され、12年ぶりに刑事に復帰。事件を解決する一方、12年前自分を陥れたのは誰かを探る、というもの。

まだ1話目しか見ていないけれど、これおもしろそう。
1話完結のミステリーと、12年前の事件を探るというミステリーが絡み、先が待ち遠しい感じ。次第に過去の事件の真実へのパズルが埋まっていく、というストーリーらしい。

主演は、イギリス人俳優のダミアン・ルイス(最近は「アレックス・ライダー」で見た)。ちょっとエキセントリックで謎めいた人物を好演。ちょっとファンになりそう・・・

というわけで楽しみなのだけど、見る時間を捻出するのが大変だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「決断の3時10分」

本日の映画
決断の3時10分 [DVD]
movie-49 「決断の3時10分」 3:10 To Yuma 1957年米

DIR:デルマー・デイヴィス
CAST:グレン・フォード、ヴァン・ヘフリン、フェリシア・ファー
STORY:駅馬車強盗一味のボス、ベンが町の酒場で逮捕され、借金苦にあえぐ牧場主ダンは報奨金目当てに、護送の任にあたることになる。ユマ行きの汽車が発車する3時10分まで、ホテルの一室で待つが・・・

☆☆☆今年ラッセル・クロウ主演で公開された「3時10分、決断のとき」のオリジナル映画。
こちらもまだ見ていなかったので、慌てて見た次第(といっても新しい方を見たわけじゃないけど)。

ワタクシ、西部劇は大好きなのだが、クラシックな方が好きで、マカロニ~現代の西部劇はなかなかこれといったのにめぐりあえないのが残念。特に1980年代以降はいいなあと思ったのは、「シルバラード」くらい(もっとあったかもしれないが思い出せない)。

クラシックな西部劇の一つの魅力は、勧善懲悪の単純な(いい意味で)ストーリー。
そういった意味では、この映画は少々ひねりがある。

はじめは、テンポよくストーリーが進んでいくけれど、途中から、強盗のボス、ベンと、牧場主ダンとの心理戦へ。
このボス、憎めないというか魅力的な人物で、ダンの奥さん、酒場の女(これがジャック・レモンの奥さんフェリシア・ファー)はすっかり魅了されてしまうし(見ているこちらもついつい悪役なのにベンにかんじょういにゅうしてしまいそう)、ダンもまた、ベンのたくみな話術で、心が揺らいでしまうのだ。ホテルでの2人の心理戦は、じりじりと緊張感のあふれる場面である。

やがて、ボスの居所は手下達の知るところとなり、ボスを奪回すべく襲撃してくるのだが、手下の数を知って、加勢していた町の人たちはみんな逃げて、ダンは孤立無援となってしまう。
そこで、助けたのは誰か・・・・
果たしてユマ行きの電車に無事乗せることができるか・・・

ふーん、なるほどそうきましたか。
まあ、めでたしめでたしと言える結末。

余裕綽々のベン=グレン・フォードと心理的に追いつめられるダン=ヴァン・ヘフリンの演技合戦も楽しめて、まずまずの西部劇。

しかし、この映画をなぜリメイクしようとしたんだろう・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「多重人格・シビルの記憶」

本日の映画

movie-48 「多重人格・シビルの記憶」 Sybil 2007年米(TVM)

DIR:ジョゼフ・サージェント
CAST:ジェシカ・ラング、タミー・ブランチャード、ジョベス・ウィリアムズ
STORY:1920年代アメリカ。女性精神科医ウィルバーはヒステリー患者と思われるシビルの治療を担当することになる。治療にあたる内、シビルにはいくつかの人格が存在していることに気づくが・・・

☆☆☆実話に基づいた本の映画化だという。

多重人格というと、『24人のビリー・ミリガン』を思い起こさせますね。

昔は多重人格ということ自体、医学界では認められていなかったようで、ヒステリーと片づけられていたようだ。
シビルは、子供の頃の母親(重い精神的な病をかかえていた)のすさまじい虐待、父親の無関心、恋人の事故死が原因で多重人格になったという。いろいろな人格を作り出し、本当の自分を心の奥底に封じ込めるしか、生きていけなかったのだろう。

16もの人格が存在したというのは驚きで(ビリー・ミリガンより少ないけれど)、攻撃的な人格、おとなしい人格、気取った人格、おしゃべりな人格、男の子もいる。
この演じ分け(T・ブランチャード)がうまい。同じ人物なのに、ホントに別人に思えるのだ。

治療にあたったのは女性医師ウィルバーだが、この当時、女性への偏見もあってか、なかなかその研究は認められなかったらしい。
演じるのは、アカデミー賞女優のジェシカ・ラング。さすがに年をとったが、貫禄。

しかし、もっと年をとったなあと思ったのが、「ポルターガイスト」のジョベス・ウィリアムズ。シビルを虐待する母親を演じていたのだが、はじめ、この人とわからなかった・・・

重いテーマの映画でありました。

失われた私 (ハヤカワ文庫 NF (35))

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ヒッチャー」

本日の映画
ヒッチャー [DVD]
movie-47 「ヒッチャー」 The Hicher 2007年米

DIR:デイヴ・マイヤーズ
CAST:ショーン・ビーン、ソフィア・ブッシュ、ザカリー・ナイトン、ニール・マクドノー
STORY:大学生カップルのジムとグレースは大雨が降る真夜中、ヒッチハイクを求める男を置き去りにして走り去る。ガソリンスタンドでその男と再会、車にのせてやるがやがて男は本性をあらわして・・・

☆☆約20年前のスリラーのリメイク。
なぜか今頃リメイクされたんですねぇ。
前作は一種カルトムービー的になっていましたね。

いやはや、前作はヒッチャーのルトガー・ハウアーがホント怖かった・・・
替わってヒッチャーになるのは、ショーン・ビーン。この人も結構怖い。
でも、悪役はうまいけれど、不気味さという点ではやっぱりルトガー・ハウアーの方が上かな。

そして、前作との違いは、逃げ回るのがカップルだということ。
これも一人の方が怖さが倍増したように思うのだけど。

はじめはカップルの男の子の方が主役と見せかけて、女の子の方が主役だったんですね。これも現代的なアレンジかな。

前作より血がどばどば出るし、派手な爆破もあったりして、これは完璧にプロデューサーをつとめたマイケル・ベイの趣味かな。だから大味なのか・・・
後味も前作より悪いし。

これはやっぱりオリジナルの勝ちですね。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

「アレックス・ライダー」

本日の映画
アレックス・ライダー [DVD]
movie-46 「アレックス・ライダー」 Stormbreaker 2006年英米独

DIR:ジェフリー・サックス
CAST:アレックス・ペティファー、ユアン・マクレガー、ミッキー・ローク、ビル・ナイ、ミッシー・パイル、アリシア・シルヴァーストーン、アンディ・サーキス、ダミアン・ルイス、スフィー・オコネドー、ロビー・コルトレーン、スティーヴン・フライ
STORY:中学生のアレックスは、謎の死を遂げた叔父イアンがMI6のスパイだったことを知る。知らないうちにスパイとしての能力をたたき込まれていたアレックスはMI6にスカウトされ最年少の諜報員に。叔父が調査中だったIT長者のセイルの陰謀を突き止めるべく、潜入するが・・・

☆☆☆史上最年少スパイの物語。

アンソニー・ホロヴィッツ著の「女王陛下の少年スパイ」シリーズの映画だそう。ポワロやバーナビー警部の脚本を手がけてる人なんですね。
と聞くと期待できそうだし、スパイもの、それも楽しいスパイものは大好きだし・・・いや、リアルなスパイものもキライじゃないし、リニューアルした007もいいのだが、ロジャー・ムーア版007もいいなという。まあそんなノリのスパイ映画である。

中学生がスパイ!という設定からしてユルイが、お話自体もかなりユルイ。
でも、キャストがなにげに豪華で(通好み)、ストーリーの甘さはそれほど気にならない。

叔父さんがマクレガーですよ!あっという間に退場しちゃうのが残念だけれど、お久しぶり、少しおばさん入ってきたA・シルヴァーストーンが家政婦、MI6が思いっきり堅物のビル・ナイ。不気味はA・サーキスに、オーバー演技前回のM・パイル。コルトレーンやフライまで出てきて楽しい、楽しい。そうそう、M・ロークもかなりはじけてる。

初期の007に出てきたような、スパイグッズも満載で(ニンテンドーなんかが出てくるところが現代的)、これまたおもしろい。

というわけで、楽しく鑑賞したのだけど、今ひとつ物足りなさも。まじめな映画にはならず、かといって徹底的に遊ぶというわけでもないので、ちょっと中途半端なのかな。

続編ができそうな終わり方だったのに、続編はできないみたいで。見てみたかったのですが・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ナンバー23」

本日の映画
ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション [DVD]
movie-45 「ナンバー23」 The Number 23 2007年米

DIR:ジョエル・シューマカー
CAST:ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、ダニー・ヒューストン、リン・コリンズ、ローナ・ミトラ、エド・ローター
STORY:動物管理局に勤めるウォルターは、2月3日の誕生日に、妻から「ナンバー23」という殺人ミステリの古本をプレゼントされる。23という数字にとりつかれ破滅へと向かう男の物語だったが、ウォルターも次第に23という数字にとりつかれてしまう。

☆☆☆脅迫観念にとらわれてしまう男の狂気・・・

平凡に暮らしていたウォルターは、妻からプレゼントされた一冊の古本ですっかり狂わされてしまう。
その本とは、子供の頃隣家での殺人事件を目撃したことがきっかけで探偵となったフィンガリングという主人公が23という数字に苦しめられ自殺した女性と関わりを持って以来、その数字にとりつかれ、ついには殺人を犯すというストーリー。
読み進める内に、自分も次第に23という数字にとりつかれ、なんでもかんでも23という数字にこじつけるようになってしまい・・・

同じシューマーカー監督の「8mm」のようなざらついた画面が続く中、ウォルターの不安がどんどんふくらんでいくとともに、見ているこちらも次第に追いつめられてくる。
23という数字はなんなのか?
なぜ23なのか?

とワタクシ的には、23という数字の謎を解き明かしていただきたい、と思ったものの、結末はまったく違った方向へ。奥さんや、奥さんの友達も怪しい感じだったが、実は・・・

ふーむ、こういうオチですか。ミスリードしながら、結局こういうオチとは。
いや、悪くはないのだけど(ラストも後味は悪くはないし)、ワタクシの疑問は解消されずじまい。まあその数字は単なる道具にすぎなかったんだろうけど。

復活V・マドセンは2役の演じ分けがうまいなと思ったが、J・キャリーは・・・
決してコメディだけの人ではないけれど、オーバーアクションがこういうスリラーサスペンスだと、かなり大仰に見えてややミスマッチかな。やっぱりワタクシ的にはコメディーの方が見たいと思うわけです。

※次回更新は9月28日になる予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「キング・アーサー」

本日の映画
キング・アーサー ディレクターズ・カット版 [DVD]
movie-44 「キング・アーサー」 King Arthur 2004年米

DIR:アントワーン・フークア
CAST:クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィズ、ステラン・スカルスガルド、マッツ・ミケルセン、ヒュー・ダンシー、レイ・ウィンストン
STORY:ローマの支配下にあったブリテン。15年の兵役を終えたアーサーと円卓の騎士達だが、最後にと、サクソン人に包囲された北の地からローマ人一家を救出せよとの指令が下されるが、それは勝ち目の少ない戦いだった。アーサーはローマ人にとらわれていたブリテン人の女性グウィネヴィアを救出するが・・・

☆☆☆伝説の王アーサーにまつわる歴史ロマン。

アーサー王というと、思い出すのは「キャメロット」、「エクスカリバー」、「トゥルーナイト」。これらの映画のイメージからすると、おや?全然違うストーリーだ。
ランスロットとグウィネヴィアの禁断の恋は?魔法使いマーリンは?そもそも、アーサー王ってローマ人の血をひいてたんだっけ?

といろいろと?マークがついたけれど、結局はアーサー王は伝説上の人物。解釈の余地はいろいろとあるわけで。そういう意味では大変新鮮なアーサー王像だった。

それ以上に新鮮だったのは、王妃グウィネヴィア。今まで見たグウィネヴィアはランスロットとの秘めたる恋に悩むおしとやかな姫だったように思うが、なんとまあこの映画では勇ましいこと。自らびゅんびゅん弓矢を飛ばし、剣をふりまわす(笑)。とっても気が強いし。
とまあ、やや人物設定に疑問がなくはないのだが(ワタクシの思いこみもあるのだけど)、戦いの場面は迫力あり。ファンタジックな要素を排して、リアルさを追求しており、重厚感のある場面に仕上がっている。ただし、重すぎて、だんだん退屈になってくることは否めない・・・

キャストは地味目。
C・オーウェン(ファンです)、K・ナイトレイはちょうど売り出したばかりの頃だし、その後「ファンタスティックフォー」に出ることになるグリフィズ、007で敵役を演じることになるミケルセン他、イギリス人俳優で固めていて、堅実だけどちょっと地味かなと。皆さん、ひげ面でお顔がわかりにくいし(笑)

もうちょっと華のある映画だと、もっと楽しめたかも。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ハッピー・フライト」

本日の映画
ハッピー・フライト スペシャル・エディション [DVD]
movie-43 「ハッピー・フライト」 View From The Top 2003年米

DIR:ブルーノ・バレット
CAST:グウィネス・パルトロー、クリスティナ・アップルゲイト、マーク・ラファロ、キャンディス・バーゲン、ケリー・プレストン、ロブ・ロウ、マイク・マイヤーズ
STORY:田舎町で退屈に暮らすドナは、テレビで見たカリスマ客室乗務員の本を読んで、新しい人生へ踏み出す。地元の小さな航空会社をステップアップに、大手航空会社の訓練生に合格したドナは国際線の客室乗務員をめざす。

☆☆☆邦画の「ハッピーフライト」じゃありません・・・

かなりベタなアメリカン・コメディですねー
いや、悪い意味じゃないんですが。

目標に向かってひたむきに努力する主人公、様々な障害、恋と仕事との板挟み。
でも、結末はわかっているからいいんですね。あこがれのパリよりも、行きたかったのは彼のいるクリーブランド。これで、単純な成功物語だったら、あんまり後味がよくない。
こんな単純明快なコメディは、きっとずっと心に残るという作品でないけれど、時々見たくなる種類の映画なんである。

主演のグィネスは、時代物とか古風な役の方が似合うとは思うけれど、こんなすっとぼけた役もおもしろい。なんだかんだいって、なんでもこなしますね。

しかし、場をさらうのは、なんといってもキャンディス・バーゲン!
10年続いた人気テレビシリーズ、「マーフィ・ブラウン」以来、コミカル演技がすっかり板について、この映画でもおいしいところをもっていっている感じ。
M・マイヤーズはいつもどおり、やややりすぎ感があるけれど、最後はびしっとしめる。

とにかくハッピーな映画!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「トスカーナの休日」

本日の映画
トスカーナの休日 [DVD]
movie-42 「トスカーナの休日」 Under The Tuscan Sun 2003年米

DIR:オードリー・ウェルズ
CAST:ダイアン・レイン、サンドラ・オー、リンゼイ・ダンカン、ラウル・ボヴァ
STORY:サンフランシスコの女性作家フランシス。突然夫の浮気が発覚、離婚する。深く傷ついた彼女は半ば強制的にトスカーナへの旅行へ参加。道中見つけた一軒家に一目惚れ、衝動買いしてしまうが・・・

☆☆☆☆フランシス・メイズのベストセラーの映画化。

スイスのテレビでドイツ語で見たのだが細部はやはりわからず、慌てておさらいした次第。

ワタクシは、デビュー時からのD・レインファンなので、楽しめました。
彼女も、紆余曲折いろいろあったけれど、ホント復活してよかったなと。

予期せぬ離婚で打ちのめされた女性が、トスカーナのゆったりとした空気の中で、徐々に癒されていくという再生の物語。
確かにねー、トスカーナいいところだなあ(また行きたい)。きっと癒されることだろう。

この主人公、ちょっと無茶なところはあるのだけど・・・
突如、古いお屋敷を衝動買いしちゃうし、若い男と恋に落ちちゃうし、いや、でも彼女にとってはどちらも必要なことだったんですね。決していいことばかりが起きるわけではないけれど、それもひっくるめて、彼女の再生には必要だったということ。
家の改築が進むに連れ、立ち直っていく彼女。見ていて元気が出る映画だ。
といっても、これ、女性向きなんでしょうね。

旅行をプレゼントしてくれた親友、折り目正しい不動産屋、奔放な不動産会社のオーナー女性、ポーランドの若者、皆いい人だし、自然は美しいし、一種おとぎ話風ではあるけれど、好きですね、この映画。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ダイ・ハード4.0」

本日の映画
ダイ・ハード4.0 [DVD]
movie-41 「ダイ・ハード4.0」 Live Free Or Die Hard 2007年米

DIR:レン・ワイズマン
CAST:ブルース・ウィルス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q
STORY:全米のインフラを監視するシステムへのハッキング情報がFBI本部に入る。たまたま娘ルーシーに会うためニュージャージー州に立ち寄ったマクレーン警部補に近くにすむハッカーをFBIへ連行せよという命令が下ったが、またまた不運の始まりとは・・・

☆☆☆12年ぶりとなるダイ・ハードシリーズの4作目。
そして、1作目からは約20年になるんですね。そんなに前なのかあ・・・

ブルース・ウィルスはいいかげん、いいお年だし、1作目以降、次第にしりすぼみ感のあったシリーズだったので、正直観る前は不安だった。

が、これおもしろい!
1作目の次におもしろいと言ってもいいくらい。

正直、サイバーテロなんて、マクレーンには似合わないよなと思っていたのだけど、しっかり体を張ってのアクションなので問題なし。いやー、よくやるよなーというくらい体を張ってる。またまた観ていていたそうなのだけど、ダイ・ハードはこれじゃなきゃ!

ひよわなハッカー野郎は、見るからに弱そうなJ・ロング。軟弱男だけれど、最後に意外な強さを発揮。娘も、さすがマクレーンの娘だけあって、強い。
この2人に助けられて、タフなマクレーン復活。

難は、敵役のボスがちょっと小粒なこと。手下役のマギー・Qの方が迫力あったかなと。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「ノーカントリー」

本日の映画
ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
movie-41 「ノーカントリー」 No Country For Old Men 2008年米

DIR:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
CAST:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、テス・ハーパー、バリー・コービン
STORY:テキサスの荒野で麻薬がらみの大金を発見したベトナム帰還兵のモス。金を持ち帰ったモスは殺し屋シガーに追われる身となる。保安官ベルも事件を知り、モスを追うのだが・・・

☆☆☆コーマック・マッカーシー原作のバイオレンスドラマ。スイス旅行の帰りの飛行機で鑑賞。

久々に、コーエン兄弟らしい映画だった。やっぱり、この2人、ブラックなユーモアたっぷりのフィルム・ノワール的な映画で真価を発揮する。

モスは、危険は十分承知していただろうに、やばい大金を持ち逃げし、結果的に自分を追いつめていくことになる。さすが、帰還兵だけあって、あらゆる手段を講じて、妻を逃がし、自分も逃げるが、不気味な殺し屋シガーにはかなわない。

このシガーが、ホント、不気味で怖い。その行動は、彼なりのルールで貫かれているのだけど、容赦ない殺しとの対比で、ブラックなユーモアが生み出される。

演じるのは、この役でアカデミー賞助演男優賞を獲得した、ハビエル・バルデム。ともかく強烈。一度見たら忘れないというか。

納得の存在感だけれど、モスを演じたJ・ブローリンもよい。若い頃はたいした役者ではないと思っていたけれど、ここにきてどんどん存在感がましてきた。これからも期待大だ。ジョーンズ氏も、もちろんうまいのだけど、今回はこの2人の影に隠れた感じだ。

保安官は、結局目的を達することができず、殺し屋シガーもまた・・・
決してカタルシスを得られるラストではない。むしろ不条理な世の中をひしひしと感じる結末なのだが、荒涼としたテキサスの風景とともに、心に残るラストとなった。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「マンマ・ミーア!」

本日の映画
マンマ・ミーア! [DVD]
movie-40 「マンマ・ミーア!」 Mamma Mia ! 2008年英米

DIR:フィリダ・ロイド
CAST:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロンスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ドミニク・クーパー、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー
STORY:ギリシャの美しい島で小さなホテルを営む母と2人暮らしのソフィは結婚式を明日に控えていた。母親の日記から、自分の父親かもしれない3人の男性に結婚式の招待状を送ったソフィ。母ドナはまったくそのことを知らずにいた・・・

☆☆☆アバのヒット曲でつづるミュージカルの映画化。

ワタクシは、アバ世代ではないのだが、アバの曲は大好き。
ということで、この映画、楽しみだった。

のっけから、ヒット曲満載で、楽しい展開。
ストーリーとしてはとても単純なのだけど、ミュージカルだもの、よいのだ。むしろ難しいミュージカルなんて、いやですからね。

北欧のアバの曲が、ギリシャにあうのか?と思っていたが問題なし。次々繰り出される曲を思わず口ずさんでしまいそうだった(飛行機の中だからやめましたけど)。

そして、主演メリル・ストリープ。
違和感があったのだけど、さすが名女優。何をやらせてもぴたりとおさまるんですね。ハリポタでおなじみのJ・ウォルターズ、芸達者なK・バランスキーとのトリオも楽しく、おばさんパワーにたじたじ(笑)。ラスト、3人で踊って歌う場面は圧巻。

男性陣も渋くまとめて、なかなかに豪華キャストなのだけど、元007氏は、やや歌唱力に難が・・・
まあそれも含めて楽しく見られましたが。

アバの曲を聴くだけでも価値あり!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」

本日の映画
X-Men Origins: Wolverine
movie-39 「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」 X-MEN Origins :Wolverine 2009年米

DIR:ギャヴィン・フッド
CAST:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュライバー、リン・コリンズ、ダニー・ヒューストン、ライアン・レイノルズ、ドミニク・モナハン、
STORY:少年時代に特殊な能力に目覚めたローガンは、兄とともに多くの戦争に参加しながら長く生きてきた。そんな生き方に嫌気がさしたローガンはひっそりと暮らすが、愛する人を殺され、復讐のため、ある機関によって、さらに強力な特殊能力を身につけて・・・

☆☆☆X-MENのスピンオフ映画。
日本公開を前にして、飛行機の中で鑑賞。

X-MENシリーズ、キライじゃないのだけど、2,3と、だんだん登場人物が増えてわかりづらくなっていったのが少々不満だった。

でもこの映画は、1の前という設定で、割りにシンプルなのでよかったです。

なぜ、ローガンがウルヴァリンとなったのか。なぜ、記憶をなくしてしまったのか。
本編では謎のまま終わっていたことが明らかになる。

もともと、普通の人間とは違う能力を持ってしまった者達の悲しい物語だったが、ウルヴァリン誕生の物語はさらに悲しい。ウルヴァリン誕生の場面はせつない。

で、アクションは見応えあり。CGももちろん駆使しているのだけど、筋肉もりもりのH・ジャックマンのアクション、いいですね。見惚れちゃいます(ワタクシ、ジャックマンのファンですので・・・)。

リーヴ・シュライバーもいい。今まであまりいいと思ったことがなかったのだけど、見直しちゃいました。
この2人が闘う場面は迫力!

本編を見ていなくてもわかるとは思うけど、見ていたら、つながる場面がたくさんあって、ニヤリとすること間違いなし。

これって、さらに続編ができそうな気も・・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「007/慰めの報酬」

本日の映画
007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]
movie-38 「007/慰めの報酬」 Quantum Of Solace 2008年英米

DIR:マーク・フォースター
CAST:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニーニ
STORY:愛するヴェスパーを失ったボンドは復讐を誓い、ある巨大組織の存在を知る。ハイチに向かったボンドはドミニク・グリーンが主催する慈善団体が世界支配をたくらんでいることを知り、陰謀を阻止すべく立ち上がる。

☆☆☆D・クレイグに交代してのボンド2作目。

なんと、前作から1時間後という設定ではじまるんですね。どうりで、ボンドは傷だらけ・・・
これじゃ、前作見てないとちょっとキツイですね。

今回もボンドはひたすら真剣で、リアリスティック。
前作で、このリアルさは悪くないなと思ったのだけど、2作目となるとちょいとしんどくなるわけで・・・
もう少し遊びの部分があってもいいかなあ。おもしろい武器や乗り物もなくなっちゃったし。

それに今回、なんか敵役が小粒でつまらない。
もっと大物じゃないとねぇ。

まあでもアクションは見応えありますね。これはリアルさがいい方向に出ていると思う。
D・クレイグも体張ってるし(なんだかんだ言って、ワタクシ彼のファンです)。

「ゴールドフィンガー」を意識したとしか思えない、あのシーンにはちょいと笑いましたが・・・

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

本日の映画
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 [Blu-ray]
movie-37 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 Harry Potter And The Order Of The Phoenix 2007年英米

DIR:デヴィッド・イェーツ
CAST:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ゲイリー・オールドマン、ジェイソン・アイザックス、アラン・リックマン、フィオナ・ショウ、マギー・スミス、イメルダ・スタウントン、デヴィッド・シューリス、エマ・トンプソン、ジュリー・ウォルターズ

STORY:魔法学校の5年生に進級したハリーは、人間界で魔法を使ってしまい、あやうく追放されかかったところを、校長に救われる。魔法省から監視役として防衛術の女性教師が送り込まれ、窮屈な思いをする生徒達。ヴォルデモートの暗躍に対抗すべくハリーたちは密かに結集するが・・・

☆☆☆☆ハリー・ポッターシリーズ5作目。

ワタクシ、ファンタジー映画というと「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや、「ナルニア物語」シリーズの方が好きなのだけど、なんだかんだいって見てしまいますね。ファンタジー小説は読まないけれど、ファンタジー映画は大好きなのだ。

そして今公開されているハリポタの前作だが、かなり佳境に入ってきたかなと。
敵味方がはっきりしてきたし、ハリーにまつわる謎も次第に明らかになってきたし・・・ということで、どんどん先が見たいなあという気持ちにさせられるけれど、映画は次々撮るというわけにいかず、主役たちも猛スピードで大人になって、なんだか変な感じだ。

ワタクシは小説はまったく読んだことはないのだけど、分量は増えているみたいで、映画はかなりはしょってるんでしょうね。もう少し丁寧な説明が欲しいなあというところもなきにしもあらず。それでもよくまとめているとは思うが・・・

どうやら、最終巻は映画では2部作になるみたいで。あー、早く結末が知りたいと思う一方で(←小説読めばいいじゃん)、まだまだ終わってほしくないという気持ちもあって複雑だ。

今回、新キャラもあったりして、とにかくキャストが豪華なんですね。演技派、個性派を集めて、そういう意味では楽しい。

でも話は次第にダークになってますね。ファンタジーというのは元々ダークな要素もかなり含んではいるのだけれど、最終的にはハッピーエンドになってくれないとな~

いずれにせよ、最後まで見ますよ~


| | コメント (2) | トラックバック (1)

「7月24日通りのクリスマス」

本日の映画
7月24日通りのクリスマス [DVD]
movie-36 「7月24日通りのクリスマス」  2006年日

DIR:村上正典
CAST:大沢たかお、中谷美紀、佐藤隆太、上野樹里、阿部力、劇団ひとり、沢村一樹、川原亜矢子、YOU、小日向文世
STORY:長崎市役所に勤める地味で引っ込み思案なサユリ。長崎の街をリスボンに置き換え、空想の中で過ごす日々だった。大学のOB会にやってきたあこがれの先輩、聡史と再会し、デートに誘われたサユリは舞い上がるが・・・

☆☆☆吉田修一の小説『7月24日通り』の映画化。

普段日本映画をほとんど観ることがないワタクシがなぜこの映画を観ようと思ったかというと・・・
リスボンの街が出てくるから、なんである。2006年の夏、ポルトガルに旅行に行った際、リスボンで泊まったホテルにこの映画のロケ隊も泊まっていて、この映画公開されたら是非観なくてはと思った次第。

といっても、この映画、リスボンの街が出てくるのはサユリの空想の中。
サユリは退屈な毎日を、自分の住む街をリスボンに置き換えて空想の中で生きることで、紛らわしていたのだ。
というわけで、リスボンの街がたくさん出てくるわけではないのでちょっとがっかり(というか、リスボンを舞台にした映画と勝手に思ってたワタクシが悪いのであるが)。

そして、ストーリーがまたベタなんですねぇ。これもちょっとがっかり。
主人公は少女漫画にあこがれて、王子様が迎えにこないかなあと想像しているのだけど、展開はまさに少女漫画。日本映画的に、スローペースで物語が展開、思った通りの結末。めでたしめでたし。もうちょっとひねりのある展開を予想したのだけど・・・

あ、でもこの主人公、中谷美紀にぴったりな役ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「コールドケース 迷宮事件簿」

Cold Case [DVD] [Import]
WOWOWやAXNで以前から放映されていたが、地上波(テレビ東京)でも放映が始まったので観ることに。

ジェリー・ブラッカイマー(「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの大ヒットメーカー)製作のアメリカテレビシリーズで、フィラデルフィア警察殺人課の女性刑事リリー・ラッシュと同僚達が、過去の未解決凶悪事件を解決していくという話。

これ、ワタクシのツボにはまりました~

丁寧な捜査で、過去(時には60年以上前の事件も!)の事件を粘り強く解決に導く刑事たち。
ちょっとしたきっかけから、一気に過去の謎が解き明かされていくのがおもしろい。
事件が起こった当時のヒット曲が流れるのもうれしい。

主役の女性刑事リリー(演じるのは、「マイノリティ・レポート」でT・クルーズの妻役をやったキャサリン・モリス)は男勝りでタフで格好いいのだけど、女性らしさもあって魅力的。同僚達も個性豊かでよし。

うーん、楽しみなテレビシリーズがまたまた出てきてしまって、困ったなあ。
観る時間を確保するのが大変だ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ノウイング」

本日の映画
Knowing [Original Motion Picture Soundtrack]
movie-35 「ノウイング」  Knowing  2009年米

DIR:アレックス・プロヤス
CAST:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン
STORY:MITの宇宙物理学教授ジョンの息子ケイレブの通う小学校で、50年前に埋められたタイムカプセルが掘り起こされる。当時の小学生が書いた未来図が配られ、ケイレブがもらったのは、たくさんの数字が羅列されたものだった。ジョンがその数列を調べてみると、過去に起きた大惨事にまつわる数字であることが明らかに。未来の数字も書かれていることを知ったジョンは・・・

☆☆☆この展開はいったい・・・・

いつも映画は立川のシネマシティで観るのだが、ハリポタ一色でこの映画、夜の回しかなかったので、やむなく昭島のMOVIXで観ることに。なかなかきれいで立派なシネコンですね。ネット予約もできるし、ここもいいかも。

では本題に戻りまして・・・

つかみの部分はかなり好み。
50年前、ある女の子が書いた数字の羅列。ぱっと見、なんの意味もないように思えるのだが、物理学の教授である主人公は、意味のある数字だと気づく。この謎解きはなかなかおもしろくて、これはミステリーか?と思わせたところに・・・

数字の意味が次第に明らかになり、最後までわからなかった数字があらわすものがわかった時、急に映画はディザスタームービーへと変化。
この飛行機と地下鉄の事故の場面はすごいし、むごい。迫力ありすぎで、思わずのけぞりそうなくらい。

そして、映画はこのままいくかと思いきや、ん?ラストはそうきましたか!
まあ、途中で出てくる人たちや、聞こえてくるささやき声から、うすうすそういう展開になるかもとは思ったけれど、これはきっとあり、なしが人によってくっきり別れそうなラストである。
ワタクシとしてはぎりぎりOKだったけれど、あまり救いは感じられなかった。これから新しい人類の未来がはじまる、というラストではあるけれど、どちらかというと、主人公が家族4人で抱き合う場面の諦念の方が印象的で。運命を悟る主人公が悲しい。

エゼキエル書(旧約聖書)が出てくるところからすると、宗教的な意味も含まれてるのだろうけれど、よく知らないので深い意味まではわからずじまい。こういう知識がある人が見るともっとよくわかるんでしょうね。

しかしこの映画、低予算で作ったら、トンデモ映画になるところを、なんとか持ちこたえたと言えなくもない・・・

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「バタフライはフリー」

本日の映画
Butterflies Are Free [VHS] [Import]
movie-34 「バタフライはフリー」  Butterflies Are Free  1972米

DIR:ミルトン・カトセラス
CAST:ゴールディ・ホーン、エドワード・アルバート、アイリーン・ヘッカート、マイケル・グレイザー
STORY:サンフランシスコのアパートに越してきた女優志願の少女。隣室の青年がのぞいているに気づき抗議すべく乗り込むが、彼は全盲だった。二人は親密になるが、青年の母親が乗り込んできて・・・

☆☆☆ブロードウェイ舞台劇の映画化。
なんで、今までこの映画を観たことがなかったんだろう?ワタクシ、ゴールディ・ホーンの大ファンなので、当然観ていてしかるべきなのに・・・

ほぼアパート内で展開されるところといい、数日間の出来事であることといい、いかにも舞台。台詞まわしもまさに舞台。
なかなか見応えがある。

役者もそれぞれが好演。
ゴールディ・ホーンは、いつもながら、あっけらかんとした、悪気のない娘役、E・アルバートはこれがデビュー作だが(あの「ローマの休日」のカメラマン役エディ・アルバートの息子。数年前に亡くなっていたらしい)繊細な演技で、A・ヘッカートはアクの強い個性。

この3人の演技のぶつかりあいがおもしろい。
インパクトから言うと、この作品でアカデミー助演女優賞をとったヘッカートでしょうけどね。

あまりに舞台的で、映画のよさをいかしきれていないという難点はあるけれど、おもしろかった。
舞台でも観てみたいなあ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ブルースカイ」

本日の映画
ブルー・スカイ [DVD]
movie-33 「ブルースカイ」  Blue Sky  1994米

DIR:トニー・リチャードソン
CAST:ジェシカ・ラング、トミー・リー・ジョーンズ、パワーズ・ブース、キャリー・スノッドグレス、エイミー・ロケイン、クリス・オドネル
STORY:1962年、マーシャル少佐はブルースカイという暗号名の核実験プログラムに参加するため、ハワイからアラバマの基地へと転属になる。少佐の妻、カーリーは自分の感情をコントロールできないという問題を抱えており・・・

☆☆☆ジェシカ・ラングがアカデミー主演女優賞を獲得した映画。
なんでも、製作会社の倒産や、監督の死(トニー・リチャードソンの遺作なんですね)などで、クランクインから4年かけてようやく公開されたらしい。

「ブルースカイ」というのは核実験プログラムの暗号名で、そうか、核実験をめぐるサスペンスかなにかかなと思ったら、全然そうじゃあなかった。
多少はそういう要素もあるのだが、夫婦の愛を描いた映画である。

J・ラング演じるカーリーは、情緒不安定で、感情のおもむくままに行動してしまい、いつも夫であるトミー・リー・ジョーンズ演じるハンクを困らせてばかり。
でも、このハンクがとってもいい人なんですね。カーリーに翻弄されながらも、彼女を大きな愛情で包む。

ジョーンズさんが不器用だが、実直な人物を演じてすてきなのだけど、カーリーを演じるJ・ラングはとにかくうまい。
正直言って、共感できるキャラクターではないのだが、圧倒される。若干やりすぎと言えなくもないけれど、こういう役柄はオスカー向きなのかな。

窮地に陥った夫を、大胆な方法で助け、新たな地に旅立っていく家族。カーリーも夫を深く愛していたのだなとようやく救われる思いがした。
カリフォルニアに向かう空が明るくて、ようやく重苦しさから脱することができたのだったラストでありました。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「シルク」

本日の映画
シルク スペシャル・エディション [DVD]
movie-32 「シルク」  Silk  2007加仏伊英日
DIR:フランソワ・ジラール
CAST:マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、芦名星、中谷美紀、アルフレッド・モリナ
STORY:19世紀フランス。青年エルヴェは蚕の卵をもとめて、遠く日本へと赴く。蚕業者の原がおさめる村にやってきたエルヴェは原の妻に惹かれてしまう。帰国しても彼女を忘れられないエルヴェは妻をおいて、再び日本へと向かう。

☆☆☆不思議な映画。
すべてが夢物語だったのだろうかと感じさせる映画だ。

テーマとしては愛なんでしょうね。
最後になって、妻(キーラ・ナイトレイ)の無償の愛がひしひしと感じられる。とともにつらい結末でもある。エルヴェは一生罪の意識にさいなまれるはずだから・・・
と考えると、重い愛でもある。

というテーマならば、キーラの登場場面をもっと多くしてもよかったのではないかと思うが、日本での場面(やや奇妙な・・・でも外国の映画だとしょうがないですね)の方が多いんですね。ちょっとバランス的にどうかなと。

そして、心理描写も中途半端な気が。M・ピットの演技力が?なせいもあるのだけど、なんだかあまり心に響いてこないというか。

まあ映像はきれいだし、坂本龍一の音楽はいいので、ビジュアル面を楽しめばいいのかも。

出演陣では、中谷美紀が貫禄があってよかったですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ

ターミネーター : サラ・コナー クロニクルズ 〈ファースト・シーズン〉 コレクターズ・ボックス [DVD]
先週から、スーパー!ドラマTVで放送がはじまったテレビシリーズ。
残念ながら、1回目は見逃してしまったのだが(2回目の冒頭におさらいをしてくれたのでだいたいはわかった)、2回目を見てみて、3回目以降も見たいなと。

舞台は、2の5年後。とはいっても、3や4とは異なる時系列らしい。ふーん。ちょっとややこしいなあ。

物語の主人公はサラ・コナー。演じるのはリンダ・ハミルトンではなくて、レナ・ヘディ。「300」の王妃の役が印象的だった女優さんだったが、この人のサラも悪くない。とっても強いサラ!

ジョン・コナーはトーマス・デッカー。3の彼よりはずっといいですね(←クドイ)。ナイーブな感じ。

そして、サラたちを守るために未来から送られたターミネーターは、少女型。見た目強そうじゃないのに強力。この設定はおもしろいかも。今まで一番人間ぽいターミネーターだ。

まだ1回しか見ていないから、なんとも言えないけれど、これ、3よりよく出来てるかも(←クドイ(笑))。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「トランスフォーマー」

本日の映画
トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
movie-31 「トランスフォーマー」  Transformers  2007米

DIR:マイケル・ベイ
CAST:シャイナ・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイト、ジョン・タトゥーロ、ケヴィン・ダン、バーニー・マック
STORY:カタールの米軍基地に未確認飛行物体が飛来、突如無差別に攻撃を開始、大統領専用機内に何者かが侵入、機密情報がハッキングされる。さえない高校生サムは買ってもらった車が勝手に動き出す。地球外の生命体がねらうキューブなるものの発見の鍵をにぎるのがサムなのだが・・・

☆☆☆ワタクシの観るタイプの映画ではないと敬遠していたのだが・・・
第2弾が公開されるにあたり、地上波でやっていたのでなんとなく観てみた。

ロボットの映画だよねー、ワタクシ、男の子じゃないから全然興味ないよねーとか思っていたのだが、意外や意外楽しめた。

ちょっと長すぎて中だるみしてしまうのが残念だけど、前半の軍事サスペンス風~後半のロボット同士の戦いへと話しはうまくつながっていて、まあまあスムーズに進んでいく。

このロボットたちが、超合金ロボットをそのまま大きくした感じで、ちょっとレトロな気分にさせてくれるのだが、車などからトランスフォーム(変形)する様子はCGがすごいですね。よくできている。
で、このロボットたち、結構愛嬌があって(特にバンブルビーなんか)次第に人間みたいに見えてきたりして。

一方、人間はというと、脇にJ・ボイトやJ・タトゥーロなんかがいるのがうれしい。タトゥーロは出てきただけでおかしい役なのだけど、サムの両親役の2人、ケヴィン・ダンとジュリー・ホワイトのおとぼけぶりもおもしろくて、笑いの要素もよし。

まあしかし、マイケル・ベイの映画って、派手に物壊すし、音でかいし、見終わるとちょっと脱力しますね。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

「イントゥ・ザ・ブルー」

本日の映画
イントゥ・ザ・ブルー [DVD]
movie-30 「イントゥ・ザ・ブルー」  Into The Blue  2005米

DIR:ジョン・ストックウェル
CAST:ポール・ウォーカー、ジェシカ・アルバ、スコット・カーン、アシュレイ・スコット、ジョシュ・ブローリン
STORY:バハマで沈没船を見つけて引き揚げる夢を持つダイバーのジャレット。恋人サム、友人ブライスらとついに船の一部を発見するが、すぐ近くに麻薬を大量に積んだ密輸飛行機も墜落していたため・・・

☆☆☆海洋アドベンチャー・サスペンス。
なんて大仰な映画じゃないですね。

簡単に言えば、予期せぬお宝を見つけてしまった主人公たちが、悪者にやられそうになるが、めでたしめでたしといったところ。

この映画を観るにあたってのワタクシの三重苦。
1.海が好きじゃない(海辺生まれだけど)。
2.ポール・ウォーカーが苦手(好みの問題)。
3.ジェシカ・アルバにもあまり興味がない(これも好みの問題)。
というわけで、何の興味もないまま見始めたのだが(←だったら見なきゃいいのに)・・・

確かに、海の好きな人ならきれいな映像だし、P・ウォーカーは意外に筋肉質だし、J・アルバの水着姿もファンだったらば見飽きないところだろうけれど、やはりとりたててどうということのない映画でしたね(ワタクシにとっては)。

興味をひいた点は2つ。
1.J・ブローリンが一瞬本人とわからない顔で出てきたこと。この人、最近どんどんよくなってきていて、私的に注目しているところ。
2.この映画がどうやら70年代の映画「ザ・ディープ」のリメイク(とまではいかないのかな。オマージュ作品といったところか)らしいこと。あの映画もジャクリーン・ビセットの水着姿が売りだったっけ。こっちの映画の方がおもしろかったな。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

「ターミネーター3」

本日の映画
ターミネーター3 スタンダード・エディション [DVD]
movie-29 「ターミネーター3」  Terminator3:Rise Of The Machines 2003米

DIR:ジョナサン・モストウ
CAST:アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、クリスタナ・ローケン
STORY:大人になったジョン・コナーは放浪の旅を続けていたが、突如未来から新しいターミネーターT-Xが送り込まれる。ふれたものに変身できるT-Xをおって、旧来型のターミネーターも送られてくるが・・・

☆☆☆ターミネーター4を見に行くにあたって久々見てみた。

1と2はうまくつながっていたのだけれど、3は見始めてへ?と思いますね。なんで、E・ファーロングが成長するとN・スタールになるんだ~(ファンの方ごめんなさい)
どうしてもスタール=コナーが納得できず、最後までなじめず・・・

3を作るのは大変だったと思うのだが、苦し紛れに出してきたのが、女性型ターミネーター。別に女性型にしなくてもよかったのでは?という気もするが、無表情なK・ローケンはターミネーター役にぴったり。
それに対して、旧型ターミネーター=シュワは少々若作りなのもあってか、やはり無理が・・・
ねらいか偶然か、コミカルになってしまっていて、それはそれで悪くはないけれど、1、2の流れからは遠くなってしまった。

あらためて見てみると、一応4にもつながっているし、駄作というわけではないが(昔見たときはもっとヒドイ評価だったが)、ターミネーターを語る上では見ること必須とまではいかない。

N・スタール→C・ベール、C・デインズ→B・D・ハワードになるのもやっぱり納得できないなあ。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

「グラン・トリノ」

本日の映画
グラン・トリノ (クリント・イーストウッド 監督・主演) [DVD]
movie-28 「グラン・トリノ」 Gran Torino  2008米

DIR:クリント・イーストウッド
CAST:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー
STORY:妻に先立たれ、愛犬と72年製フォード車グラン・トリノを友に退屈な日々を送るウォルト。ある日、自分の庭で隣に住むモン族の少年タオが不良にからまられているのを結果的に助けることになり、タオとその姉との交流がはじまるが・・・

☆☆☆☆☆この映画を最後に俳優としては引退すると宣言したイーストウッドだが・・・

もうすぐ公開が終わってしまうというぎりぎりで見てきた。
いや、これは見て本当によかった。いつまでも余韻が残る。
出演と監督を兼ねる作品としては、一番素晴らしい出来ではないだろうか(ただし、「ミリオンダラー・ベイビー」は未見)。

「アウトロー」、「ペイルライダー」、「許されざる者」・・・
ワタクシにとっては、イーストウッドの出演と監督を兼ねる映画のイメージはこうした西部劇(もちろん、いろいろなジャンルを撮ってはいるのだが、どうもこうしたイメージで)。苦虫をかみつぶしたような表情で寡黙な男を演じるイーストウッドが印象的だったのだが、この映画でも同系列の男を演じている。
こうしてみると、演技者としては、面に表情を出さないので若い頃はワンパターンに陥りがちだったが、年齢を重ねるごとに味わいと渋みがましていい感じになってきたイーストウッド。

主人公は、頑固で時代の変化についていけない偏屈者。息子達家族からは疎まれ、主人公自身も息子達のやることなすことが気に入らない。マイノリティに対する差別意識があって今やアジア系移民ばかりとなってしまったご近所ともなじめず、犬と車だけを心の友に、ビールを飲んで日がな一日暮らす・・・

こんな味気ない生活だったのが、ある出来事をきっかけに、隣家のモン族の一家とのおつきあいがはじまり、次第にうちとけていく。
父を亡くした少年タオに、まるで父親のようにあらゆることを教えていく主人公ウォルト。内気で弱々しかったタオは大人の男への第一歩を踏み出し、ウォルトはタオとその姉スーとの交流を通して、ようやく人と人とのつながりを実感するようになるのだ。

だが、それでめでたしめでたしとなるわけもなく・・・
ウォルトはある決断をする。この決着のつけ方は、昔のイーストウッド映画では考えられなかったもので、これがイーストウッドが達した境地ということだろうか。
他の終わらせ方はなかったかとも思うが、これしかなかったのだろう、ウォルトには。なんとなく予想もついたのだが、涙のとまらないラストだった。

これで俳優としては引退などと言わずに、まだまだ演技者としても渋い演技を見せてもらいたいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ターミネーター4」

本日の映画
ターミネーター4
movie-27 「ターミネーター4」 Terminator Salvation  2009米

DIR:マックG
CAST:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン・、アントン・イェルチン、ムーン・ブライッドグッド、ブライス・ダラス・ハワード、ジェーン・アレクサンダー
STORY:スカイネットが起こした審判の日々を生き延びた少数の人間たち。ジョン・コナーは抵抗軍となっていたが、自分の父親となるカイル・リースを探していた。やがて、謎の男マーカスがカイルがスカイネットにとらわれていることを告げるが・・・

☆☆☆☆新しい展開のターミネーター。
実は見る前はちょっと心配だった。3があまりいい出来ではなく、尻すぼみ感があったので、その続きだとするとどうなんだろうかと思っていたのだった。

しかし、シュワちゃんから離れたこの新しいターミネーター、なかなかよかった。
出だしこそ、荒涼とした感じで、なんだかなあと思ったのだが、ぐいぐい引き込まれ、最後まで手に汗握る展開。エンドクレジットが終わっても、余韻にひたってしまったのだった。
3で、すっかり漫画チックになってしまったのを軌道修正し、1、2にうまくつながる展開で、そういう手があったかと感心。

1対1でなくなってしまって、ターミネーターの印象が薄くなってしまった感はあったけれど、人間ドラマとしてじっくり見られる映画となった。
コナーとカイルの絆、カイルとマーカスの絆、そしてコナーとマーカスの絆。ラストでは涙、涙だった。
特に謎の男マーカスの存在が印象的で、なんともやるせない気持ちになる。むしろ、コナーよりマーカスの方が主役だったかなと。まだあと2作作られる予定だそうだから、次第にコナーが主役となっていくのだろうけれど、4に関しては、完全にマーカスの映画だと思う。

そして、マーカスを演じるS・サーシントンがすごくいいんですね。悲しみと苦悩をかかえる謎の男。頼もしい。この1作で大ファンになってしまった。
というワーシントンにすっかり喰われた形のC・ベイル。この人も苦悩のヒーローが似合うけれど、残念ながらこの映画ではあまり魅力が感じられず(ファンの方、ごめんなさい)。次作以降期待というところだろうか。

次作に続くというラストが少々もどかしい気もしたけれど、新しいターミネーターシリーズの幕開け、大いに歓迎!

そうそう、ラスト近く、あのターミネーターも登場するのは旧作ファンとしてもうれしいところ。J・アレクサンダーやH・B・カーターの出演も少ない場面ながらよかったです。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

「ウェイトレス~おいしい人生の作り方」

本日の映画
ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた
movie-25 「ウェイトレス~おいしい人生の作り方」 Waitress  2006米

DIR:エイドリアン・シェリー
CAST:ケリー・ラッセル、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、エイドリアン・シェリー、ジェレミー・シスト、アンディ・グリフィス
STORY:アメリカ南部の片田舎のダイナーのウェイトレス、ジェナなパイ作りの天才。嫉妬深い夫アールから逃れ、パイコンテストに参加しようと目論んでいた矢先、望まぬ妊娠が発覚、落ち込む。産婦人科医のポマター先生に惹かれるジェマだったが・・・

☆☆☆見ているとパイが食べたくなる・・・

その日の気分で、独創的なパイを作る主人公ジェマはとっても不幸。
結婚した途端豹変し、嫉妬深くジェマを支配する夫のせいで、毎日が憂鬱。ストレス解消がパイ作りだったりして・・・

そのパイ作りの才能を生かし、コンテストに出て、自分の人生を切り開こうとしていた矢先に、酔った勢いで?妊娠、にっちもさっちもいかなくなってしまう。

診察してくれた医者と、あれよあれよという間に恋愛関係(といえるかどうかは微妙だけど)に陥り、でも結局はそれもうまくいくわけではなく・・・
なんだか、なかなかふんぎりがつかない主人公だけど、子供が生まれたことをきっかけにして、えいやと新しい人生に踏み出す。
うーん、やっぱり女性って強いなあ。
それに比べてこの映画に出てくる男性のちょっと情けないこと・・・

って、これは監督が女性だからかもしれませんね。

監督は、ウェイトレス仲間として出演もしているエイドリアン・シェリー。これから伸びそうな感じだったのに、惜しくも映画撮影後他界(殺人だったという)。残念ですね。
なかなかに愛すべき小品映画という感じだったのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「美少女探偵ナンシー・ドリュー」

本日の映画
美少女探偵ナンシー・ドリュー [DVD]
movie-24 「美少女探偵ナンシー・ドリュー」 Nancy Drew  20067米

DIR:アンドリュー・フレミング
CAST:エマ・ロバーツ、マックス・シエリオット、レイチェル・リー・クック、ジョシュ・フリッター、テイト・ドノヴァン、ローラ・ハリング、バリー・ボストウィック、アダム・ゴールドバーグ、ブルース・ウィルス
STORY:女子高生探偵ナンシー・ドリューは父親の仕事の関係でハリウッドへ。不可解な死をとげた女優デリア・レイコットの屋敷に住むことになった彼女は、その死の謎を探りはじめるが、何者かに命をねらわれる。

☆☆☆E・ロバーツ主演の日本未公開映画を立て続けに見てしまった・・・
「愛しのアクアマリン」を見て、突如この映画が見たくなり、引っ張り出してきたという次第。

ナンシー・ドリューといえば、昔のテレビシリーズ(ナンシー・ドルーといったっけ)が大好きで、本も何冊か読んだし・・・最近創元推理文庫で出始めたシリーズも読み始めている。

ナンシーがあまりに優等生すぎるし、あっさり事件が解決してしまうし、周囲があまりに(警察も含めて)ナンシーに協力的すぎるし、悪者もあっさり改心しちゃうという難点(だらけだな、ミステリーとしては)があるものの、好きなんですね~

この映画は、時代が昔でなく現代なので、さらにギャップがはげしい。こんな優等生すぎる子はダサイということになって・・・高校では浮いた存在になっちゃうのだ。ナンシーは決してめげないけれど。でも、このシリーズは、いい意味で古い感じがいいので、このズレも笑うポイントとしてよろしい。

ミステリーとしてみると、本と同じく、はじめから読めてしまう筋書きでたいしたことはないけれど、安心して見られる映画。古風なミステリ好きならば、まあ許せる範疇じゃないでしょうか。

E・ロバーツは結構コメディセンスはありますね。おとぼけぶりがよいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「愛しのアクアマリン」

本日の映画
Aquamarine [Import]
movie-23 「愛しのアクアマリン」 Aquamarine  2006年米

DIR:エリザベス・アレン
CAST:エマ・ロバーツ、ジョアンナ・ジョジョ・レヴェスク、サラ・パクストン
STORY:クレアとヘイリーの仲良し2人組はある日人魚と出会う。人魚のアクアマリンは父親の決めた結婚から逃れるべく、真実の愛を求めて人間の世界にやってきたのだった。人魚を助ければ願い事がかなうと聞いた彼女達は、ヘイリーの引っ越しの中止を願うべく手助けをするが・・・

☆☆☆日本未公開映画。

人魚というと、なんとなく「スプラッシュ」を思い出してしまうけれど、この映画はもっともっと毒のない感じ。

予想される展開、友情、憎々しげな敵役・・・かなーりベタな展開なのだ。
でも、見終わってこういう映画はすがすがしいですね。難しい映画を続けて見た時は、こんな映画が一服の清涼剤になりますね~
案外楽しめました。

主演の一人は、エリック・ロバーツの娘、ジュリアの姪、エマ・ロバーツ。ちょっと大きい口がおばさんに似てますかね~年の割には幼い感じで。でも嫌みのない女優さんですね。
シンガーソングライターのジョジョはちょっとくせ者的雰囲気で、エマとのコンビはなかなかよろしい。
残念だったのは、2人の女の子と人魚のあこがれのレイがかなりお馬鹿風だったこと。さわやかな青年ではあるけれど・・・

結論・・・疲れた時はこんな感じの単純な映画がよろしいようで・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「デジャヴ」

本日の映画
デジャヴ [DVD]
movie-22 「デジャヴ」 Deja Vu  2006年米

DIR:トニー・スコット
CAST:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル、アダム・ゴールドバーグ、ブルース・グリーンウッド、エル・ファニング、マット・クレイヴン
STORY:たくさんの犠牲者を出したフェリー爆破事故を捜査するATF捜査官のダグは、FBIの特別捜査班に協力することに。4日と6時間前の映像をリアルタイムで再生する装置で、事故直後に遺体で発見された女性の生きている姿を目にしたダグは・・・

☆☆☆考えれば考えるほどわからなくなる・・・

そして、とても感想の書きにくい映画。何書いてもネタバレになってしまうので・・・

はじめは、捜査官物として展開し、D・ワシントンの活躍ぶりが(とても頭の切れる捜査官で)見応えある映画だったのが、途中から?突然映画の方向性がかわり・・・へーこういう展開なのかと感心。
純粋なミステリーかと思うと全然違う。

もちろんミステリー的要素は満載で、伏線はりまくりなのが、ワタクシ的にはツボにはまった。死体袋の中で鳴る携帯、血のついたガーゼ、ベタベタとついた指紋・・・あとでああそうだったのかといちいち納得する伏線なんである。

しかし、わかりにくい部分もあり、あのダグはどうなったんだ?結局ダグはどうなったんだ?クレアは一体・・・と多少頭がこんがらかる。でも、あえてきっちり説明しないところがいいところかも。あれこれ想像するのも楽しいので。

D・ワシントンは熱血捜査官ぶりがぴたりとはまっていてなかなかよいのだが、もうびっくりしちゃったのが、V・キルマー。なんであんなに膨張しちゃったんでしょう?ジョン・トラなみ(笑)。

トニー・スコット的映像はあまり得意ではないのだけど、この映画の映像はよかったです。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「キャプティビティ」

本日の映画
キャプティビティ (特別編) [DVD]
movie-21 「キャプティビティ」 Captivity  2007年米露

DIR:ローランド・ジョフィ
CAST:エリシャ・カスバート、デニエル・ギリス、プルーイット・テイラー・ヴィンス
STORY:トップモデルのジェニファーは、ある日見知らぬ部屋で目を覚ます。拉致され監禁された彼女は脱出しようとするが失敗、隣の部屋で監禁されている青年がいることに気づく。

☆☆☆体調最悪な時に見たので余計にしんどかった・・・

熱を出して寝込んでる時に見る映画じゃないですね(笑)。ワタクシ的には、前半にちょっと目を伏せたく場面がありましたので・・・ワタクシ、あんまり残酷なホラーは苦手なので・・・
いや、それほどでもなかったのもしれないけれど、何しろ熱でうなされながら見たので(笑)、余計に怖く感じたのだった。

わけもわからず監禁されて、脱出を試みるも失敗、いろいろとつらい目にあうという前半はおもしろかったのだけど、種明かしがされてからはなーんだという感じ。いや、このオチは薄々わかってたんですけどね。いかにも怪しい感じだったんで。

結末は3種類見たけれど、あざといけれど本編版が一番よかったかな。

主演は、「24」で一躍有名になったE・カスバート。この人、これからが難しい気がする。
印象に残ったのは、P・T・ヴィンス。相変わらず不気味だ。

しかし、一番の謎は、ローランド・ジョフィがこの映画を撮ったということ。この監督が撮るような映画ですかねぇ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「幸せのポートレート」

本日の映画
幸せのポートレート (特別編) [DVD]
movie-20 「幸せのポートレート」 The Family Stone  2005年米

DIR:トーマス・ベズーチャ
CAST:サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・キートン、クレア・デインズ、レイチェル・マクアダムス、ダーモット・マルロニー、クレイグ・T・ネルソン、
STORY:バリバリのキャリアウーマン、メレディスはクリスマスに婚約者エヴェレットの実家を訪れる。オープンなエヴェレットの家族の中で、神経質で超堅物のメレディスは浮いてしまう。事態の打開を図るため、メレディスは妹を呼ぶのだが・・・

☆☆☆コメディだが最後はしんみりと・・・

クリスマスというとアメリカでは家族中が集まるものと決まっているらしい。

この映画の主人公メレディスも婚約者の実家へと招待されるが、この主人公、繊細で神経質、融通の利かない堅物、仕事一筋できまじめすぎておもしろみなし・・・と実家の人たちとは正反対。
この家族は、オープンでおおらか、自由奔放。この家族も相当かわっている人たちだと思うけれど、こんな中ではメレディス浮きまくり、とけ込もうと努力すればするほど裏目に出る。せつないなあ。
起死回生とばかりに呼んだ妹は、あっさりとけ込んでしまい、メレディスの居場所はますますなくなる。

というストーリーが、かなりの誇張を持って語られるわけで、メレディスのやな女ぶりは半端じゃない!何もここまでやな女に描かなくてもと思ったが、演じているS・J・パーカーは演じがいがあるのかも。

そんなメレディスもとうとう自分のことをわかってくれる人にめぐりあえて・・・めでたし、めでたし。という最後の展開は若干強引のような気も。

そしてお涙ちょうだい的要素もあり、ラストは家族のドラマとしてしめくくる、というあたりはまさにアメリカ映画ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「夢駆ける馬ドリーマー」

本日の映画
夢駆ける馬ドリーマー スペシャル・エディション [DVD]
movie-19 「夢駆ける馬ドリーマー」 Dreamer:Inspired By A True Story  2005年米

DIR:ジョン・ゲイティンズ
CAST:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、エリザベス・シュー、デヴィッド・モース、フレディ・ロドゲリス、ルイス・ガスマン、オデッド・フェール
STORY:ケンタッキーの調教師ベンは期待の牝馬ソーニャドールの調教を請け負っていた。ソーニャの足の異常に気づいたベンはレース参加を見送るよう進言するが、オーナーは出場を強行させ、ソーニャは骨折してしまう。首になったベンは退職金がわりにソーニャを譲り受け、次第にソーニャは回復していく。

☆☆☆骨折から奇跡の復活を遂げた競走馬をモデルにした映画。
なんとなく「シービスケット」と混同していたが(こちらは見ていない)、ちょっと違った。

これって、アメリカ人が好きそうなテーマですね。
挫折した主人公が、家族との絆もいったんバラバラになりそうになるけれど再生、家族も元の通りに戻る・・・というストーリーで、そこに馬の再起もからめている。

まあこういう話の場合、結末は見えているので安心して見られるという利点はあるけれど、この映画の場合、あまりにさらっと描かれるので、ちょっと厚みにかけるかなあという気も。あっさりしすぎているんですね。気持ちよく見られるっていうのはありますが。
悪役もいかにもだし、善人は善人として描かれているので、非常にわかりやすい。

一つの売りはD・ファニングちゃんが出ているということだけど、この映画では優等生っぽすぎるかなあ。大好きなK・ラッセルはフツーだし、E・シューは影薄いし(同じファニングちゃん共演の「ハイ・アンド・シーク」よりは存在感はあった)。C・クリストファーソンはいい味だしてたけど・・・

なんともコメントしがたいフツーの映画でありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ある公爵夫人の生涯」

本日の映画
The Duchess [Music from the Motion Picture]
movie-18 「ある公爵夫人の生涯」 The Duchess  2008年英伊仏

DIR:ソウル・ディブ
CAST:キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、シャーロット・ランプリング、ドミニク・クーパー
STORY:18世紀後半のイギリス。スペンサー家のジョージアナは、名門デヴォンシャー公爵家に嫁ぐが、公爵は世継ぎをもうけることにしか興味がなく、浮気ばかりしていた。孤独感にさいなまれるジョージアナはやがてエリザベスという親友を得るが・・・

☆☆☆ダイアナ元王太子妃の先祖である実在の女性、デヴォンシャー公爵夫人の生涯を描いたドラマ。
印象は昨年観た「ブーリン家の姉妹」と似ている。

名門に嫁いだと喜んだのもつかぬま、夫は世継ぎ誕生だけをひたすら望むだけで、妻に求めるのもそれだけ、愛のない結婚生活を送ることになる主人公ジョージアナ。
世継ぎを産まない限り妻には相続権もないという時代で、自由もなく、がんじがらめの生活を送らねばならない。
昔の貴族の生活がよーくわかったけれど、よく耐えられるものだなと感心。もっとも、それ以外生きる道はなかったわけだけど・・・

それでも、このジョージアナは、この当時としては、進んだ女性だったのかもしれない。
女性には参政権のない時代に政治に大いに興味を持ち、ギャンブルを好み、実に活動的。
彼女のファッションが流行になったというおしゃれも含め、夫から顧みられない寂しさをこういったことで紛らわしていたともいえるが・・・

親友となったエリザベスが住むところがないというので、自分の邸宅に招き入れたことがさらにジョージアナの不幸にしてしまう・・・
いやあ、想像を絶するなあ。夫と妻と愛人が一緒に、それもずっと一緒に暮らすんですからね。
昔はこんなこと普通だったんだろうけど、よく耐えていられたなと。

しかし、そこがジョージアナの偉大なところで、何があっても毅然と生きていくのだ。
自身のスキャンダルも乗り越え、夫との確執も乗り越え、強く生きていく。

けれど、この時代、女性だけが大変だったというわけでもなさそうだ。公爵も世継ぎをもうけなければならないという義務感にとらわれ、貴族という地位にしばられ、感情すら失ってしまっているのである。ま、庶民には今ひとつわからない感覚なのだけど・・・

それまで、やさしい言葉を一切かけたことのなかった公爵が、ラストで不器用ながら自分の想いをジョージアナに伝え、夫妻が一瞬手をにぎりあう場面でようやくホッとすることができたのだった。

主演は、ちょっとやせすぎが心配なキーラ・ナイトレイ。まだまだ若いが、貫禄すら感じさせる。コスチュームもの似合うなあ。
さらに貫禄なのは、母親役のS・ランプリング。さすがだ。
公爵にはR・ファインズ。能面のような顔(を作って・・・)でこれがまたうまいなあ。

アカデミー賞衣装デザイン賞獲得の衣装をはじめとして、お屋敷、調度など、とにかく豪華で、目の保養になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「スラムドッグ$ミリオネア」

本日の映画
スラムドッグ$ミリオネア (ダニー・ボイル監督) [DVD]
movie-17 「スラムドッグ$ミリオネア」 Slumdog Millionaire  2008年英米

DIR:ダニー・ボイル
CAST:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン
STORY:人気番組クイズ$ミリオネアの難問を次々クリアし、とうとう最後の一問まで行き着いたムンバイ出身の青年ジャマールだが、いかさまと思われ逮捕されてしまう。スラム出身の孤児できちんとした教育を受けたことのないジャマールがクイズに答えられるわけはないと決めつけられて・・・ジャマールはなぜこれらのクイズに答えることができたのか。彼は今までの人生を語りはじめる。

☆☆☆☆アカデミー賞8部門受賞作を早速見て参りました・・・
アメリカでもわずか数館で封切られたこの映画、瞬く間に話題になり、あれよあれよという間にオスカーまで獲得。
というと、期待してしまいますね。

ところが、監督はダニー・ボイル。「トレシンスポッティング」、「28日後...」はよかったけど、「普通じゃない」、「ビーチ」とハリウッド進出作品はどうもワタクシ的にはダメで、一瞬不安がよぎった。

いやいやでも、この映画はよかったです。

警察での取り調べ場面と、スタジオでクイズに挑戦する場面と、子供の頃の場面が交錯するのだが、構成がうまい。
はじまってすぐ、主人公兄弟たちがスラムを逃げる場面が、だんだん上空へとひきで撮っていくところでぐぐーっと引き込まれた。

主人公ジャマールは、スラム育ちで、今はしがないお茶汲み(とクイズ司会者がさんざんバカにして言う)の身。ほとんど教育も受けていない彼が、難しいクイズを次々クリアできたのは・・・
という謎が彼自身の口から語られるのだが、それはあまりに過酷な今までの人生。貧困、宗教対立による暴動による親の死、虐待・・・あまりにつらいことばかりだけれど、ジャマールはタフに生き抜いてきた。正直、ちょっと目をそむけたくなる場面もあったり、とにかく見ていてつらくなるのだけど、ジャマールをはじめとして、皆決して負けないし、明るく生きていく。底抜けの明るさに驚くけれども、インドという国はそういう国なのだろう。

ジャマールがこうして生き延びたのは、兄の存在と、幼い頃一緒に逃げて以来、ずっと思ってきた少女ラティカの存在(演じる子供達の笑顔はとびきりすばらしい)。
道を踏み外してしまった兄と、ひたむきにラティカのことを思い続けるジャマールと、過酷な運命に翻弄されるラティカ。3人の行く道は交錯しつつも離れたり、そして、ラストは・・・
ちょっと悲しいけれど、うれしいラスト。ジャマールの決してあきらめないひたむきな想いがこういう運命を呼び寄せたのだなと。あきらめないことが肝心なんですね、人間って。

活力みなぎる映画で、清濁併せ呑む国、インドの底力を感じましたね。元気をたくさんもらいました。

| | コメント (4) | トラックバック (5)

「イルマーレ」

本日の映画
The Lake House (Widescreen Edition)
movie-16 「イルマーレ」 The Lake House  2006年米

DIR:アレハンドロ・アグレスティ
CAST:キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック、ショーレ・アグダシュルー、クリストファー・プラマー、ディラン・ウォルシュ
STORY:女医ケイトはシカゴの病院に赴任することになり、湖のほとりの家を引っ越すことになり、郵便物の転送を頼もうと郵便受けにメッセージを残す。建築家アレックスは、思い出の湖の家を買い取り越してくる。そこでケイトの手紙を受け取るが、ケイトは2006年、アレックスは2004年にいることに気づく。

☆☆☆12年ぶり、キアヌとサンドラの共演作。
韓国映画のリメイクだが、オリジナルは見ていない。

でも、この映画、予告編を見て以来ずっと楽しみにしていた。
サンドラのファンだし、キアヌとの久々の共演作だしということで。

いや、期待は裏切られなかった。
なんとも切なくて、ファンタジックなラブ・ストーリー。

タイムパラドックスを考えるときりなくて、あちこち整合性のないことが気になりそうだが、そんなことはもうどうでもいいんですね。

ある意味遠距離恋愛で、すれ違いラブ・ストーリーで・・・
でもどうにもならない壁が、「時」。これじゃあ、どう考えてもめぐりあえない。というところに、なんともロマンティックな状況がつくりだされるわけで。いいな、この映画好きです。

キアヌは若干太った気もするけれど、ラブ・ストーリーは相変わらず似合うし、がははと笑わないサンドラは今まであまり好きではなかったけど、今回のサンドラはいいですね。落ち着きが出てきたのかな。こういうしっとりしたサンドラもあり。

韓国版はどうなんでしょう?

| | コメント (2) | トラックバック (2)

「恋人はゴースト」

本日の映画
恋人はゴースト スペシャル・エディション [DVD]
movie-15 「恋人はゴースト」 Just Like Heaven  2005年米

DIR:マーク・ウォータズ
CAST:リース・ウィザースプーン、マーク・ラファロ、ドナル・ローグ、ジョン・ヘダー
STORY:サンフランシスコの病院に勤務する女医エリザベスは仕事一筋。ようやく正式に採用されたその日交通事故に遭ってしまう。妻に先立たれたデヴィッドは家具付きマンションに住み始めるが、突如見知らぬ女性が現れる。それは前の住人エリザベスで、デヴィッドにしか見えないのだった・・・

☆☆☆☆リース・ウィザースプーン主演のロマンティックコメディ。

この映画、劇場未公開だったんですね。うーん、結構おもしろいのにな。
日本ではR・ウィザースプーンってダメなのかな。M・ラファロもすごく人気のあるタイプじゃないし(ワタクシは好きですけど)。

でもこの映画、ワタクシ的にはツボでした。

だいたいがロマコメは大好きなのだけど、見終わった感じがとっても暖かいんですね。
定石的といえばそうなのだけど、だからこそいいのだ。

リースは、気が強くて、なんだかよくしゃべってうるさいキャラがいつも通りお似合いだし、M・ラファロも哀愁を帯びていていいな。とってもやさしいという役が似合うのだ。
脇では、いつもなんだか不気味なJ・ヘダーがいい味。

運命でつながっていた二人のロマンティックな関係、家族の絆など、ワタクシの涙腺を刺激する要素満載で、よかったです。

それにしても、なんで未公開だったんでしょう?全米1位を獲得したのに・・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ドクター・ドリトル」

本日の映画
ドクター・ドリトル【字幕版】 [VHS]
movie-14 「ドクター・ドリトル」 Dr.Dolittle  1998年米

DIR:ベティ・トーマス
CAST:エディ・マーフィ、オシー・デイヴィス、オリヴァー・プラット、ピーター・ボイル
STORY:医師のドリトルは、ある日車で轢きそうになった野良犬の声を聞いたことで、子供の頃もっていた動物と会話できる能力を思い出す。やがて病気の動物たちが次々とドリトルの元を訪れるが、周囲からは精神的におかしくなったと思われてしまう。

☆☆☆ロフティングの原作とは似ても似つかないが・・・

ワタクシは子供の頃、ロフティング原作のドリトル先生シリーズが大好きで何度も読んだものだった(特にサーカスのお話は大好きだった)。というわけで、ドリトル先生のイメージはワタクシの中ですっかりできあがってしまっており、レックス・ハリソン主演の1967年の映画「ドリトル先生不思議な旅」もちょっと微妙だった。ストーリー的には大きく離れているわけではないけれど、これってミュージカルだったし・・・

そして、この映画もイメージが壊れちゃいそうでずっと見ることなくきたが、ひょんなことから見るハメに・・・

なかなか楽しいです、ドリトル先生だってことを忘れれば(笑)。動物と話ができるという設定をかりてるだけですからね。
だいたい動物の出る映画には弱いのだが、こんだけいろいろな動物が出てきたら楽しくないわけはない!動きの一部は当然CGなのだが、みんな芸達者だなあ。

あまりにオーバー演技なエディ・マーフィは苦手だけど(ホントはそれが彼の持ち味なんでしょうけど)、この映画ではさほど気にならず。療養施設の場面では若干オーバーアクション気味だったけれど、ぎりぎりOK。ファミリー向けに撮ったのかな、この映画。

とりあえず続編も見てみようかなという気になった次第。

でも、ドリトルって名前はやめてほしいなあ(←クドイ)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「穴」

本日の映画
穴 [DVD]
movie-13 「穴」 The Hole  2001年英

DIR:ニック・ハム
CAST:ソーラ・バーチ、デズモンド・ハリントン、ダニエル・ブロックルバンク、ローレンス・フォックス、キーラ・ナイトレイ、エンベス・デイヴィッツ
STORY:イギリスのあるパブリックスクールの4人の生徒が忽然と姿を消し、18日後女子高生リズだけが発見される。心を閉ざすリズの治療と真相解明のため、精神科医フィリッパがカウンセリングをはじめ、やがてリズは何が起こったかを話しはじめるが・・・

☆☆☆シガーニー・ウィーヴァー主演の「穴」(未公開映画)を見るつもりがこの映画を見ることに・・・
新聞のテレビ欄の深夜枠に「穴」という文字が見えたので録画してみたら、こっちの映画だったか(笑)。まあでもこっちも見てなかったので、おとなしく見ることにした。

はっきりいって後味のよくない映画である。ラスト、ある登場人物の呆然とした表情と、もう一人のニヤリとした顔を写して終わるのだけど、おお怖い。

出だしは、ミステリアスで、行方不明の4人に何が起こったのか?と大いに期待をもたせてくれる。

ただ一人生還したリズがポツポツと語りはじめるのだが、言っていることは二転三転、捕まった容疑者は正反対のことを言い・・・という具合に何が真実なのかというところが興味の対象となるのだが、わりと早い段階で、多分こういうことではないかということがわかってしまう。

それでも最後までひっぱっていったのは、T・バーチの演技力。T・バーチといえば、「パトリオット・ゲーム」の娘役や、「Dearフレンズ」の少女役なんかを思い出すが、うーん、あまり面影ないなあ。と思ったら役作りのため、体重を増やしたとか。
そうそう、まだ無名の頃のキーラ・ナイトレイも出てましたね。

極限状態に陥り、互いに不信感を抱きはじめる後半、食糧も水もつきかけ狂気一歩手前まで追いつめられる登場人物たちだが、真犯人の狂気はもっと怖い。しかも、淡々と語るのだから・・・

不快な印象を残して終わる映画だが、それはそれで成功しているのだろう。ワタクシとしてはちょっとお口直ししたくなりましたけどね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「M:i:III」

本日の映画
M:i:III
M:i:III
movie-12 「M:i:III」 MISSION: IMPOSSIBLE III  2006年米

DIR:J・J・エイブラムス
CAST:トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムス、マギー・Q、ジョナサン・リース=マイヤーズ、ミシェル・モナハン、ローレンス・フィッシュバーン、ケリー・ラッセル、ビリー・クラダップ
STORY:現役を引退し教官としてスパイの育成にあたるイーサン・ハント。結婚を間近に控えたある日、新たなミッションが。拘束された教え子の救出に向かったイーサンは、闇ブローカーのデイヴィアンと闘うことに・・・

☆☆☆ミッション・インポッシブルの3作目。
トム・クルーズのこのシリーズも3作目。1作目はそれなりだったが、2作目は少々息切れ気味だったので3作目はどうか。

元々テレビシリーズの「スパイ大作戦」が大好きだったワタクシとしては(昔よく12チャンネルでやってた)、1作目からちょっと違和感があって、これはもう「スパイ大作戦」とは別物とわりきることにしたわけなんだけど・・・
やっぱりねー、3作目でも主人公イーサンが独走状態。仲間のエージェントの活躍も少々あるのだが、トム・クルーズの独壇場。チームワークで乗り切っていくところがおもしろかったのにねぇ。

そして、もう一つの不満は、イーサンがなんと結婚!いや、別に結婚がどうのこうのというわけではなくて、私生活は描いて欲しくなかったなと。あるミッションのために集められた仲間が終わるとまた去っていく、というのがよかったのだけど・・・

とまあ先に不満を述べてしまったのだが、アクションスパイ映画としては十分よくできてるとは思うんですね。ハイテクに頼りすぎるところもなきにしもあらずだけど、カラダを張ったアクションの連続で息つく間もないくらい。「スパイ大作戦」のファンじゃなかったら、もっと楽しめたんだろうなあ。

そして、悪役のF・S・ホフマンがいい。憎たらしく、不気味な悪役、さすがだ。とても守備範囲の広い役者さんで、トムのファンの方には悪いけど、この映画でも主役を喰ってたなあ。

これ4作目ってできるんでしょうか?もういいような・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

アカデミー賞授賞式を見て

今年も実家で録画してもらったアカデミー賞授賞式をじっくり鑑賞。

今年の司会は、オーストラリアの俳優(かっこいい)ヒュー・ジャックマン。
のっけから、彼お得意のミュージカル演出で楽しい。アン・ハサウェイも壇上にあげられ二人で歌ったりしてぐっと心をつかむ演出だ。
途中、ビヨンセとハイスクールミュージカルの2人、マンマ・ミーアのアマンダ・セーフライトによるミュージカルメドレーがまた楽しい。これはヒュー司会ならではですね。ミュージカル大好きのワタクシとしてはうれしいな。ミュージカル復権の兆しでしょうか?

今年の演出はなかなか洒落ている。
今までは、男優賞は昨年の女優賞受賞者が、女優賞は昨年の男優賞受賞者が発表していたのだが、今年は女優賞ならば今までの女優賞受賞者が5人でてきて、各候補者への賛辞をのべての発表。これはどの賞もぐっときましたね。
名俳優たちの登場で会場も沸いていたし、ノミネートされた俳優達も感動の面持ち。これって今年だけの特別な演出なんだろうか。

昨年亡くなった映画関係者のコーナーでは、貫禄のクィーン・ラティファの歌とともに振り返ったのだが、やっぱりポール・ニューマンの時が一番拍手が多かったような。残念、P・ニューマン大好きだったのに・・・

故人といえば、助演男優賞受賞者は故ヒース・レジャー。オスカーを受け取ったのは両親と妹だったが、これはぐっときましたね。

一番オスカーがいってうれしかったのは、ケート・ウィンスレットかな。ようやくって感じでしたから・・・

全体的には「スラムドッグ$ミリオネア」の圧勝で、快挙でしょう。低予算、無名俳優というハンディをはねのけての受賞。やっぱりいいものはいいんですね。大作主義に流れなかったというのは、景気も左右してなくはないのだろうけど。

「つみきのいえ」と「おくりびと」が受賞したのもうれしいですね。

なんだかんだいって、アカデミー賞授賞式は見ていて楽しいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「オーストラリア」

本日の映画
Australia
movie-11 「オーストラリア」 AUSTRALIA 2008年豪

DIR:バズ・ラーマン
CAST:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、デヴィッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン、ブランドン・ウォルターズ
STORY:レディ・サラ・アシュレイは、オーストラリアの領地を売ると旅だち、1年以上戻ってこない夫を訪ねるべく、イギリスからオーストラリアへと向かう。そこで待っていたのは牛追いのドローヴァー。彼によって領地に送り届けられたサラを待っていたのは、すでに殺された夫だった。領地を守るため、ローヴァーたちとダーウィンまで牛を売りに出発するが・・・

☆☆☆☆オーストラリア版「風と共に去りぬ」。
と来日したヒュー・ジャックマンが言ってましたっけ。

確かに、ロマンスあり、スペクタクルあり、ドラマありの大河ドラマで、上映時間も2時間45分の堂々たる大作である。

基本的に、長い映画はあまり好みではないのだが、この映画は飽きさせない。
2部構成といってもいい展開で、前半は敵の妨害にあいながらも無事牛を届けるまで、後半は戦火でバラバラになった3人が再び一緒になるまでを描いている(前半は西部劇、後半は戦争映画)。前半が終わると、1本見終わった気になり、これで終わりか?と一瞬思ってしまうが(これで十分1本の映画として成立する)まだまだ終わらない。

前半だけで多くの山場や感動場面があるので(牛をダーウィンに届けるところがクライマックス)一瞬脱力してしまい、後半のはじめはちょっとだけ退屈感におそわれる。が、再び盛り上がり、また最後に大きな感動場面が用意されている。
というわけで、長い上映時間もさほど長く感じず、おもしろく見ることができた。
あらゆるエピソードを詰め込んでいるので、少々大味になったところもあるけれど、強引にのりきったバズ・ラーマン監督の力はなかなかだ。

アボリジニのエピソードが盛り込まれているところもポイント。あの当時(第二次世界大戦時)の盗まれた世代(アボリジニやハーフカーストの子供たちが親元を離された)があったことははじめて知った(昨年、政府が公式に謝罪したという)。アボリジニの神秘性もこの映画の感動要素となっている。

主演は、オーストラリアの美男美女コンビ、N・キッドマンとH・ジャックマン。
N・キッドマンは若い頃よりよくなったなあ。昔はただただ生意気な感じがしていたのだが、年を重ねることによって、逆にかわいらしさが出てきた。こういった鼻っ柱の強い気位の高い役はお似合いですね。
H・ジャックマンはワイルドさ全開で格好いい。一瞬、無精ひげを剃って登場すると、ホント、ハンサム!

この2人はオーストラリア人だが、敵役を演じた「ロード・オブ・ザ・リング」のファラミアことD・ウェンハム、お久しぶりのB・ブラウン、味のあるJ・トンプソン、そして監督もオーストラリア人。大きな瞳が印象的なアボリジニの少年を演じたB・ウォルターズもそうだし、オーストラリアをきっちり描こうという意気込みが感じられる陣容。

壮大な自然がたっぷり堪能できるオーストラリアロケ(これは大画面じゃないと満喫できないですね)もすばらしい。案外厳しい自然なんですね。

「オズの魔法使い」のテーマ曲オーバー・ザ・レインボーが効果的に使われているところも映画ファンにはぐっとくるところ。

はっきり言って相当ベタな展開の映画だが、これこそ映画だなという映画で、楽しめました。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「ラヂオの時間」

本日の映画
ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD]
movie-10 「ラヂオの時間」 1997年日
DIR:三谷幸喜
CAST:唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、戸田恵子、井上順、細川俊之、奥貫薫、近藤芳正、布施明、藤村俊二、並樹史郎、田口浩正、小野武彦、渡辺謙
STORY:主婦みやこがはじめて書いた脚本がラジオドラマとして放送されることになる。突如主演女優が設定を変えたいと言いだし、困り果てるプロデューサー。やがて共演の俳優達も次々勝手なことを言い出して・・・

☆☆☆三谷幸喜初監督作品。

ようやく見た~
だいぶ前からDVDレコーダーのハードディスクに入っていたのだが、ずっと入れっぱなしだったのだ。

ワタクシは三谷作品が大好きだが(脚本、監督とも)、初監督作品はどうか。

この作品も登場人物がたくさん出てくる。
登場人物があれやこれやと勝手に行動することからくるおもしろみ。三谷氏の脚本は、キャラクターの書き分けがはっきりしているところがよい。
この作品ではかなりデフォルメした感じはあるけれど、こういう世界、あるよね~って気がしてくる。

はじめのうちは、間の取り方がちょっと間延びしすぎなところもあるけれど、後半はテンポよく、笑いもテンポよく繰り広げられる。最後はちょっとほろりともさせて、いい後味だ。

キャストも豪華で(渋いといえば渋いが通好み)、それぞれが個性的。各自が個性を強く出しているところは舞台的だが、映画としても十分イケル。

これからも是非楽しい映画をたくさん作っていただきたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「小間使」

本日の映画
Cluny Brown [ NON-USA FORMAT, PAL, Reg.2 Import - Spain ]
movie-9 「小間使」 Cluny Brown 1946年米

DIR:エルンスト・ルビッチ
CAST:シャルル・ボワイエ、ジェニファー・ジョーンズ、ピーター・ローフォード、ヘレン・ウォーカー、C・オーブリー・スミス、リチャード・ヘイドン
STORY:戦時下のチェコから亡命したきた作家ベリンスキーは、彼を崇拝するアンドリュー・カーメルと知り合い、カーメル家に滞在することになる。そこで今は女中として働くクルーニーと再会するが、クルーニーは薬屋のウィルソンに求婚され・・・

☆☆☆エルンスト・ルビッチの遺作。
ルビッチ監督の映画は3本くらいしか見たことがないのだが、どれも洒落た作品だった(特にお気に入りは「ニノチカ」)。

この映画も、おしゃれだし、ユーモアたっぷり。

少々変わり者のチェコの作家ベリンスキーのオーバーアクションもおもしろいけれど、これまたとっても風変わりで自由な娘クルーニーもおもしろい。
そして、イギリスの貴族社会を、徹底的に風刺するところにまたおかしみがうまれる。
どこかずれた貴族の当主夫妻、杓子定規すぎる召使いたち、世間にうとい貴族の子供たち・・・
この中にいると、変わり者のベリンスキーもクルーニーも普通に見えるから不思議だ。
スノッブな薬屋の描写も嫌みが効いている。クルーニーが配管をなおしたというだけで、結婚をやめるとは・・・
まあ昔はそんな社会だったんですね。

C・ボワイエはなまり丸出しの大げさ演技が楽しく、J・ジョーンズはこの頃が一番かわいい。そして、驚いたのは、薬屋ウィルソンを演じたのが、「サウンド・オブ・ミュージック」でマックス伯父さんを演じたリチャード・ヘイドンだったこと。きどったしゃべりかたがおかしい。

未見のルビッチ映画是非みたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第81回アカデミー賞発表

第81回アカデミー賞が発表された。
主な結果は以下のとおり。

【作品賞】 「スラムドッグ$ミリオネア」・・・こういった作品に賞が贈られるのはうれしい。是非ともアカデミー賞は商業主義に走らないでほしい。
【監督賞】 ダニー・ボイル・・・作品賞が「スラムドッグ・・・」ならば順当でしょう。いわゆる大物にはなってほしくないなあ。
【主演男優賞】 ショーン・ペン・・・復活したM・ローク残念!ますます巧者となった感のあるS・ペン。まだまだいろんな役を演じてくれそうだ。
【主演女優賞】 ケート・ウィンスレント・・・ようやく受賞。いつかは取るだろうと思っていたし、取ってうれしい女優さん。クセのある映画だけでなく、「ホリデイ」みたいな楽しい映画にもどんどん出てほしいな。
【助演男優賞】 ヒース・レジャー・・・亡くなってからの受賞というのは寂しい。もっと早く認められていたらどうだったろう。
【助演女優賞】 ペネロペ・クルス・・・ワタクシ的にはちょっと意外だったけれど、魅力的な女優さんですからね。妖艶だったり、かわいらしかったりいろんな顔をみせてくれる女優さんだ。

この他では、なんといっても、日本映画の「おくりびと」が外国語映画賞を受賞したのがすばらしい。この映画のテーマが今の世相にあったということだろうか。いやいや、いいものはどこであっても評価されるということですね。

アカデミー賞受賞式の模様を見たら、またあらためて感想を書きたいと思いますが、とりあえず今日は速報ということで。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

アカデミー賞最終予想

明日はアカデミー賞授賞式。
毎年ながら、ワクワクしますね。
今年は、司会がヒュー・ジャックマンということでこちらも楽しみだ。

そして、恒例、アカデミー賞の最終予想。
かえるとたいていはずれるのでよしておきたいのだが・・・(はじめの予想はこちら

助演男優賞のみかえておきたい。
心情的にはジョッシュ・ブローリンなのだけど、勢いは、故ヒース・レジャーかなと。
もしかすると生きていたら、まだまだもらえるのは先だったかもしれないけれど、最後の鬼気迫る演技とうことで。

皆目検討がつかないのが、助演女優賞だが、まあこのままにしておこう。

いよいよ明日!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「かもめ食堂」

本日の映画
かもめ食堂 [DVD]
movie-8 「かもめ食堂」 Roukala Lokki 2005年日

DIR:荻上直子
CAST:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ、タリア・マルクス、マルック・ペルトラ
STORY:フィンランド、ヘルシンキにかもめ食堂をオープンさせた日本人女性のサチエ。しかし、お客は日本オタクの青年のみ。やがて、日本からやってきたミドリとマサコが店を手伝うようになり・・・

☆☆☆☆☆ゆったりとした空気が流れる・・・

ずっと見たかった映画だった。
小林聡美、もたいまさこ+片桐はいりというキャスティングがいいし(特に小林聡美さんともたいさんは「やっぱり猫が好き」以来のファン)、大好きな国、フィンランドが舞台だし、原作はこれまた、好きな作家群ようこさんだし・・・

というわけで、大いなる期待を持ってようやく見たのだが、これが期待を裏切らない映画。ワタクシの感性にぴったりくる映画だった。

いくつかの事件は起こるものの、基本的には淡々と時間が流れていくストーリーだし、フィンランドが舞台といっても、ほとんどお店が舞台となっているので観光的要素はないし、起承転結がはっきりしている映画が好みの方には向かないだろう。

しかし、そこがいいのである。

3人の登場人物の背景はほとんど語られず、なぜ3人はここにいるのかもわからない。
そして、3人が固い友情で結ばれるといったアツイ展開でもないし、次第に関わりを持って行くフィンランドの人たちの描写も必要以上に細かくはない。

けれど、じわーっとくるんですね。それぞれがどこか奇妙なところを持つ人物たちなのだけど、気にならないというか、うまく調和していて、優しい印象を与える。見終わって、穏やかな気持ちになれるのだ。

シンプルなデザインの内装や、食器類、そして、おいしそうな料理の数々・・・それもごちそうじゃない、おにぎりとか焼き鮭とかなんかがまたいい効果。シナモンロールもいい香りがしてきそうだったし。

主演の3人も、いつものとおり個性的だが、いいアンサンブルで、この3人以外ありえないという感じだった。「やっぱり猫が好き」のトリオの一人、室井滋じゃなくて片桐はいりで正解。

またフィンランドに行きたいなあ。そして、この映画みたいに、ゆるりと過ごしてみたい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「シリアナ」

本日の映画
シリアナ [DVD]
movie-7 「シリアナ」 Syriana 2006年米
DIR:スティーヴン・ギャガン
CAST:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アマンダ・ピート、クリス・クーパー、ジェフリー・ライト、クリストファー・プラマー、ウィリアム・プラマー
STORY:とある中東の小国。CIA工作員のバーンズは、作戦の失敗で干されるが新たな任務が課される。ワシントンの弁護士ベネットは石油企業コネックス社の大型合併を巡る取引をまかされる。エネルギーアナリストのブライアンは息子の事故死をきっかけに小国のナシール王子の相談役に抜擢される。出稼ぎでコネックス社の油田で働いていたワシームは突然解雇を言い渡される。こうして何のつながりもなかったはずの4人が結びつけられる時が・・・

☆☆☆石油利権をめぐる社会派ドラマ。

意欲作だと思う。
この作品でオスカーを獲得したジョージ・クルーニーは製作も兼ねていて、力のこもった演技を見せる。他の演技者も巧者ばかりで見応えがある。

しかし、映画としては難解なのがマイナス点だ。
アメリカ人だったら、この作品の背景を誰もが知っているのだろうか?
残念ながらワタクシは知識が不足していたので、4人のストーリーが結びつくまで理解できない点がたくさんあったし、最後までわからなかったこともあった。
映画は予備知識なしで見るのが断然いいのだけれど、この映画に関しては、ある程度の知識をもって見ることをおすすめしたい。その方が断然楽しめるだろうから。

簡単に使い捨てされる工作員や、貧困からテロリストへと変貌していく若者の悲哀がひしひしと伝わってくるが、なんといっても怖いのは、石油にむらがり、陰謀をめぐらせる腹黒い人々の群れだ。
元CIAの告白本を映画化したものだそうだが、ホントにこんなことが?と思う一方、確かにありそうな話だとも思える。こんなストーリーをよくぞ映画化したものだ。

ジョージー・クルーニーというと、コミカルな演技が楽しい俳優さんなのであんまりそういうイメージはなかったが、意外に硬派なのだなと感心。
「フィクサー」も見るのが楽しみだ。

| | コメント (2) | トラックバック (8)

「ザスーラ」

本日の映画
Zathura: A Space Adventure [VHS] [Import]
movie-6 「ザスーラ」 Zathura 2005年米

DIR:ジョン・ファヴロー
CAST:ジョシュ・ハッチャーソン、ジョナ・ボボ、ダックス・シェパード、クリステン・スチュワート、ティム・ロビンス
STORY:ダニーは地下室でザスーラという古いボードゲームを発見。父親が仕事に出かけて、仲の悪い兄ウォルターと、弟たちの面倒を見る気のない姉リサしかいない中、ゲームをはじめたところ、家中に突然大量の隕石が降ってきた・・・

☆☆☆「ジュマンジ」の続編。

「ジュマンジ」はコマを進めると書かれた通りの出来事が起きてしまうという映画で、街中に動物があふれたり、ジャングルになったりと、おもしろい映画だった。

あれから10年。今度は舞台が宇宙。ゲームをはじめるとそこは宇宙!
前作より壮大な映画になりそう・・・
と思ったのだが、案外そうでもなかった。

宇宙は無限だけれど、物語は家の中だけで進行していくわけで、舞台が限定してしまっているんですね。その限定された舞台の中でいかにハラハラドキドキさせられるかなのだけど、案外ちっちゃくまとまっちゃった感じである。
兄弟愛を盛り込んだり(家族愛ってアメリカ映画には必須?)と工夫は見られるし、プチ感動場面も用意されているから、十分楽しめるのだけど、やっぱり続編となると、驚きが少なくなってしまうところがつらい。

姉役があの「パニックルーム」の女の子だったとか、ゲスト出演的に父役でティム・ロビンスが出ているなどの楽しみはありました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「空から赤いバラ」

本日の映画
Fathom [VHS] [Import]
movie-5 「空から赤いバラ」 Fathom 1967年米

DIR:レスリー・H・マーティンソン
CAST:ラクエル・ウェルチ、トニー・フランシオサ、ロナルド・フレイザー、クライヴ・レヴィル、トム・アダムス
STORY:スカイ・ダイビングの名手、ファゾム。国際機関にスカウトされ、水爆の起爆装置の捜索をすることに。ところが起爆装置というのは真っ赤なウソで、実は中国の秘宝ファイアードラゴンの争奪戦に巻き込まれるのだった。

☆☆☆1960年代後半~1970年代にかけて活躍したグラマー女優、「ミクロの決死圏」などのラクエル・ウェルチの主演作。

60年代の映画らしく、展開はかなりゆるーい感じなのだが、案外おもしろい。

ファイアードラゴンはいったい誰が持っているのか?
本当の悪人はいったい誰なのか?
二転三転、最後の最後までわからないので、ハラハラドキドキ見ることができる。
というのは正確ではないですね。なにせ、展開はゆるーいので、宝はどこに?犯人は誰だろうと、のーんびり見ているうちにエンディングという具合。

R・ウェルチは全編にわたって大活躍。だいぶスタントマンを使ってはいるだろうけれど、体を張っての大熱演。そしてコミカル演技も意外とイケますね。
トニー・フランシオサやクライヴ・レヴィルなども出ていて(レヴィルのオーバー演技がおかしい)、なんとも懐かしい映画でありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「スリ(掏摸)」

本日の映画
Pickpocket (Sub) [VHS] [Import]
movie-4 「スリ(掏摸)」  Pickpocket 1960年仏

DIR:ロベール・ブレッソン
CAST:ピエール・レマリ、マルタン・ラサール、マリカ・グリーン
STORY:ふとしたきっかけで自分のスリの才能に目覚めたミシェル。逮捕されたが証拠不十分で釈放され、再びスリを行う。やがてだんだんとエスカレートしていき・・・

☆☆☆スリの実態に迫る映画。

初、ロベール・ブレッソン映画である。「抵抗」なんか前々から見たいと思っていたのだが機会がなかった。

この映画は、スリの才能?に目覚めた若者を描く映画で、いやはや、あらゆるスリの手口が紹介される。実にリアル!って感心しちゃあいけないんですけどね。いやでもホントにいろいろな手口があり、不用心にかばんのチャックを開けて歩いちゃいけないなと(笑)。

このリアルさは、出演者に素人を使っているというのもあるし、できるだけ感情を排した演出にもよるかもしれない。

しかし、スリの場面より印象的なのは、虚無的な主人公の生き方である。
誰も信じることができないし、貧しさゆえに屈折し、自分のおかれた境遇はすべて社会のせいだと考える若者。むなしさと哀れさを感じる。
それでも、最後は自分に想いを寄せてくれる女性に心を開いて、希望のあるラストとなっている。まあ、そうでなくては救いのない映画になってしまったところだ。

白黒の画面がいいですね、こういう映画は。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「悪霊喰」

本日の映画
悪霊喰 [DVD]
movie-3 「悪霊喰」  The Order 2003年米独

DIR:ブライアン・ヘルゲランド
CAST:ヒース・レジャー、シャニン・ソサモン、ベンノ・フユルマン、マーク・アディ、ピーター・ウェラー
STORY:ニューヨークの若き司祭アレックスの恩師が謎の死を遂げ、真相究明のため、同じ派に属する司祭とともにローマにとぶアレックス。独自の調査を進める彼のもとにあらわれたのは謎の男イーデン。やがてイーデンの魔の手はアレックスたちにも伸びるのだった。

☆☆☆故ヒース・レジャー、6年前の主演作。

この映画をジャンル分けするとどの範疇に入るのだろうか。
オカルト?ミステリー?ホラー?
きちっとしたジャンル分けは難しいのだが、強いて言えば、宗教ミステリーとでもいえようか。

悪霊喰というと、なんとなくオカルトっぽいようなホラーっぽいような気がするのだが、悪霊というよりは、罪食いのお話。つまり、破門された人々の罪を食べ天国に導く存在だという。
実際のこのような話があるのかどうかわからないけれど、やっぱり、キリスト教の下地がないとわかりにくい部分が多い。というわけで、この映画、アメリカなどではそれなりにヒットもしたのだろうけれど、日本では難しかったのは当然。

「薔薇の名前」や「ダヴィンチ・コード」などキリスト教にまつわるミステリーは結構好きなのだけど、この映画が一番理解が難しかったように思う。
なんかわかったようなわからないような感じで見ていて、最後の20分くらいでぐんとおもしろくなった。結構このオチは好きだな。

主演は、昨年亡くなったヒース・レジャー。決して好きなタイプの俳優ではなかったけれど、「ブロークバック・マウンテン」の演技はよかったと思うし、この映画の悩める司祭役はぴったり。惜しい役者を亡くしたと思う。

ヘルゲランド監督、H・レジャー主演の「ROCK YOU」も見てみよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第81回アカデミー賞ノミネート

今年もこの楽しみな時期がやってまいりました。
アカデミー賞ノミネートの発表。

しかし、今年はいつも以上に情報が少なく(というか情報収集していない)予想が難しい。
というわけで、ほとんど自分の好みというか、希望による勝手な予想である。

<作品賞>
一般受けしそうなのは、ブラピ主演の「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」だが、アカデミー賞会員受けしそうなのは「スラムドッグ$ミリオネア」だろうか。ということでこちらが本命。「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」が対抗馬。穴は「フロスト/ニクソン」としておこう。

<監督賞>
作品賞のつながりで、ダニー・ボイル。ハリウッドにも受け入れられるといいなあ。対抗馬は、「ベンジャミン・・・」のデビッド・フィンチャー。フィンチャーがアカデミー賞にノミネートされる日がくるとはね。穴は、思い切って、ガス・ヴァン・サント。

<主演男優賞>
好みからいったらフランク・ランジェラなのだけど、勢いはミッキー・ロークだろうか。ということで彼が本命。よくここまで復活したなあと。対抗は希望としてフランク・ランジェラ。穴は、大穴中の大穴でブラッド・ピット。この人、そんなにうまくはないと思うけれど。

<主演女優賞>
そろそろかなということで、本命は、ケイト・ウィンスレット。是非とってほしいなと思うし。対抗馬は今さらという感じだが、メリル・ストリープ。ホント、この人死角がないなあ。なにやらせてもウマイ。穴は、渋く、メリッサ・レオ。こういう人が受賞したらおもしろいな。

<助演男優賞>
復活してよかったで賞をあげたいロバート・ダウニーJrかとも思うがこちらは対抗馬とするとして、やっぱりジョシュ・ブローリンが本命だろうか。最近作品にめぐまれているし。脇で光るタイプだと思う。穴、故ヒース・レジャー。生きているうちにあげたかったですね。

<助演女優賞>
本命は、ズバリ、エイミー・アダムス。とても器用なタイプと見た。個性的でいい。とすると同じ「ダウト」でノミネートされているビオラ・デイビスは苦しいだろうか。一応、対抗馬としておきたい。穴は、2度目のオスカーをねらうマリサ・トメイ。最近あまり作品にめぐまれていなかったけれど復活してほしかった一人なので。

さてさて、どうなりますか・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「スーパーマン リターンズ」

本日の映画
スーパーマン リターンズ(1枚組) [DVD]
movie-2 「スーパーマン リターンズ」  Superman Returns 2006年米

DIR:ブライアン・シンガー
CAST:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、エヴァ・マリー・セイント、パーカー・ポージー
STORY:謎の失踪から5年、スーパーマンが帰ってきた。その間に宿敵レックス・ルーサーは出所、恋人ロイス・レインには婚約者がおり、しかも幼い息子がいた・・・

☆☆☆帰ってきたスーパーマン!
旧スーパマン第1作から約30年。新生スーパーマンの誕生である。

スーパーマンといえば、なんといってもクリストファー・リーヴ。リーヴ氏が亡くなってから早4年だが、スーパーマンといえばワタクシの中ではこの人だった。
というわけで見る前は心配だったのだが・・・

全然違和感はなかった。ブランドン・ラウス、かなりリーヴ氏に似ている。体格、顔立ち、雰囲気。似ているということでキャスティングされたのかもしれないけれど、案外いい。

ストーリー的にはきちんと続き物になっていて、そういう意味で旧作を見ていた方がいいだろうか。

映像的には格段の進歩があって楽しめるけれど、少々中だるみが。オープニング、ロイスを助けるところまではポンポンと進むが、中間で悩めるスーパーマン化して、人間的?ではあるけれどもう少しテンポがあってもよかったかなと。

ロイス役はケイト・ボスワースだが、こちらはマーゴット・キダーの方がワタクシ的にはよいかな。
レックス・ルーサー役は、ケヴィン・スペイシー。これは、ジーン・ハックマンといい勝負。喜々として演じていて見ていて楽しい。

まあでもブライアン・シンガー監督は、きっとスーパーマンの大ファンだったのだろう。旧作への敬意と愛が感じられる映画だった。
続編を是非作ってほしいなあ。

ブランドン・ラウス、スーパーマンだけに固まってほしくはないですけどね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「犬神家の一族」

本日の映画
犬神家の一族 完全版 2006&1976 【初回限定生産3枚組】 [DVD]
movie-1 「犬神家の一族」 2006年日

DIR:市川崑
CAST:石坂浩二、松嶋菜々子、尾上菊之助、富司純子、松坂慶子、萬田久子、葛山信吾、池内万作、石倉三郎、尾藤イサオ、三條美紀、深田恭子、奥菜恵、岸部一徳、大滝秀治、草笛光子、中村玉緒、加藤武、仲村敦夫、仲代達矢
STORY:犬神財閥の当主、左兵衛が亡くなった。3人の娘、松子、竹子、梅子、そしてそれぞれの息子佐清、佐武、佐智、恩人の孫娘珠世が見守る中公開された遺言状は驚きの内容だった。やがて殺人事件が連続しておこり・・・

☆☆☆帰ってきた石坂浩二版、金田一。
30年前の映画を市川監督自らがリメイクしたもの。

なんで今頃また作ったんでしょうかねぇ。オリジナルの映画だけでなく、古谷一行版、中井喜一版、片岡鶴太郎版、稲垣吾郎版・・・まだありましたっけ?しかもことごことく見ているワタクシ(笑)
金田一物ってホントよく作られますよね。どの金田一がいいかは好みによると思うけど(犬神家以外ではいろいろいますね。一番しっくりこなかったのは渥美清。もろ、寅さんで)、ワタクシは意外と石坂浩二版は好きだった。

前の映画から30年、果たして石坂氏はどうなったか・・・
あんまりかわってない!ちょっとした驚きである。もちろん、それなりに老けてはいるけれど違和感がない。
大滝秀治が前と同じ役で出ていたり、署長役は加藤武だし、前作で出ていた草笛光子、三條美紀が(別の役で)出ていたりするのが、ファンとしてはうれしい。

テーマ曲も同じ、映画がはじまると、なんだかワクワクしてきたのだが・・・

前作とあまりかわらないじゃん!演出もさほどかわっていない気がして(細部は違うところがもちろんあるけれど)、安心して見られるといえばそうなのだけど、もう少しおっという演出があってもよかったかなあと。
って、ワタクシが何度も見て筋を熟知しているのがいけないのでしょうか。

こうなると、あとは配役のおもしろさだが、やはり3姉妹が貫禄ですね。さすが富司純子は一番の貫禄。息子と共演するというのは少々微妙だけど、凄みはあった。

とまあ、いろいろ文句をいいつつも見てしまうんですね、金田一。
しかし、もう少し人がたくさん死なないうちに事件を解決できんのか、金田一!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「007/カジノ・ロワイヤル」

本日の映画
DVD 007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション(3枚組)
movie-49 「007/カジノ・ロワイヤル」 Casino Royale 2006年米

DIR:マーティン・キャンベル
CAST:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・ディンチ、ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニーニ
STORY:昇格の条件である2件の殺しを実行したジェームズ・ボンドは殺しのライセンス00(ダブルオー)の称号を得る。犯罪組織の資金源を絶つという任務についた、ボンドはル・シッフルという男にいきあたり、彼がモンテネグロのカジノ・ロワイヤルで大勝負に出ることを知る。勝負に参加するべく現地に向かうボンドのもとに送り込まれたのは、財務省のお目付役ヴェスパーだった。

☆☆☆☆新ボンド登場!

ピアース・ブロンスナンにかわって6代目ボンドとして登場したD・クレイグ。ワタクシは、前からクレイグのファンだったので大歓迎だったのだが、公開前の評判は悪かったという。
ところが、公開されて賞賛にかわったというので、果たしてどうか・・・

いや、なかなかよかったと思う、D・クレイグのボンド。
意外にマッチョという点もよかったのだが(笑)、非常に人間くさくて、超人的でないということが好感がもてる。
だいたい、今までのボンドは、スーパーマンすぎるというか、怪我どころか痛めつけられるってことがないという不自然さがあったが・・・(まあそれが妙に漫画チックでおもしろかったところなのだが)、クレイグボンドは、まだダブルオーに昇格したばかりということもあってか、敵にやられ、大けがをし、死にかけ、大失態も演じることになる。そうそう、拷問シーンもありましたね。
しかし、メカに頼らない、本気のアクションでかなりリアル。結構真剣に見入ってしまった。

一方、ユーモアが全然ないのがマイナス点かも。特に、ブロンスナンやロジャー・ムーアはユーモアたっぷりだったのでそこが好きだったんですね。クレイグのボンドも成長すると、少し余裕も出て茶目っ気が出てくるのかな。次作以降のお楽しみだ。

ボンドガールとの恋も真剣で、こんなせつないラブストーリーが盛り込まれたボンド映画もめずらしい。

今回のボンドガールはエヴァ・グリーン。ボンドガールだけでは終わらないでしょうね。驚いたのは、この人のお母さんは、60,70年代に活躍した「パリの大泥棒」、「ぐうたらバンザイ!」、「雨の訪問者」のフランス女優、マルレーヌ・ジョベールだということ。お母さんのソバカス顔とはあまりに似てないような・・・

話題はそれたけれど、次回007がとっても楽しみだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「呪い村436」

本日の映画

movie-48 「呪い村436」 Population436 2006年米加

DIR:マイケル・マックスウェル・マクラーレン
CAST:ジェレミー・シスト、フレッド・ダースト、デヴィッド・フォックス
STORY:静かな田舎の村、ロックウェル・フォールズへやっってきた国勢調査員のスティーヴ。彼は、調査を進めるうち、村の人口がずっと436人のまま変動していないことに気づき、さらに恐ろしい秘密へといきあたる・・・

☆☆☆邦題からするとかなりおどろおどろしいホラーかと思ったのだが・・・
全然そんなことはなかった。
むしろ、じわじわ怖くなってくるホラーだった。

この邦題はちょっとなんだかねぇ。なんだか「湯殿山麓呪い村」(古い!)を思い出してしまったぞ。

ジョン・トラボルタにプチ似の主人公J・シストが国勢調査にやってきたある村で、次第に身動きがとれなくなるという、サスペンスタッチでストーリーが進んでいくのだが、じわじわと追いつめられていく姿が怖い。
うーん、なんだかアメリカの田舎の村ってこんなことがあってもおかしくはないという感じはしますね。まさかこんなことはありえないけれど、保守的な社会で、因習にとらわれて暮らさざるを得ないということは十分ありそうだ。

祭りの場面で、ストンと落とされたあと、決死の脱出行の末、結末は・・・これまたストンと落とされた・・・
別バージョンのエンディングも収録されていたが、心情的には別バージョンの方がよかったけれど、やはり本編のエンディングの方がふさわしい結末だと思う。

残酷な場面がそれほどなくてもワタクシ的にはぞくっとくるホラーでありました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅」

本日の映画
2001 - A Space Travesty
movie-47 「レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅」 2001: A Space Travesty 2000年米

DIR:アラン・A・ゴールドスタイン
CAST:レスリー・ニールセン、オフェリー・ウィンター、ピーター・イーガン
STORY:アメリカ大統領がエイリアンに誘拐されすり替えられてしまった。連邦保安官のディックスは秘密基地へ潜入、本物の大統領を救おうとするが・・・

☆☆あいかわらずがんばってます、ニールセン氏・・・

L・ニールセンのパロディ映画、結構好きだ。かなりおバカ度も高いけれど、はずし具合が絶妙というか・・・

今回は宇宙版ということで、早速「2001年宇宙への旅」のパロディからはじまる。
いつも通り、ニールセン氏はめちゃくちゃな捜査の結果、偶然に事件解決を至るわけだけど(笑)、さすがにだいぶ年をとってきたかなあ。でも徹底的にコメディアンに徹する姿勢はすばらしいですね。

ちょっと残念なのは、宇宙の場面のパロディがわかりにくかったこと。だいぶ見落としてしまった気がする。

クリントンのそっくりさん(ヒラリーはあんまり似てなかった)が、笑えたけれど、これだけ笑いの対象にすると怒られないかな。

昔は渋い俳優だったニールセン氏、これからも是非パロディを追求していただきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ブーリン家の姉妹」

本日の映画
ブーリン家の姉妹 上 (1) (集英社文庫 ク 17-1)ブーリン家の姉妹 下 (3) (集英社文庫 ク 17-2)
movie-46 「ブーリン家の姉妹」 2008年英米

DIR:ジャスティン・チャドウィック
CAST:ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ、デヴィッド・モリッシー、クリスティン・スコット・トーマス、アナ・トレント
STORY:イングランドの王ヘンリー8世は、王妃キャサリンとの間に世継ぎができず次第に心が離れていく。そこに目をつけたブーリン家は、長女アンを王の愛人にと考えるが、王が見初めたのは妹のメアリー。やがてメアリーが宮中へとあがり、子を身ごもるが、アンは嫉妬をいだく・・・

☆☆☆☆久々に映画館で観ました・・・

アン・ブーリンの話というと、ジュヌビエーブ・ビジョルド主演の「1000日のアン」を思い出すが、これはまた違った視点で描いた映画である。

「1000日のアン」では、アンがもっとかわいそうな王妃として描かれていたと思ったが、こちらでは、かなりの野心家として描かれる。
妹メアリーの存在はあまりよく知らなかったのだが(史実では姉とも言われる)、純粋で心優しいメアリーに比して、アンは策略家、野心家の女性として描かれている。
ヘンリー8世は冷酷で女好きの悪い奴、と思っていたのだが、この映画では、ひたすらアンが悪者とされているというか・・・
ヘンリーを演じるのがエリック・バナ(ひげ面が似合うなあ。結構ファンです)なので、人のよさが出てしまうのか、そのあたりがちょっとワタクシとしては不完全燃焼なのだった。

しかし、「悪女」を演じたN・ポートマンはすごみがありすばらしい。
普通に考えると、「悪女」を演じそうなのは、S・ヨハンソンなのだけど、逆の配役がうまくいったと思う。
2人とも甲乙つけがたい演技だ。

結果的には、アンに貶められた格好のメアリーの方が幸せに暮らした、ということなのだけど、この時代、女性は男性の出世の道具でしかなかったというのは悲しく哀れ。
そして、ヘンリーがあれだけ男の世継ぎを望んだのに、アンの娘エリザベスの世にイングランドがもっとも栄えることになったのは皮肉なもの。
いやはや、歴史っておもしろい・・・

王妃キャサリンを演じたのが、「ミツバチのささやき」の名子役アナ・トレントだったのは驚きだった。全然わかりませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「博士の愛した数式」

本日の映画
博士の愛した数式
movie-45 「博士の愛した数式」 2005年日

DIR:小泉堯史
CAST:寺尾聰、深津絵里、吉岡秀隆、浅丘ルリ子
STORY:シングルマザーの家政婦杏子が新たに派遣された先は、交通事故で80分しか記憶が持たなくなってしまった数学博士の家。はじめはコミュニケーションをとるのに苦労していた杏子だが、息子をつれてくるようになってからすっかり馴染み、穏やかな時間が流れていくが・・・

☆☆☆小川洋子原作の映画化。
実はまだ原作を読んでいない。先に読むか、先に見るか迷った末、先に見ることになった。

穏やかな時間の流れとともに進行していく物語。博士が数字が美しいと思うのと同じくらい、美しい物語である。

浅丘ルリ子が登場すると、一瞬どろどろとしたドラマになりかけるけれど(小川洋子さんらしいテイスト)、基本はピュアな物語。
信州の自然と、美しい音楽とあいまって、いい感じの映画となった。
ラスト、登場人物が皆融合していくところは感動もの。

博士に語られると、数字がすばらしく美しく見えてくるから不思議だ。
大人になったルートが生徒に語る内容もすばらしい。こんな授業だったら数学も好きになりますよねぇ。

先に原作を読んだ同居人曰く、深津絵里はイメージと違うというが、映画から見たワタクシとしては好演かと。寺尾聰もぴったりの役だと思うが、すごみを感じるのは浅丘ルリ子。さすがだ。

是非とも早く原作を読もうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」

本日の映画
明るい離婚計画
movie-44 「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」 Searving Sara 2002年米

DIR:レジナルド・ハドリン
CAST:マシュー・ペリー、エリザベス・ハーレー、ヴィンセント・パストーレ、ブルース・キャンベル、エイミー・アダムス
STORY:送達人ジョーがサラに手渡しのは、サラの夫、テキサスの牧場王ゴードンからの離婚通知。財産分与がゼロと知ったサラはジョーを買収、財産の半分を自分のものにすべく、先に夫に離婚通知を渡そうとテキサスへと向かう。

☆☆☆ドタバタ恋愛コメディ。
昔、予告編を見たときはすごくおもしろそうと思ったのだが、中くらいのおもしろさというところにとどまった。

笑いは非常にベタで、しかもかなり泥臭い。でもおもしろくないわけじゃなくて、定石的なおもしろさというか、こうなるだろうなあという予測を裏切らない安定したおもしろさだ。
ジョーを妨害しようとする送達人仲間のトニーとか、変な?靴を履いてるゴードンの用心棒とかおもしろい人物を配しているのもこういった映画の必要的要素。

思った通りのめでたし、めでたしで終わるわけだけど、残念なのは、役者が少々小粒だということ。
テレビシリーズ「フレンズ」のチャンドラーことM・ペリーはいかにもコメディ向きなのだけど、顔の表情がワンパターンでずっと見ていたら残念ながら飽きてしまった(「隣のヒットマン」の方がおもしろかったな)。E・ハーレーはゴージャスなんだけど・・・コメディには結構出ているけれど、本質的に向いているのかどうか。そもそも、題名につけるほど、日本では知られていたのだろうか、公開当時に・・・

興味深かったのは送達人という日本では馴染みのない職業と、どちらが先に訴えるか(どの州で訴えるか)で裁判でかなり結論が違ってしまうというアメリカの制度。

映画って勉強になりますねぇ(笑)。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「クイックシルバー」

本日の映画
Quicksilver
movie-43 「クイックシルバー」 Quicksilver 1985年米

DIR:トム・ドネリー
CAST:ケヴィン・ベーコン、ジェイミー・ガーツ、ポール・ロドリゲス、アンドリュー・スミス、ラリー・フィッシュバーン、ルディ・ラモス
STORY:やり手の株ディーラー、ジャックは、たった一日で自分の財産ばかりか両親の資産まですってしまい一文無しとなってしまう。ジャックは一から出直すことを決意、自転車のメッセンジャーとして再スタートする。やばい荷物を運んでいた仲間のブードゥーがある日殺されて・・・

☆☆☆ケヴィン・ベーコンが若い!
なんたってもう20年以上も前の映画ですからね。大ブレイクした「フットルース」のすぐあとに出演した映画で前々から見よう見ようと思いながら、なぜか縁がなく・・・ようやく見ることができたのだった。なぜか縁のない映画ってありますよね。

どういうわけかこの映画のあらすじを、一夜にして一文無しになった青年が、自転車のメッセンジャー業をはじめて成功する・・・と思いこんでいたのだが、全然違った(笑)。
結構ベタな青春映画なんですね。

若くして大金を手にし、いい気になっていた若者がどん底につきおとされ、心機一転一からやりなおし、やがてまた元の世界へ・・・というのはちと甘い気がするけれど、まあ毒のない映画なので気楽に見られる。途中で、サスペンス(風)ドラマもはさまるし、ちょっとだけどハラハラもさせられる。個人的には、ジプシー(役名です)に追われる場面よりも、株取引への現場へと復活し、はじめはすってしまうが、やがてカンを取り戻しお金をがっぽり稼ぐという場面の方がドキドキだったけれど。

髪さらさらのK・ベーコンはこの頃はアイドルだったのかな、かっこつけた感じなのがちょっとこそばゆいけれど、自転車で風を切って走る場面は格好いい。まあ今のクセのある演技派ぶりの方が個人的には好きですが。

相手役のジャーミー・ガーツもこの頃青春スターだったなと懐かしく見てみたり。R・フィッシュバーンがこの映画に出ていたのが驚き。目の鋭さはこの頃からだったようだ。

K・ベーコンの昔の映画では、あの「トレマーズ」(テレビでしょっちゅうやってるのに通して見たことがない)や「クリミナル・ロウ」を見ていないので、機会があったら是非!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「サイドウェイ」

本日の映画
サイドウェイ 特別編
movie-42 「サイドウェイ」 Sideways 2004年米ハンガリー

DIR:アレクサンダー・ペイン
CAST:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー
STORY:作家になる夢をあきらめられない国語教師にマイルスは、一週間後に結婚を控えた落ち目のテレビ俳優ジャックとともに、カリフォルニアのワイナリー巡りの旅へ出かける。ワインのよさを語るマイルスだが、女ったらしのジャックは女性を追いかけてばかり・・・

☆☆☆☆見終わってワインが飲みたくなる・・・
ワタクシはアメリカのワインはほとんど飲まないのだけど(日本のスーパーなどで売っている某ワインや某ワインがいまいちなので)、この映画を観ると、おいしいワインがたくさんあるんだろうなあと思う。ワイナリー巡り、是非行きたいなあ。

いえ、もちろん、この映画ワインの宣伝映画なんかじゃないのだ。
ワインをキーワードに人生を語るとでもいうべき映画というか。

いつまでも離婚の痛手をひきずり、作家になるという夢もあきらめきれずにいるマイルス。
いつまでも落ち着かず、いまだに女性の尻ばかりおいかけているジャック。
マイルスは、ワインのこととなると熱弁をふるい夢中になるけれど、まじめで神経質で、決してハメをはずすことができない。一方、ジャックは、ワインにはあまり関心がなく、ふまじめでハメをはずしてばかり。
この対照的な2人が珍道中を繰り広げつつ、やがて何かを掴むというお話。

ジャックはホント、どうしようもない男で、はじめはイライラさせられるのだが、マイルスもまたいいかげんにしろと言いながらも、結局面倒を見てやることになる。しかし、ジャックは根っからの楽天家で、悲観的なマイルスを常に元気づけ、マイルスが新しい一歩を踏み出すきっかけを作ってやる。意外にいいやつで愛すべきやつだったことがだんだんわかってくるのだが、マイルスは・・・うじうじして、こちらもイライラさせられるな(笑)。
それでも、ついに自分で運命の扉をたたくというラストで、希望のある終わり方だった。

出演者はいずれもすばらしくて、V・マドセンは懐かしかったし(この映画をきっかけに復活してよかった・・・)、T・H・チャーチは、スパイダーマンの方を先に見てしまったけれど、いい味。これから渋い脇役としていけるかもしれない。

なんだかんだとなかなか大人になりきれない中年が、1週間の「寄り道」を通して、ちょっぴり熟成されるというお話、しみじみしてよかった。この映画をいいと思うということは、ワタクシも年をとったというころだろうか(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ポセイドン」

本日の映画
ポセイドン
movie-41 「ポセイドン」 Poseidon 2006年米

DIR:ウォルフガング・ペーターゼン
CAST:カート・ラッセル、ジョッシュ・ルーカス、ジャシンダ・バレット、リチャード・ドライファス、エミー・ロッサム、マイク・ヴォーゲル、ミア・マエストロ、アンドレ・ブラウアー、ケヴィン・ディロン
STORY:おみそかの夜、北大西洋を航行中の豪華客船ポセイドン号。ボール・ルームでは多くの乗客が集まり、ニューイヤーイブパーティーがにぎやかに行われていた。新年をカウントダウンしていたその時、巨大な波により船は転覆、多くの命が瞬時に奪われてしまう。残りわずかの生存者は船長の命によりその場にとどまるが、ギャンブラーのディランは一人脱出を決意、前ニューヨーク市長のロバートも娘を捜しに同行するが・・・

☆☆☆名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。
オリジナルは、パニック映画のはしりとして迫力もあったし(今見てみるとそうででもないのかも・・・)、人間模様がよく描かれていたし、好きな作品である。
リメイクすると、がっかりさせられることが多いので、不安に思いつつ見始めたが・・・

さすが、CGを駆使しているだけあって、ド迫力の映像で、ストーリーもどんどん展開するので(100分弱という短さがいいですね)、画面から目をそらす間もなく終わってしまった(見終わって疲れた)。
というわけで、オリジナルと比較しつつ見てやろうという目論見が崩れ去ったのだが・・・

ごくごく基本のストーリーは同じだけれど、まったく別物の映画なんである。だから比較してしょうがないのだ。
オリジナルでは、いろいろな役割を割り当てられた人物がいて、それぞれが意味を持っていたのだけれど、リメイクでは親子、恋人同士など、いかにもドラマになりそうな配置だが、わりにさらっとふれるだけ。
いやでも、これできっちり人間ドラマを演じさせたら、この時間では終わらなかっただろうし、どうしてもオリジナルと比較されてしまうだろうから、映像を見せる映画に徹してよかったのだろう。

残念なのは、オリジナルのシェリー・ウィンタース演じる水泳の得意な夫人のエピソードがなかったこと。このエピソード感動的だったんだけど・・・
今回のカート・ラッセルの役どころはどちらかというと、オリジナルのジーン・ハックマンに近いのかな。
ワタクシは、K・ラッセルのファンなのだが、結構おいしいところをJ・ルーカスにもっていかれたのが悔しい(笑)。J・ルーカスって少々キザ男なので、どうも好きじゃなかったのだが、この映画ではかっこよかった・・ことは認めましょう(笑)。

自分的には冒頭で死んでしまったクルーと、彼に密航させてもらった女の子と、リチャード・ドライファスがもっとからんだエピソードがあるに違いないと思ったのに、あっさりと・・・
勝手に想像して言うのもなんだけど(笑)、やっぱり人間ドラマが少なかったってことでしょうか(←クドイ)

なんだかんだいって十分楽しんだんですけど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「Shall we Dance?」

本日の映画
Shall We Dance (2004)
movie-41 「Shall we Dance?」 2004年米

DIR:ピーター・チェルソム
CAST:リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ
STORY:シカゴの遺言専門弁護士ジョン。高級デパートに勤める妻と2人の子供に囲まれ幸せに暮らしていたはずだった。ところが、単調な毎日に少々むなしさを感じはじめていた彼は、通勤電車から見えるダンス教室の窓辺にたたずむ美女にひかれ、思わずダンス教室に足を踏みいれてしまうが・・・

☆☆☆周防監督作品のリメイク。
オリジナルは、いい意味で日本的な映画なので果たしてアメリカ映画にするとどうなるか、繊細さがなくなってしまうのではと危惧したが・・・

いや、意外とおもしろかった。オリジナルの部分も残しつつ、アメリカ的な展開にもなっていて。

主人公がスマートすぎるし、奥さんがキャリアウーマンで自立しているとか違っている点だが、一番違和感があったのは、草刈民代の役がジェニファー・ロペスだったこと。セクシーさをあまり出さないようにはしていたとは思うが、なんか社交ダンスの教師という感じがしないというか・・・
竹中直人=スタンリー・トゥッチは爆笑ものだったし(これは似ていた)、渡辺えり子=リサ・サン・ウォルターのも雰囲気がそっくり。

オリジナルの方が不器用なサラリーマンがダンスを通じて人生を見直すというテーマがより伝わってきたかなと思うけれど、アメリカ版のテンポのよさがワタクシ的には気にいったので、どちらもよかったかなと。

ラスト近く、R・ギアがばらを持ってエスカレーターをあがってくる場面、これはアメリカ映画というか、ギア様でないとできませんね。キザでも彼なら許せる(笑)。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「オペラ座の怪人」

本日の映画
オペラ座の怪人 通常版
movie-40 「オペラ座の怪人」 The Phantom Of The Opera 2004年米英

DIR:ジョエル・シューマカー
CAST:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン、ミニ・ドライヴァー、シアラン・ハインズ、サイモン・キャロウ
STORY:1870年代パリ。オペラ座では仮面をかぶった謎の怪人ファントムの仕業とみられる事件が頻発していた。ファントムを音楽の天使と信じ、彼の指導で才能を伸ばしたコーラスガールのクリスティーヌは代役として新作のオペラの主役に抜擢され、大喝采を浴びる。幼なじみの子爵ラウルと再会したクリスティーヌはファントムに地下へと誘い出されるが・・・

☆☆☆☆アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルの映画化。
残念ながらこの有名なミュージカルの舞台は観たことがないが、ミュージカルは大好きなので期待しつつ・・・

ガストン・ルルーの原作も読んだことがあるし、映画も何本か観たが(残念ながらロン・チェイニー版はない)、それらに比べて、このミュージカルはサスペンス、ホラー、ミステリー色よりもかなりロマンス色の強い作品に仕上がっている。

サスペンスを期待して観ると、ちょっと期待ハズレと思うかもしれないし、テンポがのろいと感じるかもしれない。まあこれは、いちいち歌でストーリーが展開するミュージカルの宿命なので仕方ないだろう。

ファントムも今までで一番醜くない顔だったが、ホラーではないからこれでよし。苦悩や悲しみはよく表現されていたと思う。

残念だったのは、ファントム役のJ・バトラーの歌声。自分で歌っている心意気は買うけれど、ちょっと苦しい。ハンサムな怪人でかっこいいんですけどね。
むしろ感心したのは、ラウル役のP・ウィルソン。舞台経験が豊富のようだけど、何せ先に見た「ハードキャンディ」のイメージができあがってしまっていたので、意外だった。甘い歌声でとてもいい。ファンになりそうだ。
そして、E・ロッサム。撮影当時17だか18とは思えない落ち着きぶりで、美しい歌声だし歌唱力もある。オペラの勉強をしていたというだけのことはある。ファントムよりクリスティーヌが主役と言ってもおかしくない活躍ぶりだ。
憎まれ役のカルロッタを演じたM・ドライヴァーは吹き替えだったそうだけど、エンディングテーマは自身で歌っており、オペラじゃなかったら歌えるんですね、この人。

歌の数々、ストーリーも(ラストのお墓の場面まで)ロマンチックで、美しい映画でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ガーフィールド」

本日の映画
ガーフィールド ザ・ムービー (特別編) (ベストヒット・セレクション)
movie-39 「ガーフィールド」 Garfield:The Movie 2004年米

DIR:ピーター・ヒューイット
CAST:ブレッキン・メイヤー、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、スティーヴン・トボロウスキ、ビル・マーレイ(声)、アラン・カミング(声)、ニック・キャノン(声)
STORY:ちょっと太めで食いしん坊の猫ガーフィールドは、飼い主ジョンの元でのんきに暮らしていた。ある日、ジョンが子犬のオーディを連れ帰ってきたことから幸せな日々が一転。ジョンがオーディをかわいがるのに嫉妬したガーフィールドは、オーディを閉め出すがオーディが行方不明になってしまう。責任を感じたガーフィールドはオーディを探しに出かけるが・・・

☆☆☆アメリカの連載漫画ガーフィールドを実写とCGで映画化。

ガーフィールドの漫画やアニメは見たことがないが、キャラクターとしてはもちろん知っていた。でも、予告編をちらっと見て、CGかわいくないじゃんと思ってしまい、今まで見ずにいたのだが・・・

早く見ればよかったなあ。思ったよりおもしろかったのだ。

CGもなかなかよくできてる。というより、これ、ガーフィールドを実写というのは無理だろう。タプンタプンのおなかに、とろりとした?目がよくできてるし、表情も細かく描かれている。愛嬌たっぷり。

ストーリーは他愛のないものだけれど、気楽に見られるのがよい。適度に笑わせてくれて、適度にハラハラさせてくれて、適度に感動させてくれて・・・そしてハッピーエンド。これこそアメリカ映画!

しかし、予想以上にこの映画をおもしろくしているのは、なんといってもガーフィールドの声をビル・マーレイがやってるところ。怠惰で皮肉屋、口は悪いが、根はやさしいガーフィールドって、B・マーレイが実際に演じそうな役柄なので、だんだんガーフィールドがマーレイに見えてきたりして。
これは絶対、吹き替え版ではなくて字幕版で見るべきでしょう。

パート2も楽しみだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ポール・ニューマン氏死去

ポール・ニューマン死去。
ワタクシは昔からP・ニューマンの大ファン。昨年だったか、俳優の引退宣言を聞いて寂しく思っていたところに訃報。残念だ。

若い頃はどこか屈折したような役柄や、反逆児的な役柄が多く、決してワタクシ好みの映画ばかりではなかったけれど、あの目が印象的だった。怒りだったり、孤独だったり・・・
「長く熱い夜」、「熱いトタン屋根の猫」、「ハスラー」、「ハッド」、「動く標的」などいい作品がいろいろとあるが、一番好きなのは「暴力脱獄」。

「スティング」あたりからぐっと渋くなって(「スティング」はニューマン映画にはめずらしく楽しい映画)、いい味が出てきて、「評決」、これは本当にすばらしかった。

アカデミー賞には縁がなくて、1985年に名誉賞をもらった時は全然うれしそうでなかったし、翌年「ハスラー2」でようやく主演男優賞が贈られた時も、正直この映画で?と思った。もっといい映画がいっぱいあったのになあ・・・

1990年以降は本数が減ってしまったけれど、「ノーバディーズ・フール」のやんちゃな老人(なんかお茶目だった)や、「ロード・トゥ・パーディション」の威厳のあるギャングのボスなどが印象に残っている。主演ではない作品でも存在感たっぷりだった。

ご冥福をお祈り致します・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「ターミナル」

本日の映画
ターミナル DTSスペシャル・エディション【2枚組】
movie-38 「ターミナル」 Terminal 2004年米

DIR:スティーヴン・スピルバーグ
CAST:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、ゾーイ・サルダナ
STORY:東欧の小国クラコウジアからやってきたビクター・ナボルスキー。ニューヨークのJFK国際空港で入国しようとしたまさにその時、彼の母国でクーデターが発生、入国することも帰国することもできなくなってしまう。空港内に足止めされたビクターはやむなく、ターミナルの中で寝起きしひたすら待つのだが・・・

☆☆☆☆スピルバーグっていろんな映画を撮りますね・・・

もともとスピルバーグ映画では、アドベンチャー・SF・ファンタジーの類の映画が好きなのだが、次第に枠を広げてきて、シリアスなドラマなんかもとるようになって、でもワタクシとしてはいい意味で無邪気な映画もずっと撮り続けてほしいなと思っている。
この映画は、今までなかったテーマのスピルバーグ映画ということで、どうかなと思いつつみはじめたのだが・・・

空港から一歩も出られなくなるという設定がユニーク。ホントにそんなことありうるんだろうか?と思ってしまうけど、案外ありえたりして。

はじめは言葉もわからず、お金もつきてどうなるかとハラハラするけれど、ビクターの知恵はなかなか。小銭を稼ぎ、言葉も習得し、そのうち友達もできて、なんと仕事にもありつく(!)空港ってなんでも調達できるのだなあと感心。そして、この空港がセットだとは驚きである。さすが、スピルバーグ、お金かけるなあ(笑)。

なんとか自分の管轄外に追い出してやっかい払いしようと画策する空港警備主任の妨害にもめげず、ひたすら空港の外へ出られる日を待つビクター。なぜ、そこまでしてニューヨークに行きたかったのかは、ラスト近くまであかされないのだが、その謎には泣かされる。ある約束を果たすためだったのだけど、ホントにささやかな約束だったのだ。それでも、ビクターはじっと待ち続け、空港の友人達の後押しもあって、ついには約束を果たすことができる。
ほろりとくる場面だが、一方、客室乗務員アメリアとの淡い恋はほろ苦い結末で終わる。完璧なるハッピーエンドとはいかなかったけれど、これはこれでいいのだろう。そこまでの結末を用意したら出来すぎだ。

主演はT・ハンクス。こういう「いい人」がホントに似合う。彼だからこそ、ビクターというキャラが成り立つ。アメリアはC・ゼタ=ジョーンズで、彼女はとにかく気の強い女性というイメージだったのが、この映画では意外にかわいらしい。そして、空港警備主任にはスタンリー・トゥッチ。実に憎たらしく演じるが、コミカルで、いや、こういう役うまいなあ。

スピルバーグのこんな映画も決して悪くないです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ネバーランド」

本日の映画
ネバーランド
movie-37 「ネバーランド」 Finding Neverland 2004年米
DIR: マーク・フォースター
CAST:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、ジュリー・クリスティー、ラダ・ミッチェル、ダスティン・ホフマン、フレディ・ハイモア
STORY:20世紀はじめのロンドン。新作舞台が不評で気落ちしていた劇作家ジェームズ・バリは、公園で未亡人のシルヴィアと4人の息子達と出会う。一人なじめない三男のピーターに自分の少年時代を重ね合わせるジェームズは、新しい劇ピーター・パンを書くのだった。

☆☆☆☆ピーター・パン誕生にまつわる物語。
ピーター・パンは有名なので、もちろんお話としては知っているし、アニメーションやら舞台やら映画やらいろいろと見たことはあるのだが、原作者ジェームズ・バリのことは何にも知らなかった。
多少事実とは異なっている部分もあるものの、大筋は事実を基に作られていて、名作の裏にはこんなことが・・・と改めて知った次第。

新作が酷評され、妻との関係もぎくしゃくしかかったいたバリが、父を亡くしたことに傷つき、なんとか早く大人になろうともがく少年とのふれあいを通して、永遠の少年ピーター・パンの物語を生み出していく。
というテーマなので、派手さはなくゆっくりと展開していく映画なのだが、しみじみのいい映画である。

シルヴィアとの関係の描き方がちょっと甘いし、バリがいい人すぎる気もしなくはないが、シルヴィアの息子たち、特にピーターとの関係はうまく描かれていると思う。

このピーターを演じるのは、「チャーリーとチョコレート工場」(この映画でもジョニデと共演してましたね)などの売れっ子子役フレディ・ハイモア。翌日釣りに行くと約束していた父親が急死してしまったことから、夢を信じることができなくなってしまったという屈折した役どころを自然体で演じている。
ジョニー・デップもいい。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の大げさ演技もおもしろいけれど、こういったさりげない演技もうまい。こういうデップ、好きだなあ。
K・ウィンスレットもぴったりの役だが、飄々としたD・ホフマンや、最近出演作の多いJ・クリスティーが脇を固めているのもよい。

ややお涙ちょうだい的な展開になるものの、ラストのベンチの場面では静かな感動がありました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「スパイ・バウンド」

本日の映画
スパイ・バウンド
movie-36 「スパイ・バウンド」 Agents Secrets 2004年仏伊西

DIR:フレデリック・シェンデルフェール
CAST:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、アンドレ・デュソリエ
STORY:フランス情報機関からの依頼で、武器商人リボヴスキーの貨物船を爆破することになったジョルジュ。諜報員リザと夫婦を装い、モロッコに潜入、無事爆破した2人に罠が・・・

☆☆☆実在のスパイ、ドミニク・プリウールの手記を基に作られた映画だそう。
1985年実際に起きた爆破事件の実行犯だった女スパイである。

映画がはじまってしばらくは(説明がひととおり終わる前は)ちょっぴり退屈してしまったが、リザが罠にはまるあたりからおもしろくなってくる。

実話に基づくお話らしいので、実際にそうなのだろうか。スパイの世界は非情。平気で仲間を罠にかけるし、仕事をやらせる手段は選ばないし、不都合が生じれば簡単に切って捨てる。
この映画でも、普通の生活に戻るべく引退したいと切望するリザが、罠にはめられ、気の進まぬ仕事をやらざるをえない状況に追い込まれるのが悲しい。

仕事を終えた後は、消される運命にあったリザとジョルジュが逃げる場面で終わるのだが、この先どうなるかわからないという不安なラスト。アメリカ映画だともっとめでたしめでたしに終わるのだろうけど、さすがフランス映画ですからね。らしいというか。

主演は、実生活で夫婦のM・ベルッチとV・カッセル。V・カッセルはあいかわらずとがっていて、野性味あふれる感じがいいのだけど、悩めるスパイという役柄のせいか、M・ベルッチはなんか元気が感じられない。というか、年をとったのかなあ。なんか輝きがなくて悲しかった。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

「最高の人生の見つけ方」

本日の映画
最高の人生の見つけ方
movie-35 「最高の人生の見つけ方」 The Bucket List 2007年米

DIR:ロブ・ライナー
CAST:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド、ロブ・モロー
STORY:同じ病室に入院することになった家族思いの自動車整備士カーターと、傲慢な大富豪エドワードは、そろって余命6ヶ月の宣告を受ける。カーターが書き出した死ぬまでに叶えたいリスト(棺桶リスト)を見たエドワードは、夢を叶えるべく2人で病院を抜け出し人生最後の旅にでようと提案する・・・

☆☆☆☆飛行機の中で見た映画第3弾。

公開された時に見たかったのだが見逃してしまったので、思いがけず見られてうれしい。

自動車整備士カーターは恋人の妊娠で大学中退、ひたすらまじめに働いてきた実直な人物。博識でクイズマニア。家族のことを何よりも大事に思っている。
エドワードは、一代で莫大な富を築いた実業家だが、傲慢で鼻持ちならない人物。一人娘とも絶縁し、孤独な生活を送っている。
決して出会わないはずだったこんな2人が、偶然同じ病室に入院することで、次第に絆を深めていく。はじめはまったくそりがあわず、険悪な雰囲気だったのだが、共に病気と闘ううちに友情が芽生えてくるのだ。

カーターが書いた、死ぬ前に実現したいリスト(棺桶リスト)をこっそり見たエドワードが、すっかり乗り気になってしまい、渋るカーターを引き連れて世界中を旅することに・・・

エドワードは大金持ちという設定なので、自家用ジェットでどこでも行けるし、豪勢な旅になる・・・というのが設定としては大甘すぎる気もするのだが、そううまくはいくはずはなくて・・・

エドワードがカーターのためにと女性を手配したことにカーターが激怒し、またカーターがエドワードのためにと絶縁中の娘の家へと車をまわしてことにエドワードが怒り、といったんは気まずい雰囲気になってしまう。

が、再び入院することになったカーターのもとにエドワードが駆けつけ和解、そこからは展開が早い。

まだ実現してない夢はだいぶ残ってるのになあと思っていたが、それからは次々とクリア。
特に世界一の美女にキスをするというリストの実現は洒落てるし、ラストで最後の項目が達成されるのもにくい演出。
結局2人はなくなってしまうのだが、さわやかなラストである。

嫌われ者だが、やんちゃで憎めないところもある人物を演じたJ・ニコルソンも、誠実で実直な人物を演じたM・フリーマンもさすが芸達者で、2人の演技合戦(というよりもっと自然体に見えるが)は安心して見ていられる。秘書役S・ヘイズもひょうひょうとしておもしろい。

ちょっとほろりときました。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記」

本日の映画
ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記 2-Disc・コレクターズ・エディション
movie-34 「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記」 National Treasure:Book Of Secrets 2007年米

DIR:ジョン・タートルトーブ
CAST:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ブルース・グリーンウッド、ヘレン・ミレン
STORY:トレジャー・ハンターのベンは古美術商のウィルキンソンから自分の先祖トーマス・ゲイツがリンカーン暗殺の真犯人との情報を知らされる。暗殺者の末裔という汚名を着せられたベンは、ライリー、アビゲイルの協力を得て調査を開始。世界をめぐるうち真相に近づくが、謎の一味がベンたちをつけねらっていた。

☆☆☆飛行機の中で見た映画第2弾。

「ナショナル・トレジャー」の続編である。
1作目は大いに楽しんだので、2作目も期待しつつ見はじめた。

主なキャストは前作と同じで、いい感じになっていたアビゲイルとベンが破局寸前のところからはじまる(前作は見ておいた方がより楽しめるでしょう。細かいところは説明抜きではじまるので)。

リンカーン暗殺他、史実と虚構を交えながら、スイスイとストーリーは進んでいく。こういった歴史に興味のある人はよりおもしろいだろうが、そうでなくとも十分おもしろい。
次々と謎が現れ、次々とベン達がクリアしていく。テンポよすぎる気もするけれど、ワクワクする展開だ。宝探し映画大好き、謎解き映画大好きのワタクシ好み。

それにしても、このシリーズ、男性がなんか頼りない・・・主役ベンはN・ケイジだが、なんか、キャラ的に調子よすぎて、頼りない。ベンの父親も頼りないし、相棒ライリーも軽いのりだし。女性は強し!D・クルーガー演じるアビゲイル・チェイス博士に加えて今回も頼もしい人が参戦。それは、ベンの母親アップルトン博士。演じるのはヘレン・ミレンで、さすが貫禄だ。

今回の悪役は、エド・ハリスなのだが・・・ちょっと中途半端な設定ですね。悪人なんだがいい人なんだかよくわからなくなってくる。ワタクシ、E・ハリスのファンなので悲しいものが・・・

パリ~ロンドン~ワシントン~ラシュモアと各地を飛び回り、観光気分も楽しめたし、娯楽映画としてはいいできでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

「バンテージ・ポイント」

本日の映画
バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション
movie-33 「バンテージ・ポイント」 Vantage Point 2008米

DIR:ピート・トラヴィス
CAST:デニス・クエイド、マシュー・フォックス、フォレスト・ウィテカー、シガニー・ウィーヴァー、ウィリアム・ハート、ブルース・マクギル、ジェームズ・レグロス
STORY:テロ撲滅の国際サミットが開催されるスペイン・サラマンカ。広場でアシュトン米大統領のスピーチがはじまろうとした時、大統領が狙撃され、爆発であたりは混乱状態に陥る。シークレットサービスのバーンズは狙撃犯を追うが・・・

☆☆☆アムステルダム行きの飛行機の中で見た映画第一弾。

おもしろい構成の映画である。

大統領狙撃と広場の爆破が8人の視点で語られるうちに、真相が明らかになっていくのである。
正直、視点が違うにしても同じ場面が繰り返されるわけだから、飽きるかなあと思ったのだが(実際一瞬飽きそうになった)、別の人間の語り口が重ねられるにつれ、次第に事件の謎が解き明かされていくので、最後までワクワクしながら見ることができた。
軽く、どんでん返しもあって、ほーっと感心しつつ映画は終了。

90分という長さ(短さ)もよい。最近は長い映画が多い(多すぎる)が、これくらいタイトな方がワタクシ的には好みだ。というか、こういう構成の映画ではこの時間が限度だっただろう。これ以上長いとダレそうだ。

渋い配役だけど、通好みの俳優陣で、それぞれのパートで見応えがある。W・ハートはともかくとして(思ったより出番が多かった)、S・ウィーバーがはじめの10分ちょっとだけの出番というのは残念。

アイディア勝ちの映画でありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「28DAYS」

本日の映画
28DAYS
movie-32 「28DAYS」 28DAYS 2000米

DIR:ベティ・トーマス
CAST:サンドラ・ブロック、ヴィゴ・モーテンセン、スティーヴ・ブシェミ、エリザベス・パーキンス、ドミニク・ウェスト
STORY:アルコール及び薬物依存症のグエン。姉の結婚式で醜態をさらし、事故を起こした彼女は矯正施設に入れられる。はじめはなじめず、反抗的態度をとるグエンだったが・・・

☆☆☆サンドラ・ブロックの未公開映画。
題材が題材だけに、もしファンであるS・ブロックの出演作でなかったら見なかったかもしれない。

実際、サンドラがでることで、本来重い題材なはずなのだが、少々コミカルに、そして深刻にならない映画となっている。
もちろん、施設の患者たちの苦しみ、悩み、葛藤も描かれているのだが、暗くならず、前向きさが感じられると思う。描き方がもしかすると甘いのかもしれないし、なんとなく終わりもしまらない感じもする。

サンドラならではの演じ方とは思うが、ホント言うと、この役はあまり似合ってないとも感じ。やっぱり、底抜けに明るくあってほしいのですね、ファンとしては。もちろんそういう役柄ばかりではというサンドラの挑戦なのかもしれないが・・・

まだ無名だったV・モーテンセンがでていたのはうれしいし、患者役かと思いきや医者役という思い切った?配役のS・ブシェミもよかったが、E・パーキンスがすっかりおばさん化していたのがちょっと悲しかったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「アイ・アム・レジェンド」

本日の映画
アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)
movie-31 「アイ・アム・レジェンド」 I AM LEGEND 2007米

DIR:フランシス・ローレンス
CAST:ウィル・スミス、アリシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク
STORY:2012年のニューヨーク。科学者のネビルは災厄を生き残ったたった一人の男。シェパードのサムと食料品や日用品を調達し、無線で生存者を見つけようと努力する毎日だったが・・・

☆☆☆『地球最後の男』の3度目の映画化。

この映画、宣伝を見た限りではそういう種類の映画とは思えなかったので、全然知らずに見て、そういう映画(今なら言ってもいいとは思うけど・・・)がダメな人だったらがっくりきただろうなあ。

まあでも、ワタクシ的には○○○映画という側面よりも、ロビンソン・クルーソー的な映画として楽しんだ。
自分以外誰もいないという絶望的な状況で、シェパードの相棒とともに、畑をたがやし、いろいろなものを調達し(しかし、誰もいなくなって3年になるというのに、なぜ食料品が調達できるの?腐らない?自給している野菜はともかくとして)、いつ死に直面するかと緊張しながらの生活。マネキンを各所に配置し話しかけたり、レンタルCDショップで律儀に借りたり返したりと、見ていて痛々しい。いやしかし、たった一人になったらこうなるんだろうなあと思えるリアルさである。自分だったら孤独すぎてとても持たないだろうなあ。

ところが、少々ネタバレになるが・・・

生存者の親子に出会ったあたりから失速。
今まで張りつめていた画面がゆるくなってしまうというか、糸がプツンを切れてしまう感じ。どこまでも一人でいってほしかったなと。
最後はそれほど感動もなく(サムとの別れの場面の方が悲しかった)終了。

あ、でもこの映画の長さ(短さ)はよかったです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「スズメバチ」

本日の映画
スズメバチ コレクターズ・エディション
movie-30 「スズメバチ」 NID DE GUEPES 2002仏

DIR:フローラン・エミリオ・シリ
CAST:ナディア・ファレス、リシャール・サムエル、ヴァレリオ・マスタンドレア、ブノワ・マジメル、サミー・ナセリ
STORY:パリ祭の日。女性中尉ラボリはアルバニア・マフィアのドン、アベディンを護送する任務についてた。その頃、ナセルをリーダーとする窃盗団が工業倉庫に忍び込む。パリ祭を記念する花火が打ち上げられた時、護送車が奇襲され、工業倉庫に逃げ込むが、アベディンを救い出そうとするマフィア軍団に取り囲まれてしまう。

☆☆☆元ネタはジョン・カーペンターの「要塞警察」らしい・・・

先日、「アサルト13」を見たところで、関連作品として見てみた。
もちろん設定は全然違うのだが、基本的コンセプトは同じである。

本来なら接点のないはずのない者たちが集められ、しかも脱出不可能なところに閉じこめられてしまう、というお話である。
この作品でも、特殊警察部隊、窃盗団、警備員が工業倉庫という舞台に集められ、絶望的な状況から脱出しようと必死に闘う。
はじめは3者の話がバラバラに語られるため、ちょっとダレる感じもあるのだが、この3者が結びついた時、一気に物語は転がり始める。一気に加速していく。

登場人物の一人一人にドラマがあり、それぞれに感情移入をしたと思うと突き放される。このあたりがフランス映画的といえなくもないが、テンポのよさ(はじめはともかく)は、フランス映画的でない感じだ。
冒頭でも「荒野の7人」の音楽が使われていたけれど、西部劇の現代版なんである。

女性中尉のナディア・ファレスも男らしくて!かっこよかったのだが、場をさらうのは初老の警備員。はじめからタダ者ではない雰囲気をかもしだしていたが、ラスト近くでも頼もしさを発揮する。ちょっと残念だったのは、サミー・ナセリが途中から見せ場がなくなってしまったこと。最後はよかったけれど。

こうなると、久々に、ジョン・カーペンターの「要塞警察」も見てみるかなあ。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

「ダークネス/狙われた女捜査官」

本日の映画

movie-29 「ダークネス/狙われた女捜査官」 IN THE COMPANY OF DARKNESS 1992年米TVM

DIR:デヴィッド・アンスポー
CAST:ヘレン・ハント、スティーヴン・ウェバー、ジェフ・フェイヒー
STORY:12才の少年が惨殺され、容疑者はすぐに割れたが、犯人とする決定的な証拠がない。婦人警官のジーナはおとり捜査の任務を買ってで、犯人に接近するが・・・

☆☆☆実話のテレビ映画とか。
ドン・ジョンソンがプロデューサーらしい。

婦人警官のジーナがおとり捜査で異常な犯人に接近するうちに、自身の心の闇に触れ、狂気にとらわれそうになるという話で、オスカー女優のH・ハントが複雑な心境に揺れる主人公を繊細に演じている。
H・ハント、いまだにあまりかわりないのだが、さすがに若い。

一種の異常心理ものなのだが、テレビ映画の限界なのか、ちょっと突っ込みが足りない。もう少し、犯人の心理や、主人公が狂気と境に踏み入れそうになる心理を掘り下げて欲しかった気がする。ちょっと残念。

しかし、この題名、ダサイ(笑)。

B00005GUZW捜査官ジーナ
ヘレン・ハント
CICビクター・ビデオ 1994-01-28

by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「アサルト13 要塞警察」

本日の映画
アサルト13 要塞警察
movie-28 「アサルト13 要塞警察」 ASSAULT ON PRECINCT 13 2005年米

DIR:ジャン=フランソワ・リシェ
CAST:イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・レグイザモ、マリア・ベロ、ガブリエル・バーン、ブライアン・デネヒー
STORY:大みそかのデトロイト13分署。年内で閉鎖となるため残った警官は数人。そこに吹雪で護送できなくなった凶悪犯ビショップら犯罪者たちが送られてくる。その矢先、武装集団に包囲され、外部との連絡もとれなくなってしまう。

☆☆☆ジョン・カーペンター監督の日本未公開映画「要塞警察」のリメイク。この映画、テレビ東京で昔々やっていたのを見たことがあるのだが、細かいことは覚えていない・・・

オリジナルとは少し設定が違う気がする(うろ覚え)が、なかなかよくできたリメイクではないだろうか。
雪の中、孤立無援になる設定がいいし、圧倒的に不利な人数で(だんだん人が減りながらも)、突破していく過程がおもしろくて一気に見てしまった。

はじめ、こういう類の映画だと、女性陣はいらないかなあと思ったのだけど、デスクワーク専門の女性警官はなかなかに勇ましいし、精神科医はやや露出気味でこりゃサービス出演?と思いきや、骨のあるところを見せてくれたし、必要なキャストでしたね。
主演のイーサン・ホークは頼りなげで(捜査に失敗して鎮静剤と酒に頼る役だというのもあるが)少々ものたりないものの、なんといっても圧倒的な存在感を示すのは凶悪犯ビショップを演じるR・フィッシュバーン。威圧感たっぷりで場をさらう。
ちょっと驚いたのが、J・レグイザモ。すっかりくせ者俳優になっていた・・・おじさんにもなってたけど(笑)。

難点は、裏切り者が誰かすぐにピンときてしまったこと。はじめからわかってしまったのだった。

まあでも、ラストの主人公とビショップの友情に近い連帯感も後味がよく、トータルではおもしろい映画でありました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

古畑中学生

古畑任三郎のファンとしては見逃せない「古畑中学生」(昨日放映)。

冒頭に田村正和が一瞬出てくるもののあとは中学生の任三郎なので、出てこず。
中学生の古畑任三郎にはHey!Say!JUMPの山田涼介。どうも田村正和とはつながらないなあ。かわいすぎる気が・・・
変人ぶりもまだおとなしいもので。

お話的には、中学生という設定だからなのか、いつものストーリーよりはだいぶゆるい感じで、子供向けとも思えるくらい。ただ、各所にシャーロック・ホームズネタがちりばめられているのはシャーロキアンとしてはうれしい。三谷さんってホームズ好きでしたっけ?

なんだかいつもと違う感じがするのは、倒叙物じゃないからなのかもしれない。

今後も高校生、大学生・・・とシリーズが続いていくというウワサもあり、それはそれで楽しみ。どうやって、あの任三郎という人物ができあがっていったかが解明されるのかも。

しかし、巡査の向島音吉が同級生だったというのはちょっと驚きだった。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「ホワイト・ライズ」

本日の映画
ホワイト・ライズ
movie-27 「ホワイト・ライズ」 WICKER PARK 2004年米

DIR:ポール・マクギガン
CAST:ジョシュ・ハートネット、ダイアン・クルーガー、ローズ・バーン、マシュー・リラード
STORY:マシューは結婚を控え充実した日々を送っていた。ある日、彼は2年前突然自分の前から姿を消した恋人リサの後ろ姿を目撃、出張をキャンセルして彼女を捜し始める。やがてアパートの一室にたどり着いた彼の前に姿を現したのは、同じリサという名の全く別の女性だった。

☆☆☆単純なミステリーかと思って見始めたのだったが・・・
見終わってみると、どちらかというとラブ・ストーリーの色合いの濃い映画だった。

見始めてしばらくは、時間が前後するのがよくわからなくて、ストーリーが今ひとつ理解できなかった。
もう一人のリサが登場してから、回転が早くなり、自分の頭の中でもどの時点での話なのかが
理解できて、ようやく映画に集中することができた。が、これはかなり映画が進んでからのこと。

突如消えた昔の恋人の謎を解き明かしていくサスペンスミステリーと勝手に思っていたのだが、さにあらず。「めぐり逢い」のような展開になっていき、客観的にはハッピーエンドとなるのだが、ちょっと後味が悪かった。
もう一人のリサのとった行動には共感はできないのだが、哀れで、単純なハッピーエンドと喜べないのだ。なんかとってつけたようなラストになってしまっている感じがして・・・共感はできないけれど、彼女に感情移入してしまっていたということだろう。

そういう意味では、もう一人のリサを演じたローズ・バーンが一番印象的である。「トロイ」でもそうだったが、何かを訴えかけるようなうるうる目で、憂いを含んだ表情が特徴的。同じ「トロイ」組のダイアン・クルーガーの印象が残念ながら薄くなってしまっていた。

すっきり見終えることができなかったのが残念。
オリジナルのフランス映画「アパートメント」は未見だが、こちらの方が評判がいいみたいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

水野晴郎さん死去

映画評論家、映画監督の水野晴郎さんが亡くなられた。

水野さんといえば、なんといってもワタクシにとっては金曜(はじめは水曜)ロードショーの解説。ニコニコしながら、熱心に解説する姿と、あのヒゲが印象的で、かかさず金曜(水曜)ロードショーを見ていた時期もあった。

警察マニアとしても有名で、アメリカの警察を取材した本(題名は忘れてしまったけれど)も読んだことがある。
残念ながら、シベリア特急シリーズは見たことがないのだけれど、ずっと入れ込んでいたこのシリーズ、見てみなくては・・・

「いやー映画ってホントにいいもんですねー」という決まり文句が懐かしい。

ご冥福をお祈り致します。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「わたしのレティおばさん」

本日の映画
Miss Lettie & Me (Full Dol)
movie-26 「わたしのレティおばさん」 MISS LETTIE AND ME 2002年米TVM
DIR:イアン・バリー
CAST:メアリー・タイラー・ムーア、ホリストン・コールマン、チャールズ・ロビンソン、バート・レイノルズ、イルマ・P・ホール
STORY:南部の田舎町のレティ叔母さんに預けられることになってトラヴィス。トラヴィスの母と疎遠だったレティ叔母さんは迷惑がり、なかなかうち解けない。元野球選手のドラッグストア店主サムが叔母さんの昔の恋人だったことを知り、仲をとりもとうとするが・・・

☆☆☆アメリカのテレビドラマ。

存在すら知らなかった子を預かることになった大叔母さんレティと、恋しい母の事情で大叔母のもとに預けられることになったトラヴィスが、はじめはうち解けなかったものの、天真爛漫なトラヴィスや、やさしい使用人との交流で次第に心を通わせていくという、ヒューマンドラマ。

どこかで聞いたような設定で、ちょっとポリアンナにも似てるような。頑固なおばさんと、明るい娘、ちょっとしたことで仲違いしてしまった昔の恋人・・・

でも、いいですね、こういうドラマも。素直に感動しちゃいます。
登場人物はみないい人ばかりというのがちょっとこそばゆいけれど、ほのぼのするのもいいじゃないですか。もしかすると、このドラマ、クリスマスに放映されたものなのかなあ。

レティおばさんには、「普通の人々」の冷たい母親が懐かしい(若い頃の「モダン・ミリー」もよかったけど)メアリー・タイラー・ムーア。昔の恋人に、これまたすっかり懐かしい存在になってしまったバート・レイノルズ。ちょっとこまっしゃくれた女の子トラヴィス(悲しみをこらえる表情がうまい)は、どっかで見たことあると思ったら、「ブレス・ザ・チャイルド」の子だった。

小品だけれど、ちょっとした拾い物でありました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2クール

最近気に入っているテレビ番組は、日テレで土曜の夜中0時55分からやってる「2クール」という番組。
小林聡美ともたいまさこが、毎週何をするかわからないというちょっとシュールな番組だ。エンディングも妙に長くて不思議。

1回目は見逃してしまって、2回目、たまたまテレビをつけたらやってて、はまったのだ。
2回目のテーマは、店番。2人が町のなんでも売ってるお店(食料から雑貨まで)の店番をしてる様子を淡々と写すだけなのだけど、それが妙におもしろくて・・・

その後は、赤ちゃんの子守、映画「めがね」のキャストの同窓会、もたいまさこが芸大生のモデルになる(これは旅行中で見逃した)、差し入れのお弁当づくり、ドラマ「つくし図書館」、そして昨夜は磯遊び。

6回目のドラマ仕立てだけはちょっと異色だったけれど、基本的には、2人が時にゲストをまじえつつ、だらだらしゃべりながら何かを淡々とやるというコンセプト。
ワタクシは、小林さんももたいさんもファンなので、余計におもしろく感じるのかもしれないけれど、妙な間合いと素(に思える)の会話がいいのだ。

「かもめ食堂」、「めがね」の荻上直子監督もかんでるだけに、映画と同じ空気が流れている(ような気がする)。

しかし、こういう番組は深夜ならではですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ステルス」

本日の映画
ステルス デラックス・コレクターズ・エディション
movie-25 「ステルス」 STEALTH 2005年米

DIR:ロブ・コーエン
CAST:ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード、ジョー・モートン
STORY:近未来のアメリカ。ベン、カーラ、ヘンリーの3人は最新のステルス戦闘機に乗るエリートパイロット。新たに加わった仲間は、人工知能を搭載した無人ステルス機。やがて無人ステルス機は暴走をはじめる・・・

☆☆☆スピード感あふれる映画。
考えてみると、この監督、「ワイルド・スピード」や「トリプルX」の監督ですものね。車を戦闘機におきかえてみました的映画だろうと想像していたら、本当にそうだった(笑)。
「トリプルX」はひいきのヴィン・ディーゼルが出ていたのでそれなりに楽しんだけれど、「ワイルド・スピード」はどうも興味が持てずまだ見ていない。ワタクシとはあまり相性がよくないのではと心配しつつ見たのだが・・・

うーむ、内容ははっきりいってあまりない。ベタな展開で、そうくるだろうなという通りにストーリーは進んでいく。
いやしかし、これはあくまでもスピード感を楽しむ映画なのだから、あまり深く考えてはいけないのだ。うちの30インチくらいの画面で見ても結構な迫力だったから、映画館で見たらすごかっただろうなあ。あまりに近くで見たら目がまわりそうだ。

正直言って、はじまって半分近くまではちょっとたるかったのだけど、無人ステルス機が暴走しはじめてからは結構おもしろかった。えー、ヘンリーが退場するあたりからですね。

このヘンリーを演じるのが、オスカー俳優J・フォックスなのだけど、なんで出たかなあ。演技を披露する場面がまったくないまま退場してしまうのですからね。
そしてまたクセ物俳優サム・シェパードもよく出たなと。悪い上官を憎々しげに演じていて、まあ見せ場はあったけれど・・・

ラストは、恋愛物みたいになってしまい、めでたしめでたしで終わるのだけど、なんだかなあ。案外軟弱な終わり方である。

いやしかし・・・くどいようだが、深く考えずに見ればよい映画なのでありました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「パンズ・ラビリンス」

本日の映画
パンズ・ラビリンス 通常版
movie-24 「パンズ・ラビリンス」 EL LABERINTO DEL FAUNO PAN'S LABYRINTH 2006年墨西米
DIR:ギレルモ・デル・トロ
CAST:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、ダグ・ジョーンズ
STORY:1944年スペイン。内戦で父を亡くした少女オフェリアは、ゲリラ鎮圧の任務にあたるビダル大尉を再婚した身重の母とともに山奥へとやってくる。冷酷な新しい父になじめぬオフェリアは不思議な妖精に導かれ、迷宮へと導かれ・・・

☆☆☆☆数々の映画賞で話題となったダーク・ファンタジー。

観る前は、いわゆるファンタジー映画だと思っていた。
が、実際は、ファンタジーの世界と現実の世界が交錯し、ファンタジーの世界だけが繰り広げられるものではなかった。むしろ、厳しい現実の世界を描いた映画となっている。

オフェリアは、冷酷無比な新しい父になじめず、残忍な男と知りつつ結婚するしか生き延びるすべのなかった身重の母は具合が悪くかまってもらえない。外に出れば、ゲリラと軍隊との闘いが続いており、気の休まる場所もなく、不安が募るばかり。唯一気を許せるのは大尉の小間使いメルセデス(この女性は強い!)。

こんな中で、オフェリアは迷宮へと入っていくのだが、現実の世界のみならず、試練を与えられる。オフェリアに与えられた試練は、怖ろしいものではあったけれど、現実世界の厳しさと比べてみると、オフェリアにとってはなんということはない。

やがてオフェリアに訪れた運命は・・・
このラストでオフェリアは救われたのか?悲しいラストではあるが彼女は救われたのだと思う。

しかし、「世の中は残酷。人生はおとぎ話ではないのよ。」というオフェリアの母親の言葉が重い。
オフェリアは救われたのだとは思っても、つらく悲しい映画だった。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「アーサーとミニモイの不思議な国」

本日の映画
アーサーとミニモイの不思議な国 DTSスペシャル・エディション
movie-23 「アーサーとミニモイの不思議な国」 ARTHUR ET LES MINIMOYS 2006年仏

DIR:リュック・ベッソン
CAST:フレディ・ハイモア、ミア・ファロー、マドンナ(声)、デヴィッド・ボウイ(声)、ジミー・ファロン(声)、ロバート・デ・ニーロ(声)、ハーヴェイ・カイテル(声)、チャズ・パルミンテリ(声)
STORY:アーサーは4年前に失踪した祖父の残した書物を読みあさり、冒険家になることを夢見る少年。家の借金返済日が2日後に迫り、祖父が庭に隠したルビーがあれば助かると知ったアーサーは、体長2ミリのミニモイ族の住む地下世界へと飛び込んでいく。

☆☆☆やっと全部を見ることができた・・・
昨年の夏、飛行機の中で見始めたものの、おもしろくなくて寝てしまった。そして目覚めると映画は終わっていたのだった。
なので、ずっとおもしろくないし別に見なくていいやと思っていたのだが、先日DVDの予告編を見てやっぱり鑑賞してみるかと思った次第。

いやはや、思ったよりおもしろいではないですか。
うーん、なんでおもしろくないと決めつけてたんだろう?居眠りしながら見てたんで、筋がわからなかくなっちゃったせい?

冒険家を夢見る少年が、未知なる世界へと冒険の旅に出るという設定にワクワク。宝探し的要素は弱かったものの、ワタクシの好きな世界だ。

少年には「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア。「チャーリー・・・」よりちょっぴりたくましくなって登場。フレディ君もだんだん難しい時期にさしかかってくるので今後どうなるか、ちょっと心配。
おばあちゃん役には、なんとミア・ファロー。M・ファローもいろいろあったが、もうおばあちゃん役をやる年齢になったんですね。昔から年齢不詳気味で、不思議な雰囲気の女優さんだったけれど、今回のちょっとズレ気味のおばあちゃんは似合ってる。ユーモラスな役どころがこれからの行く道かもしれない。

声の出演も豪華。まんまあの声のマドンナをはじめとして、D・ボウイ(アニメーション、雰囲気がそっくり)他、こちらも楽しめる。

ただ、実写部分と、アニメーション部分がうまく融合していたかというとやや疑問。映像(CGはよくできてるとは思う)がワタクシの趣味にあわないというのもあるのだが(なんかかわいくなくて)・・・この部分も実写でやってくれたらなとワタクシ的には思ったのだった。

監督がリュック・ベッソンていうのが驚きですね。なんでこの映画作ったんだか??

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「狩人と犬、最後の旅」

本日の映画
狩人と犬、最後の旅 コレクターズ・エディション
movie-22 「狩人と犬、最後の旅」 THE LAST TRAPPER 2004年仏加独伊スイス

DIR:ニコラス・ヴァニエ
CAST:ノーマン・ウィンター、メイ・ルー
STORY:ロッキーで自給自足の生活を送る罠猟師のノーマンは、森林伐採で動物が減少し、今年限りで引退することを決意する。犬ぞりのリーダー犬を事故で失い、新しくシベリアン・ハスキーをもらい受けるが、レース用の犬だったため他の犬となじまない。ある日湖を渡っていたノーマンは氷の下に落ちてしまうが・・・

☆☆☆☆ロッキーでの生活は厳しい・・・

なんの予備知識もなく見始めたのだが、淡々をストーリーが進んでいくのでドキュメンタリーかな?と一瞬思ってしまった。が、これはフィクション。ただし、実在の狩人ノーマン・ウィンターが本人を演じているため、限りなくドキュメンタリーに近い感じがしたのだった。奥さん役も本人?と思ったが、こちらは女優さん。
この奥さんが辛抱強く、理解があっていい奥さんなのだ。もちろん、狩人のノーマンは、厳しい自然の中、狩りに出ていくわけで、相当にハードなのだけど、夫とともに家を建てることからはじまって、犬の訓練もやるし、夫へのサポートぶりがすばらしく、この奥さんがいなければとてもやっていけないなと思う(実際のノーマンは今は独身らしいが)。

このロッキーでの極めて厳しい生活ぶりももちろん見どころなのだけど、なんといっても美しい自然が素晴らしい。一面の銀世界、夜の静けさ、深々と降る雪、深い緑、静かに流れていく川etc.見ていて癒される景色の数々だ。監督は1年滞在して撮ったそうで、この風景をあますところなく伝えようとした意気込みが感じられる。

そして、犬がかわいい!特に新しく仲間に加わるシベリアン・ハスキーのアバッシュ。なんだか犬が飼いたくなってしまうなあ。

ノーマンは、森林伐採による動物の減少から罠猟師をやめることを決意した・・・ハズなのだが、ラストを見る限りどうなんでしょう。結局ロッキーの中に生きていくことにしたのではないか?余韻を残すラストである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「アンフェアthe movie」

本日の映画
アンフェア the movie
movie-21 「アンフェアthe movie」 2007年日

DIR:小林義則
CAST:篠原涼子、椎名桔平、成宮寛貴、阿部サダヲ、濱田マリ、向井地美音、加藤雅也、大杉漣、寺島進、江口洋介、加藤ローサ
STORY:警察内部の不正が書かれた極秘文書のありかを探る警視庁公安部警部補の雪平。ある日、車が爆発し、娘が大けが追い、警察病院に運ばれる。直後にテロリストたちに病院が選挙され、警察庁長官も人質となった。雪平は病院内にいる娘を救い出そうと病院に忍び込むが・・・

☆☆☆篠原涼子主演のテレビシリーズの映画化。
実は、ワタクシは、話題となったテレビシリーズを残念ながら見ておらず、スペシャル版のみを見ている。
おそらく、全体を理解するにはシリーズから見るべきだったのだろうが、スペシャルだけでもまあ筋としてはわかった。

裏切り者は誰?(警察内部に内通者がいる)という展開は共通するようで、今回も誰が?という謎でひっぱっていく。あの人とかあの人も、いかにも怪しそうに登場するんですね。ちょっとわざとらしいくらい。そして、最後はやはりあの人だったか・・・そうくるのが、一番意外性があっていいかなという人が裏切り者でしたね。

というサスペンスもあるにはあるが、やはり見どころは、超クールな雪平(篠原)。にこりともせず、犯人を追いつめる姿が格好いいのだが、今回は娘への愛情という面もクローズアップ。娘を助けようと必死になる姿が印象的だ。その分、クールさは減ったけれど、人間らしさがプラス。恐れるものがないように思えた雪平にも弱点があったんですねぇ。

ラストの銃撃で、最終章といいながら、なんだか続きがありそうな気もしたんだが、まだ作る気?うーん、でも映画ではよした方がいいでしょうね。テレビで十分だ。

最後の銃撃者って誰なのかな?何度か見てみたけれど、よくわからない・・・あの服装からして、あの人でしょうか?
(うーん、書けないのがもどかしい)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」

本日の映画
ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付・2枚組)
movie-20 「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」 4:RISE OF THE SILVER SURFER 2007年米

DIR:ティム・ストーリー
CAST:ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ダグ・ジョーンズ、ジュリアン・マクマホン、アンドレ・ブラウアー
STORY:宇宙の放射線を浴びたことで特殊能力を身につけたファンタスティック・フォー。世界中で起こっている謎の現象の数々の原因がシルバーサーファーと名付けられた謎の生命体であることをつきとめた彼らだったが・・・

☆☆☆人気アメコミを原作とするSFの第2弾。

1作目は思っていたよりおもしろかったので、2作目も期待しつつ見始めた。
しかし、これ、1作目を見てないとダメですね。いきなりファンタスティック・フォーと言ってもなんのことやらわからないでしょう。1作目に引き続いて登場する人物もいるし・・・知ってることが前提ではじまる。ちょっと不親切な気もするが、だらだらと説明してると長くなっちゃうからなあ。

残念ながら、4人の特殊能力は、1作目で出尽くしてしまったので新味はないし、CGもまあこんなもんかなという感じ。ただし、シルバーサーファーはかっこよくて、最後に見せ場もあるし、気になるキャラだった。これは完璧なCGではなくて、ちゃんと俳優さんが演じてるんですね。

映像面というよりむしろこの2作目は、4人の友情(愛情)や絆が見どころだと思う。ベタっちゃあベタだけれど、素直に感動しちゃいました(笑)。こういう展開、アメリカ映画って好きだよなあ。

まだまだ話は続きそうだけれど、だんだん新味がなくなる分、あっというような敵キャラが出るとか、何かサプライズがないと今後は難しそう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「フライト・プラン」

本日の映画
フライトプラン
movie-19 「フライト・プラン」 FLIGHTPLAN 2005年米

DIR:ロベルト・シュヴェンゲ
CAST:ジョディー・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、エリカ・クリステンセン、グレタ・スカッキ
STORY:夫を突然の事故で亡くした航空機設計士のカイルは娘とともに、ベルリンからアメリカへの帰国の途につく。ところが、飛行機内で娘ジュリアが忽然と姿を消し、乗客乗務員の誰一人として、ジュリアを見た者はなく、搭乗記録さえなかったことが判明する。カイルは一人、娘を捜すが・・・

☆☆☆ジョディー・フォスターが孤軍奮闘!

ふと目覚めると一緒に飛行機に乗っていたはずの娘がおらず、誰一人娘の存在を知らない、というのは怖い状況である。不安がどんどん募る序盤だ。
しかし、これって、ヒッチコックの「バルカン超特急」(あるいはリメイクの「レディ・バニッシュ 暗号を歌う女」←この映画結構好きなんです)と同じシチュエーション。主人公が娘の存在を確信するくだりも同じネタなのだ。

そうこうしているうちに、あれれ?娘は本当に存在していたのかどうなのか?とこちらも疑うことになり(冒頭の夫の幻影が見える場面がポイント)、これってあれとかあの映画みたい・・・

と思っていると、映画は同じくジョディー主演の「パニック・ルーム」化。闘う強い母の映画となる。

というわけで、どっかで観たぞこの映画ってな感じなのだが、ちまたの評判ほど悪い映画じゃあない。

なぜ?という謎の部分は、謎解きされてしまうと、ちょっと苦しいなと思うのだが、ジョディーのアクション映画と思えば悪くはないのだ。前半はちょっといらいらな展開だったけれど、後半のジョディーの反撃は観る方も力が入る。

ジョディーのがんばりもいいのだが、機長のS・ビーンの渋さも素敵。

あと、新しいゴージャスな航空機内が見られたのもおもしろかったです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「TAXI NY」

本日の映画
TAXI NY (特別編) (ベストヒット・セレクション)
movie-18 「TAXI NY」 Taxi 2005年米

DIR:ティム・ストーリー
CAST:クィーン・ラティファ、ジミー・ファロン、ジゼル・ブンチェン、ジェニファー・エスポジート、アン・マーグレット
STORY:ベルは念願だったニューヨークのタクシーライセンスを取得し、特別仕様のタクシーで車を走らせていた。そこに乗ってきたのが銀行強盗団を追う刑事ウォッシュバーン。運転が極度に苦手な彼はベルに強盗団を追うよう指示するが・・・

☆☆☆フランスのヒットシリーズ「Taxi」のハリウッドリメイク作。
オリジナルのシリーズは、少々泥臭いものの結構好き。というわけで、こちらも大いに期待しつつ見た。

舞台をニューヨークに移していて、違うところもあるが、オリジナルにかなり沿った脚本。と思ったら、製作は、オリジナルも作ったリュック・ベンソンだったんですね。

運転がドヘタな刑事を演じるのは、コメディ俳優ジミー・ファロン(ちょっと苦手なんだけど)で、ひどいどじぶりとマザコンぶりが笑える。

一方、スピード狂のドライバーを演じるのはQ・ラティファ。オリジナルのサミー・ナセリとはまったくタイプは違うけれど、どちらも捨てがたい。ラティファ、歌がうまいのはもちろんなのだが、コメディセンスもよく、もっと活躍してほしい女優さんだ。

豪快なベルと、たよりないウォッシュバーンのコンビのかけあいは、オリジナルとは違った楽しさだが、ベルの方が圧倒的に存在感があるんですね。Q・ラティファが大柄だというのもあるのだけど、迫力あり!見る前は主人公はオリジナルどうり男性にしてもよかったのではとも思ったが、Q・ラティファ、はまり役である。

主人公の1人が女性になっただけでなく、強盗団も女性になっていたりして、アメリカでは女性が強いということだろうか・・・

ウォッシュバーンの母親役は、久々登場のアン・マーグレット。懐かしい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「テイキング・ライブス」

本日の映画
テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版
movie-17 「テイキング・ライブス」 Taking Lives 2004年米

DIR:D・J・カルーソー
CAST:アンジョリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、キーファー・サザーランド、ジーナ・ローランズ、オリヴィエ・マルティネス、チェキー・カリョー、ジャン=ユーグ・アングラード
STORY:モントリオールのある工場現場で白骨化した死体が発見される。警察の要請でやってきたのは、FBIのプロファイラー、イリアナ・スコット。彼女の分析で犯人像が明らかになってきた矢先、新たに殺人事件が。目撃者コスタの証言から犯人がアッシャーという男であると判明するが・・・

☆☆☆殺した相手の人生を乗っ取る(テイキング・ライブス)殺人鬼を描いたサイコ・サスペンス。

2人の若者がレンタカーで旅をする途中、一人に身よりがないと知るやもう一人が殺してしまうという出だしは、これはなかなか期待できそうという始まりだった。

そして16年後・・・

颯爽と登場したFBIのプロファイラー、イリアナ。A・ジョリーが格好いい。「ボーン・コレクター」を彷彿とさせる役柄だが、こんな感じの役、よく似合う。
派遣された先はモントリオール警察で、だからか、フランス人俳優がぞろぞろ。一瞬、フランス映画か?と思ったほど(笑)。O・マルティネスはちょっと苦手なのだが(濃すぎ!)、アングラード、カリョーは渋くていい。カリョーは昔はもっとすごみがあったと思うのだが、すっかり枯れて渋くなっていた。年とりましたね。

イリアナの分析で次第に犯人像が絞られてきたところで事件発生。今回は目撃者がいて・・・

というところで、犯人はわかってしまうんですね。ということで、犯人は誰か?という楽しみはなくなってしまい(ミスリードしようとしてはいるのだけど、だまされません)、あとはもっぱら、殺人鬼とイリアナの対決へと興味はうつる。
イリアナは強い女性のようでいて(あんなむごい写真見ながらよくご飯食べられるなあと感心)、弱い面も持ち合わせていて、一度は打ちのめされるのだが、ラストでは・・・
さすが!まさかあのまま終わるわけはないと思ったけれど、そんな壮大な計画があったとは。

アンジーの魅力全開の映画だが、犯人の不気味さもなかなか。

しかし、K・サザーランド、なんで出たかなあ(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「デンジャラス・ビューティー2」

本日の映画
デンジャラス・ビューティー2
movie-16 「デンジャラス・ビューティー2」 Miss Congeniality 2:Armed And Fabulous 2005年米

DIR:ジョン・バスキン
CAST:サンドラ・ブロック、レジーナ・キング、ウィリアム・シャトナー、ヘザー・バーンズ、アーニー・ハドソン、トリート・ウィリアムズ、アイリーン・ブレナン
STORY:ミス・アメリカ・コンテストへの潜入捜査でみごと事件を解決したFBI捜査官のグレイシーは、すっかり有名になってしまったことで捜査に支障をきたすようになり、PR活動の仕事をすることになった。ある日、親友のミス・アメリカがベガスで誘拐されたと聞き、敵対心むき出しの新しい相棒サムを巻き込み独自の捜査を開始するが・・・

☆☆☆帰ってきたデンジャラス・ビューティー!

今回も暴れ回るグレイシー捜査官。
お約束のオカマキャラのスタイリスト(前作のマイケル・ケインからはバトンタッチ)により、またまたゴージャス美女へ大変身、笑顔をふりまきながらFBIのPR活動に励む・・・
なんて、グレイシーがおとなしくしているわけはないのである。上からの命令なんてなんのその、周囲を巻き込み、暴走気味な捜査は今回もとまらない(笑)。

今回は、プラス、最初は犬猿の仲の相棒サムも加わり強力に。サムはグレイシーといい勝負の男勝りの捜査官でトラブルメーカー。2人が悪人どもをやっつける姿、格好いい(けど痛そう、相手が)。最後には友情を育むことになる2人のやりとりがまたおもしろい。この「相棒」は1作目より2作目の方がよかったかなと思う。

グレイシーを演じるのは、前作に引き続きサンドラ・ブロック。やっぱり、S・ブロックはこういうガハハと笑う豪快キャラが似合うんですねー。鼻をならすところなんか地じゃないかと思うくらい(失礼!)。笑顔が見られないS・ブロック映画はどうも寂しい気がするのだ。

サム役のレジーナ・キングとの息もぴったりで、あいかわらず、軽いノリではあるけれど、楽しく見ました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ハード キャンディ」

本日の映画
ハードキャンディ デラックス版
movie-15 「ハード キャンディ」 Hard Candy 2005年米

DIR:デヴィッド・スレイド
CAST:パトリック・ウィルソン、エレン・ペイジ、サンドラ・オー、ジェニファー・ホームズ
STORY:売れっ子の写真家ジェフは出会い系サイトで14才の少女ヘイリーと知り合い意気投合、実際に会うことになる。彼女を気に入ったジェフは自宅へ誘いこむが、気づくとジェフは椅子にしばりつけられていた・・・

☆☆☆日本のオヤジ狩りにヒントを得た映画だという。

作りはいたってシンプルで、出会い系のチャットの場面~カフェでの待ち合わせの場面はささっと済んで、ジェフの家での場面へ。
そこからが本格的なサスペンスのはじまりである。

ヘイリーはいったい何のためにあんなことをするのか?
ジェフは本当にヘイリーが言うようなことをしたのか?

最後までわからないまま、ジェフはじりじりと追いつめられていく。最後の最後まで本当のことは語られないので、カタルシスには欠けるし、イライラ度は募っていくばかり。だが、これでずっと緊張感が保たれた、とも言える。

ヘイリーを演じたのは、「JUNO」で今年度のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたエレン・ペイジ。14才のヘイリーを演じた時17才だったというが、幼く見えたかと思えば、ある瞬間大人にも見える小悪魔的な少女を熱演。「JUNO」でも高校生役ということで、童顔なんだろうけど、あどけない顔でジェフをワナにかける少女、怖い。ラストの台詞、ぞーっとしました。

※25日15時より26日11時までココログのメンテナンスが行われるため、次回更新は26日夜となります。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」

本日の映画
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
movie-14 「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」  The Assassination Of Richard Nixon 2004年米
DIR:ニルス・ミュラー
CAST:ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル、ジャック・トンプソン、マイケル・ウィンコット
STORY:兄が経営する会社をやめ、事務家具のセールスマンの職を得た妻子と別居中のサム。彼はなかなか仕事の成績をあげられず、裁判所からは離婚の判決が届く。最後のよりどころは黒人の親友ボビーと立ち上げようとした新事業だったが・・・

☆☆1974年に実際に起きた事件をヒントに作られた映画だそうである。主人公が何をやったかは、題名がバラしてますね(笑)。こんな事件があったとは今まで知らなかったです。

この主人公、とても正義感が強いのだが、不器用でうまく世間を渡ることができない。
セールスのテクニックだとはわかっていても、客をだますようなやり方で物は売ることはできないから営業成績はあがらず、上司からはバカにされっぱなしだし、一方的な愛情を押しつけようとして妻からは相手にされなくなり、優等生の兄からは見放され・・・

主人公の人生は、悪い方へ悪い方へと転がっていく。最後のよりどころを失った時、彼の中で何かが壊れ、すべては、ニクソンが悪いという方向へと向かっていくのだ。自分に原因があっても誰か人のせいにしたくなるという気持ちはわからなくはないのだが、共感はしにくい。

こういう人物を描いているせいかどうも気分は乗らず、重く暗く停滞した映画の雰囲気(残念ながらこの映画、テンポがないのである)とあいまって、見終えるのが大変だった。

S・ペンの徐々に狂っていく男の演技は鬼気迫るものがあって圧倒されるけれど、S・ペンだけを見る映画になってしまったのがつらい。奥さんの役はN・ワッツ、親友はD・チードルといい役者を揃えているが、あまり目立たないくらい、全編S・ペンだった。

「タクシー・ドライバー」をちょっと連想させるけれど、及ばず。時代背景があまりうなく描かれてないからというのもあるかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「シークレット ウィンドウ」

本日の映画
シークレット・ウインドウ コレクターズ・エディション
movie-13 「シークレット ウィンドウ」 Secret Window 2004年米
DIR:デヴィッド・コープ
CAST:ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン、チャールズ・ダットン、レン・キャリオー
STORY:湖畔の別荘で執筆中のベストセラー作家レイニーのもとに、ジョン・シューターと名乗る男が訪ねてくる。彼は、レイニーが自分の小説を盗作したと言い、執拗につきまとうように。やがてレイニーの飼い犬が殺され、離婚協議中の妻の住む家が放火され・・・

☆☆☆スティーブン・キング原作小説の映画化。
キング原作と聞いてちょっと不安だった。最近キング原作のホラー映画にはあまり成功したものがなかったので・・・

見始めてわりとすぐにこれはあれか?と気づいてしまったのだが、これはいろいろ観ているせいですね。そして、思ったとおりのオチ。うーん、苦しいなあ。小説だとこのオチはいいのだろうけど、映像化するのは微妙ですね。悪くすると反則技になってしまうので。

それでも、ジョニデの繊細な演技は見ごたえあるし、J・タトゥーロも不気味で、最後まで一応飽きずに見られる。J・タトゥーロが演じるシューターという男の意味、これはなるほどと思った。オチより感心したかも(笑)。
ラストは後味はあまりよろしくなくて、ワタクシ的にはこういう結末じゃなかった方がよかったなあ。

昔はファンだった、T・ハットンがこんな役なのが悲しい。そういえば、キング原作のT・ハットン主演映画「ダーク・ハーフ」はみてないな。今度見よう。

いやしかし、こういう映画は感想が書きにくいですね(苦笑)。


| | コメント (4) | トラックバック (1)

第80回アカデミー賞授賞式を見て

例年と同様、実家にアカデミー賞授賞式を録画してもらい(うちはWOWOWは見られないので)、2日間にわけて見た。1日目は助演女優賞まで、2日目はそれ以降。

司会は2度目となるジョン・スチュワート。前回よりもパワーアップ?毒のある危ないギャグが増えていたような・・・個人的にはあまり好きじゃないんですけど。結構会場にはうけてましたが・・・

衣裳、美術などの賞が終わったあと、ようやく助演男優賞。本命のハビエル・バルデムが受賞。「ノー・カントリー」では不気味な役だったけれど、意外とハンサム!他の作品も見てみなくては。
一緒に来ていたお母さんに向けてのスペイン語のスピーチがよかった。

そして、助演女優賞は、意外や意外、ティルダ・スウィントンへ。いつものニコリともしない表情で壇上へ。と思ったら、やっぱりかなりの感激ぶりだったようで。うまい役者さんなので、これからもっともっとアメリカ映画の脇に使われそうだ。

脚色賞はジョエル&イーサン・コーエンは。オリジナル脚本にこだわっていたコーエン兄弟が原作のある映画を撮るとは・・・まあ、でもこの題材はコーエン兄弟らしいといえましょう。

主演女優賞は、なんとマリオン・コティヤールへ。絶対、ジュリー・クリスティーだと思っていたのだが・・・
あ、でもこのばけっぷりはすごいですね。実在の人物を演じるとオスカー当選確率が高いのでしょうか。
感激ぶりがすごくて、涙ぐみながらのスピーチ感動的でした。

脚本賞は、「ジュノ」のディアブロ・コディ。ストリッパー出身という異色の経歴だそうで、こういう受賞があるのがまたいいですね。

2007年亡くなった映画関係者で、思い出されるのは、ベルイマン監督、アントニオーニ監督、デボラ・カーあたりだろうか。昨年ではなくつい最近ヒース・レジャーの映像もありましたっけ。

主演男優賞は、ダニエル・デイ・ルイス。いやはや、この人のなりきりぶりはまたすごい。素顔はシャイで物静かな感じだけれど、スクリーン上では激しいオーラが・・・もっともっと映画にでて欲しい人だ。

監督賞は、コーエン兄弟。ジョエルの奥さん、フランセス・マクドーマンドもうれしそうだ。アカデミー賞とは縁がなさそうだったコーエン兄弟が賞をとるとは、ハリウッドもなかなかやるね。

そして、作品賞はこの流れどおり、「ノー・カントリー」へ。うー、早く観たい!

どちらかというと通受けする作品、そして役者たちで、それ自体はいいことだと思うのだけど、地味めだなあと思ったら、やっぱり視聴率は悪かったそうで。とびきりのスターが受賞でもすれば盛り上がったんでしょうけどね。直前までストでないんじゃないかという懸念もあったせいか、静かに終わったオスカー授賞式でした。

来年までさようなら!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

本日の映画
ライラの冒険 黄金の羅針盤  ザ・ストーリー・オブ・ザ・ムービー
movie-12 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」 The Golden Compass 2007年米

DIR:クリス・ワイツ
CAST:ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、サム・エリオット、トム・コートネイ、クリストファー・リー、イアン・マッケラン(声)、フレディ・ハイモア(声)、イアン・マクシェーン(声)、クリスティン・スコット・トーマス(声)、キャシー・ベイツ(声)
STORY:パラレルワールドのオックスフォード。好奇心旺盛なライラは幼い頃両親を亡くし、オックスフォードの学寮に暮らしていた。ライラの周囲では子供たちの失踪事件が相次ぎ、学寮長から真理計を渡されたライラは子供たちがとらわれている北の地へと向かう。

☆☆☆公開初日に観に行って参りました。

最近、ファンタジー小説が次々と映画化されるがこれもその一つ。小説は読んだことがなく、予備知識がまったくなかったのだが、十分楽しめた。
はじめはストーリーが把握できなくて?だったのだが、把握できてからは一気に観ることができた。

3部作の1作目なので、めちゃくちゃ次作に続く~という終わり方なのだが、一応は完結はしている。いやしかし、最近はこういう売り方の映画が多いですね。早く2作目、3作目を公開してほしいなあ。でも、アメリカでは思ったほどの興行成績ではなかったというので、ちゃんと2、3作目が製作されるかどうか心配です。是非、早く公開してほしいのだが・・・

主人公のライラは好奇心旺盛で、気の強い冒険好きの女の子で、こういうストーリーは大好き。演じる、ダコタちゃん、うまい。しっかりして気の強い女の子を好演。
悪役、N・キッドマンも適役。だいぶお年を召したなあという感じはあるが、あいかわらず美しく・・・冷たい美しさなので、この冷たい感じの役にぴったりなのだ。2作目、3作目も多分出演するのだろう。

他にもD・クレイグとか、C・リーとか、声の出演も充実していて、見ごたえアリ。特に鎧クマ役のI・マッケランはさすがに貫禄。サム・エリオットも、らしい役でうれしい。

原作も読んでみたくなりました。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

アカデミー賞発表!

アカデミー賞が発表された。
主な結果は以下のとおり。
いやはや、女優賞ははずしました(汗)。

【作品賞】「ノー・カントリー」・・・コーエン兄弟らしからぬ作品が続いたこともあったが、これこそコーエン兄弟らしい映画として期待できそう。
【監督賞】ジョエル&イーサン・コーエン・・・作品賞が「ノー・カントリー」ならば当然?いいコンビです。
【主演男優賞】ダニエル・デイ・ルイス・・・めったに映画に出ないが出ると必ず素晴らしい演技。すごい。
【主演女優賞】マリオン・コティヤール・・・実はこの部門が一番の驚きだった。「Taxi」シリーズのイメージしかなかったので・・・いやはや考えをあらためなくては。
【助演男優賞】ハビエル・バルデム・・・この悪役は強烈!
【助演女優賞】ティルダ・スウィントン・・・うまい役者さんだし(結構ファンです)文句はないのだが、K・ブランシェットにいくものと思っていたので(票割れ?)これも驚き。

今度ゆっくり授賞式の模様を見たいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アカデミー賞最終予想

いよいよ明日はアカデミー賞の授賞式。ストが解決して無事授賞式が行われる運びとなったのはうれしいことだ。淡々と読み上げるだけじゃ悲しいですからねぇ。
しかし、授賞式が行われるかどうかという問題があったせいか、今ひとつ盛り上がっていない気も・・・
あ、でも明日が楽しみなことにはかわらないです。リアルタイムで見られないのが残念。

先月ワタクシはこのように予想したわけでありますが、今年はまったく変えずおこうと思います。だいたい予想を変えるとハズレるので(笑)。
唯一、主演女優賞をケイト・ブランシェットに変えようかと思ったのだが(前は助演女優賞だったので今度は是非主演で)、大ベテラン、ジュリー・クリスティーに敬意を表してやはり元のままに。

ところで、ラジー賞は本日発表。
リンジー・ローハン8冠だそうで。エディー・マーフィーも霞むなあ(笑)。どんなにひどい作品なんだか、ムクムクと興味がわいて参りました!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「キャットウーマン」

本日の映画
キャットウーマン 特別版
movie-11 「キャットウーマン」 Catwoman 2004年米
DIR:ピトフ
CAST:ハル・ベリー、シャロン・ストーン、ベンジャミン・ブラット、ランベール・ウィルソン
STORY:化粧品会社ヘデア社でグラフィックデザイナーとして働くペイシェンスは内気な女性。ある日、偶然新発売される予定の老化防止クリームの怖ろしい秘密を知ってしまい殺されたペイシェンスだったが、超人的な猫の能力を持ったキャットウーマンとして生まれ変わる。

☆☆☆地上波で放送したので、重い腰をあげて(?)ようやく鑑賞。

キャットウーマンというと、「バットマンリターンズ」のミシェル・ファイファーのイメージが強いのだが(とっても猫っぽかった・・・)、これはオスカー女優ハル・ベリーの主演作品。

この映画、なんといってもH・ベリーがラジー賞を受賞したことで有名だが、ひどい作品なんだろうなあと身構えて見たものの、そんなにひどい映画ではなかった。
まあ確かに、筋書きは読めてしまうし、ごくごく平凡な映画ではあるけれど、そこまでけなさなくても・・・というのがワタクシの感想。

オスカー女優の演技力を発揮する映画ではないのは確かだが、娯楽映画としては水準作ではないかと思う。でもH・ベリー、変身する場面では大いに楽しんで演じたんじゃないだろうか。
ラジー賞にわざわざ出席し、スピーチしたのだから、案外気のいい人かも???

それよりもラジー賞を差し上げたいのは、敵役S・ストーン。S・ストーンはラジー賞の常連だが、この映画では助演女優賞にノミネートされたものの、惜しくも!受賞を逃している。こういう役を引き受けて、どうどうと演じるあたりは、さすがシャロン!とは思うものの、ちょっと痛々しい。

シャロンと比べれば、H・ベリーはずっといいと思うのだけど、やっぱりオスカー女優の出る映画じゃないってことでの受賞だったのでしょうか。。。

二度と見ることはないとは思うが、見たことは後悔してませんです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「最後の恋のはじめ方」

本日の映画
最後の恋のはじめ方
movie-10 「最後の恋のはじめ方」 Hitch 2005年米

DIR:アンディ・テナント
CAST:ウィル・スミス、エヴァ・メンデス、ケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタ、マイケル・ラパポート、アダム・アーキン、ジェフリー・ドノヴァン
STORY:デート・コンサルタントのヒッチ。彼は過去の苦い経験から世の男性が自分と同じ経験をしないよう、この仕事をはじめたのだった。顧客である金持ちのアレグラに恋をした冴えない会計士アルバートのデートを演出する彼は、自身もゴシップ記者のサラとのデートにこぎつける。

☆☆☆ニューヨークを舞台にしたロマンティック・コメディ。

シリアスなものからコミカルなものまでなんでもこなすW・スミスだが、個人的にはにはコメディ作品の方が好き。すっとぼけた表情がおもしろい。

この映画もコメディで、他人の恋愛は的確なアドバイスでうまく成功させるけれど、自分の恋愛となると、四苦八苦する男をひょうひょうと演じている。今までの自分の恋愛理論どおりにいかずあたふた、最後にはなりふりかまわず車に飛びつく姿がお茶目なウィルである。なんか、相手役エヴァ・メンデスの方が強そうで(笑)、ちょっと負けてるようにも見えたが・・・
この人、鼻っ柱がすごく強そうに見えるのだ。「ゴーストライダー」ではあまり見せ場がなかったが、この映画の役はお似合い。

しかし、この主人公カップルよりよかったのは、小太りで冴えない小心者のアルバートとセレブなアレグラのカップル。不器用なアルバート(ヒッチの家に持ってきたドーナツ、あれクリスピークリームドーナツですよね?)がヒッチの教えどおりに行動しようと思うもののつい地が出て失敗ばかり。でもそれがかえってアレグラのハートをつかむことになる・・・というお話はロマンティック!小細工を弄するより、自力で恋が成就するもの。

いい気分で見終われる映画はやっぱりいいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「13/ザメッティ」

本日の映画
13/ザメッティ
movie-9 「13/ザメッティ」 13 Tzameti 2005年仏グルジア

DIR:ゲラ・バブルアニ
CAST:ギオルギ・バブルアニ、パスカル・ボンガール
STORY:グルジア移民の青年セバスチャン。ある日仕事先の主人が大金が舞い込むという仕事の話をしているのを聞いたセバスチャンは、急死した主人あてに届いた手紙を盗み、その指示に従い、ある屋敷にたどりつく。そこで行われていたのは・・・

☆☆☆グルジア出身の新人監督によるサスペンスドラマ。
主演は監督の弟だし、他の出演者もまったくなじみがなかったのだが、意外な拾い物である。

音楽はなく、画面もザラザラした感じで、洗練されてはいないのだが、緊張感のあふれる映画に仕上がっている。
偶然ロシアン・ルーレットをやる羽目に陥ってしまう主人公だが、13という数字によって屋敷に導かれていく序盤から引き込まれるが、最初に主人公が引き金を弾くところで一気に緊張感が高まる。
弾丸をこめる音、シリンダーをまわす音、ランプがかちっという音・・・ロシアン・ルーレットの場面では目をそらすことができない。
ロシアン・ルーレットのプレイヤーを賭の対象にする人々の目つきが恐く、狂気と紙一重といった感じだ。

ラストはもしかするとそうなるかなあという予感どおりの結末となったけれど、好みから言うと、ロシアン・ルーレットが終わったところで、もっとストンと落としてくれた方がよかったかなあ。

長編デビュー作だというこの監督、次回作をハリウッドでリメイクとのことだが、楽しみのような、恐いような・・・お金があまりかかっていない感じがかえってよかったのだが・・・

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「微笑みに出逢う街角」

本日の映画
微笑みに出逢う街角 デラックス版
movie-8 「微笑みに出逢う街角」 Between Strangers 2002年カナダ・伊

DIR:エドアルド・ポンティ
CAST:ソフィア・ローレン、ミラ・ソルヴィノ、デボラ・カーラ・アンガー、ピート・ポスルスウェイト、クラウス・マリア・ブランダウアー、マルコム・マクダウェル、ジェラール・ドパルデュー
STORY:車椅子の夫の世話をしながら絵を描くのがささやかな楽しみのオリビアはずっとフィレンツェにあこがれていた。タイム誌の表紙を飾り写真家として華々しくデビューしたナタリアは戦場での経験が心に重くのしかかっていた。チェロ奏者として活躍するキャサリンは、昔母を殺害し服役していた父が出所することを知って復讐の念にとらわれていた。

☆☆☆ソフィア・ローレン出演映画100作目とのこと。
久々に見たS・ローレンだが、存在感ありますね。個性的なD・アンガーも、オスカー女優M・ソルヴィノもそれぞれいいのだが、S・ローレンが出てくると空気が違うのだ。

S・ローレンが出演するからだろうか、共演者が豪華。オリビア(ソフィア)の偏屈な夫にP・ポスルスウェイト、オリビアのよき理解者である公園の管理人にジャラール・ドパルデュー、ナタリア(ミラ)の有名な写真家である父親にC・M・ブランダウアー。キャサリン(デボラ)の父親にM・マクダウェル。この顔ぶれを見ているだけでもうれしい。

3人の女性にはそれぞれにつらい過去があり、ほとんど笑顔は見られない。悩み苦しんだ末、彼女たちが出した結論は・・・ラストで、それまで交わることのなかった人生が一瞬交錯、3人にはいい笑顔が戻る。ここにきてようやく邦題の意味がわかる。これからどうなるかわからないけれど、きっと前向きに生きていけるだろうという希望が感じられるラストだ。
口うるさく妻のことなどまったく理解していなかったかに思えたオリビアの夫が見せたやさしさにもホロリときた。

監督はS・ローレンの息子E・ポンティ。地味だがいい映画だった。S・ローレンも息子のためにこの映画に出たんでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「名犬ラッシー 宇宙は近いぞ、ラッシー!」

本日の映画
世界名作劇場シリーズ 名犬ラッシー DVD-BOX
movie-7 「名犬ラッシー 宇宙は近いぞ、ラッシー!」 Countdown 1969年米

DIR:ディック・モデル
CAST:ロバート・ブレイ、ピーター・ハスケル、バーリー・ベア
STORY:ロケットの打ち上げに協力することになったラッシーたち。飼い主を亡くし誰にも懐かない犬に新しい飼い主を見つけてやるラッシー。実験中、パラシュートで怪我したハクトウワシを保護するが・・・

☆☆NHKBSで3日間連続でやっていたラッシー映画の3日目。
ラッシーの飼い主は「クーガーはともだち」と同じで、これは続編にあたるらしい。

「クーガーはともだち」もまあ水準作だったが、これはちょっと落ちる。話自体がいまひとつおもしろくない。
ロケットの打ち上げとか、アメリカの象徴のハクトウワシの話とか、どうも国威高揚の臭いがちらちらと感じられ、興ざめ。

やっぱり、ラッシーは一人(一匹)で家を目指す、というストーリーがいいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「300 スリーハンドレッド」

movie-6 「300 スリーハンドレッド」 300 2007年米
300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)
DIR:ザック・スナイダー
CAST:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト
STORY:紀元前480年。ペルシア王クセルクセスはスパルタに服従するよう使者を送るが、スパルタの王レオニダスは使者を殺害、戦う道を選ぶ。ペルシア軍100万に対し、スパルタの軍勢はたった300人だった・・・

☆☆☆☆フランク・ミラーのグラフィックノベルの映画化。
テルモピュライの戦いという史実を基にした映画、かと思いきや、この史実を基にしたグラフィックノベルの映画化だそう。

見る前はちょっとこの映画苦手かもと思っていた。血が飛び散り、首が飛び、死体が山積みになり・・・というのを想像してしまって・・・
確かにそういう場面はあるのだけど、思ったより大丈夫だった(直視はできないのだけど)。映像によるところが大きいのかもしれない。CGで創られた映像はモノクロっぽい感じで現実感があまりないのでリアルな感じがしないからだろう。美しくさえ感じられる映像は好き嫌いが別れるだろうが、ワタクシはこれはこれでいいと思う。

まあしかし、筋肉美までCGとはねぇ。そこはちょっと不自然な感じもあった。もちろん、役者さんもそれなりに鍛えてはいるのだろうけど。J・バトラー、もっと優男のイメージがあったので(勝手に)、たくましいレオニダス王にびっくり。最期まで戦い抜く王の姿がかっこよかった。
王妃の強さにも感心。