書籍・雑誌

2024/05/18

ジャネット・イヴァノヴィッチ『私が愛したリボルバー』 

本日の本

book-7 『私が愛したリボルバー』 ジャネット・イヴァノヴィッチ著 扶桑社ミステリー

STORY:失業したステファニーはやむなくバウンティ・ハンターに転身。はじめて追いかけることになった相手は幼なじみの警官だった・・・

☆☆☆ステファニー・プラムシリーズ第1作。

30歳バツイチのステファニーは失業して、生活に困り、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ・・・保釈保証会社から保釈金を借りて出所したものの、出廷しなかった逃亡者をつかまえて警察につれていく)の世界に飛び込む。銃を持つのもはじめての素人で、はじめは失敗ばかり・・・
ベテランハンターに助けられながら、次第に逃亡者を追い詰めていくというお話で、ミステリーなわけだけど、どちらかというとコメディ要素が大きいかな。もちろん、犯人が誰かという楽しみもあるし、主人公がどうなるかというハラハラもあるけれど。

とにかく出てくる登場人物がみなキャラが濃い!!
家族もなかなかで、特におばあちゃんメイザのぶっ飛びぶりといったら!今後も活躍?してくれそうだ。

作者はロマンス作家出身とのことで、主人公の恋愛も今後、描かれていきそうで、これもたのしみな要素。
レンジャーがカッコいいなあ。

次作も読まなければ!

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2024/05/10

アリスン・モントクレア『ロンドン謎解き結婚相談所』 

本日の本

book-6 『ロンドン謎解き結婚相談所』 アリスン・モントクレア著 創元推理文庫 
  
STORY:戦後のロンドン。スパイスキルを持つアイリスと上流階級出身のグウェンは結婚相談所を営んでいた。実直な会計士にある女性を紹介した矢先、女性が殺害され会計士は逮捕されてしまう。二人は犯人捜しに乗り出すが・・・

☆☆☆シリーズ幕開け。

読み始めて、なんとなくマギー・ホープシリーズと、ワニ街シリーズを思い出した。
実際はマギーシリーズほどシリアスでなく、ワニ街シリーズほどぶっ飛んではいない・・・

出自も性格もまったく異なる女性2人が、巻き込まれた殺人事件を解決するというストーリー。
コージーミステリかなと思って読み始めたのだけど、ハードボイルド的要素もあり、謎解きはちゃんと本格的で、意外な犯人登場でミステリとして十分堪能できるのだが・・・

2人の友情と、成長の物語としてもよくできていて、次作以降も楽しみな感じだ。
お互い秘密を抱えてなんとなくよそよそしさもあった2人だが、次第にお互いを理解、バディとなっていく過程がよい。
用心棒?サリーのキャラもおもしろく、続編も楽しみだ。

 

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2024/04/06

中山七里『連続殺人鬼カエル男』

本日の本

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book-5 『連続殺人鬼カエル男』 中山七里著 宝島社文庫 
  
STORY:マンションの13階から吊り下げられた女性の死体。傍らには稚拙な犯行声明文があった。捜査が進展しない中、第二、第三の殺人事件が発生、街中を恐怖に陥れる・・・

☆☆☆どんでん返しにつぐどんでん返し・・・

読み始めから残虐に殺された死体が発見され、警察をあざ笑うかのように、殺人事件はエスカレートしていく。
このあたりの描写はかなりグロくて、飛ばし読みしたいという気持ちになるくらい。
なかなかのサイコサスペンス!と思ったが、そうではなかった。

ラスト近く、たたみかけるような展開で、どんでん返しでおおとびっくりしているとさらなるどんでん返し、そして、ラストはさらなるオチが!これはすごい!
そして、前段でも壮大なミスリードがあったことに気づく。
そしてそして、私の大好きなクリスティのあの小説だね、と思ったのだった。

続編があるようなのだけど、ここからどう展開するのだろう。また、グロい描写が多いのであれば、読むのを躊躇するなあ。

ドラマ化もされているようでもあるけれど、まさかあまり強烈な描写はないよね・・・気になるけれど、怖くて見られないかも??

 

2024/03/13

モーリス・ルブラン『ルパン、最後の恋』 

本日の本

ルパン、最後の恋

book-4 『ルパン、最後の恋』 モーリス・ルブラン著 ハヤカワ・ミステリ文庫 
  
STORY:フランス貴族レルヌ大公が自殺。遺書には娘が親しくしている四銃士の中にルパンがいるので頼りにせよと書かれていた。誰がルパンなのか・・・
☆☆☆久々に読んだルパンもの。

ルパンは子供の頃よく読んだ。
小学生の頃はポプラ社だったかの子供向けの本を、中学生になってからは文庫本で多分全部読んだはず。
一番好きだったのは「813」。

この物語はルブランの遺作で、まだ十分な推敲がされていない状態で孫によって発見され、2012年に発売されたもの。

確かに、ちょっと荒削りな感じはするけれど、わくわくする冒険ものであることには違いない。

ルパンが年取っているからか、ちょっと雰囲気が変わっているけれども、やはりカッコいい。
そして、数々の浮名を流したルパンが最後の恋を・・・
こんな風に落ち着くとは思わなかったな。

昔読んだ作品の数々をまた読んでみようかな。

2024/02/19

ロバート・ゴダード『リオノーラの肖像』 

本日の本

リオノーラの肖像

book-3 『リオノーラの肖像』 ロバート・ゴダード著 文春文庫 
  
STORY:リオノーラは幼くして両親をなくし、祖父パワーストック郷に引き取られるも不幸な生活を送っていた。やがて幸福な結婚をするも、過去の暗い出来事がついて回り・・・生涯をかけて過去の謎をといていく。

☆☆☆☆ロバート・ゴダードの2作目。
一時期ゴタードの作品は読んだものだが、久々だった。

物語は、70歳のリオノーラが娘に、生まれ育ったミアンゲイト館を巡る謎を語りはじめるところから始まる。

重層構造の物語で、時代はいろいろと飛んでいくのだが、いろいろな謎が提示される。
絡みに絡んだ物語は、ほぐれたかと思いきやまた新しい謎が出てきて・・・

後半一気に謎がとけていくんだけれど、犯人はなるほど、もしやと思った人物であったけれど、それなりの驚きがあり・・・
これで物語も収束したと思いきや、なんとびっくり最後にどんでん返しが・・・これは驚き。でも、じわじわと感動がきて、読後感は爽快。

リオノーラがずっと辛い思いをしてきて、読み手としてもずっと辛いなと思い読み進めてきたたのだけれど、ああよかったなと。

ゴダードの作品は長くて、読むまでが大変なのだけど(笑)、読み始めるとあっという間。また別のも読んでみようかな。

2024/02/02

原田マハ『楽園のカンヴァス』 

本日の本

楽園のカンヴァス

book-2 『楽園のカンヴァス』 原田マハ著 新潮文庫 
  
STORY:MoMAの学芸員ティムはスイスの大邸宅で、ルソーの名作「夢」と同じ構図とタッチの絵を見る。真贋を正しく判定した者にこの絵を譲ると告げられるティムのライバルは日本人研究者の織絵だった。

☆☆☆初、原田マハ。

美術好きとしては、興味深い題材の小説が多いのだけど、今まで読む機会がなく・・・

五十音順読書ミステリー編「ら」で読むこととなった。

お話は、現代の織絵から、過去の織絵とティム、そして、アンリ・ルソーへと遡り、物語は交錯する三重構造。

ティムと織絵が絵の真贋を判定する材料として与えられる古い文書の中にルソーの物語が綴られているのだが、この文書を書いたのは誰なのかという謎もあり、どんどん引き込まれる。

ルソー、そしてピカソ、アポリネール、そして「夢」のモデルとなった女性が登場し、どこまでが真実かわからない・・・いやでも本当にあったかもしれないと思わせるストーリー展開。

このルソーをめぐるお話が、絵の真贋に関する謎ときへとつながっていく展開は見事で、読み応えあり。
さらに、現代の物語の謎へともつながっていき、素敵なラストへ。

ルソーの絵が見たくなりますね。

作者の他の作品も是非読んでみよう。

2024/01/23

パット・マガー『四人の女』 

本日の本

四人の女

book-1 『四人の女』 パット・マガー著 創元推理文庫 
  
STORY:人気コラムニスト、ラリーを取り囲む4人の女性の前妻、現妻、愛人、フィアンセ。ラリーは自宅のバルコニーを細工し、四人をディナーに招待した上で、一人を殺そうとしていた・・・

☆☆☆マガーの変則的ミステリー。
マガーといえば、おもしろいミステリーを書く人。
犯人を突き止めるのではなく、被害者、目撃者、探偵を探すミステリーを書いている。
デビュー作(これは読んだ)も被害者を捜すミステリーだったが、この作品も被害者あてのもの。

冒頭、高層マンションから人が転落して死亡。
それが誰なのかというのが、遡って語られる。

人気コラムニスト、ラリー(これがホントにいやな奴)が取り巻く女性の一人をなんとしても殺さねばというところから始まる。

四人の女性は、優しくラリーをいつも気遣う前妻、見た目はよいがそれだけの現妻、有名挿絵家でラリーを支配しようとする愛人、思惑があって結婚しようとするものの意外としたたかなフィアンセ。一癖も二癖もある女性たち(前妻が一番まとも)でこの描き分けがうまい。

貧民街出でコンプレックスを抱えながらのし上がってきたラリーは、どうしようもない奴なのだけど、かわいそうな面もあり、女性たちの方が一枚上手と言えなくもない。

最後まで誰を殺そうとしたのかわからない仕掛けで、なんとそんな動機でこの人を殺そうとしたのかとびっくりしたが、さらにどんでん返しが・・・
そういう結末!!

いやはや悲しい人間ドラマ。なかなか読ませます。

2024/01/13

レイフ・GW・ペーション『許されざる者』 

本日の本

book-23 『許されざる者』 レイフ・GW・ペーション著 創元推理文庫

STORY:国家犯罪捜査局の元長官ヨハンソンは脳梗塞で倒れる。主治医から、牧師だった父親が25年前の未解決殺人事件の犯人について聞いていたと聞くが、すでに時効となっていた・・・

☆☆☆☆スウェーデンミステリ。
北欧ミステリは大好きなのだけど、久々かも?

はじめからぐっと引き込まれる。
主人公のヨハンソンは不摂生?がたたって脳梗塞で倒れ、命はとりとめたものの、麻痺が残ってしまう。
主治医が持ち込んだ過去の未解決事件にのめり込んでいくヨハンソン。
何しろ、主人公は最初は体も自由に動かせないわけで、一種の安楽椅子探偵なんですね。このジャンルも好き。

昔の部下たち、同僚を使って事件を洗い直すのだが、個性的なキャラがそろっている。
それ以上に、ちょっとパンクな介護士やら、兄から送り込まれた屈強の青年がいいんですね。
というか、ヨハンソン、恵まれてるなあ。

優秀な警官だったヨハンソンは、地道に、でも確実に真相に近づき、犯人を突き止めれるものの、もはや法で裁くことはできない時効にかかってしまった事件をどうするのか・・・
きっとそうなるだろうなという結末ではあったのだけど、もう一つの結末が悲しすぎる・・・

これ、シリーズ最終作なんですね。
順番に読みたかったよ、ホント・・・

結構長尺だったけれど、一気に読みました。

 

2023/12/22

鯨統一郎『邪馬台国はどこですか?』 

本日の本

book-22 『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎著 創元推理文庫 
  
STORY:バーに集う三谷教授と助手の静香、在野の研究家宮田。宮田の驚きの発言から歴史バトルが今日も始まる・・・

☆☆☆歴史ミステリ・・・
と言っていいのか?

ブッダ、邪馬台国、聖徳太子、本能寺の変、明治維新、キリストの復活・・・
誰もが知る歴史上(といえないもある?)の人物や事件を大胆に斬る!
ブッダは悟りを開いてない?
邪馬台国は東北に??
本能寺の変は信長の自殺???
などなど、ぶっ飛んだ・・・トンデモない説が繰り広げられるのである。
一瞬そうかもと思ってしまったりする笑

さすがにそれはないでしょうというのもなくはないけれど、こんなに大胆な説を大真面目に言われると信じてしまいそうになりますねぇ。

静香が今度こそは宮田をへこまそうとするのだけれど、宮田はするりとかわして、逆に静香をへこましてしまうところがおかしい。

続編も読んでみようかな?

2023/10/12

たかぎなおこ『おかあさんライフ。』 

本日の本


book-21 『おかあさんライフ。』 たかぎなおこ著 KADOKAWA

40代で結婚、出産したたかぎさんの『お互い40代婚』に続くコミックエッセイ。

40代での子育てはしんどい!と言いつつも全体的には楽しそう。
というか、たかぎさんはなんでも楽しむ術を持ってる人なんですね。

一人ぐらしの時も楽しく暮らしていたけれど、それは2人になっても3人になっても同じ。

子供の成長とともに楽しみも変わってくるのかな。

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