【円山応挙―革新者から巨匠へ展】
art-22 【円山応挙―革新者から巨匠へ展】 三井記念美術館
三井記念美術館は開館20周年を迎え、特別展として開催中の円山応挙展に行ってまいりました。
前室
伝谷文晁の応挙の肖像画からスタート。応挙といえばこの顔!
展示室1
「元旦図」は裃姿で初日の出をみる男性の後ろ姿が描かれているが、応挙自身の姿ともいわれる。肖像画からするとそうかもしれないと思う。
「子孫への教訓書」は、イラストのような画が入っているところがおもしろい。内容はまじめなのだけど。
眼鏡絵が並んでいた。デフォルメしすぎなほどの遠近法もあったり。眼鏡絵を通して遠近法を習得、立体的な表現へとつながっていったのですね。
「夕涼み図」「行水美人図」はささっと軽く描いた感じ。
展示室2
「水仙図」。描写の細かさ。
展示室3
「寿老人・竹に鶴図」。線の細かさ。
展示室4
「龍門図」。これは好きな作品。龍=滝を鯉が昇っていく画が結構斬新な表現だ。
「竹雀屏風」。左右あわせて、何羽いるのか?スズメたちが生き生きしている。
「虎皮写生図屏風」。応挙は虎を見たことはなく、輸入された虎皮などを参考にして描いたという。このスケッチは実に細かい。



金比羅宮からきた「遊虎図襖」。いやー、虎がまるで猫!かわいい!モフモフ!まるでマヌル猫のような虎も!


「雪松図屏風」。いつもはお正月に展示される作品がお隣に並んでいた。冷たい空気が伝わってくるような作品。
「幽霊図」。応挙といえばの幽霊。弟子の芦雪のもあり。
展示室5
渡辺始興の「鳥類真写図巻」とそれを応挙が写生した写生帖が並んでいた。確かな写生力。鴨の顔を上から横から下から写生しているのがおもしろい。
「鼬図」。なんだかひょうきんな顔だ。
応挙、お皿や印籠、お盆なども手掛けている。
展示室6

「青楓瀑布図」。大胆な構図。岩がアクセント。
展示室7
金刀比羅宮の襖絵がもう一つ。「竹林七賢図」。遊虎図とはまた趣が違う。
「双兎図」はかわいい。「白狐図」はしゅっとしてかっこいい。

ここで待ってましたの、狗子図!とにかくかわいい!愛らしい!
若冲と応挙の唯一の合作。「竹鶏図屏風」と「梅鯉図屏風」。お互い得意な画題を描いているが、やはりお互い特徴がよく出ていますね。
ぜひどうぞ。








































































































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