文化・芸術

2018/08/13

【ルーヴル美術館展 肖像芸術】

art-23 【ルーヴル美術館展 肖像芸術】 国立新美術館

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ルーヴル美術館展はしばしばやっているイメージで、かかさず行ってはいるのだが、肖像画はあまり得意でなく・・・
まあでも見たことのない作品もあるしと思い、出かけた。
いえでも、これは行ってよかったなと。こういう切り口の展覧会はおもしろいと思う。

プロローグ:マスク肖像の起源
エジプト新王国時代には死者が死後の世界を永遠に生きるために理想化された顔が棺に貼り付けられた。
その後時代は変わり、リアルな顔を描くようになったという。

1.記憶のための肖像
1a 自身の像を神に捧げるー信心の証としての肖像
メソポタミア、ギリシャなどの出土品。棺の中などに入れたのだろうか。

1b 古代の葬礼肖像―故人の在りし日の面影をとどめる
墓所にあった肖像彫刻の数々。ディアナ、ヘラクレス、エロスなど神話に出てくる神様などとして表している。
エンブレマ型杯も飾られていたものなのかな?ご先祖様を彫った杯で飲んだりはできないよね??これはヴェスヴィオス火山の噴火で埋まってしまったボスコアーレという街から出土したものとのことだが、きれいなまま残っている。

1c 近代の葬礼肖像―高貴さと英雄性
「ブルボン公爵夫人、次いでブーローニュおよびオーヴェルニュ伯爵夫人ジャンヌ・ド・ブルボン=ヴァンドーム(1465-1511)」が衝撃的だった。顔は骸骨のようになり、おなかの中から蛆がわいて腸が出ているという・・・
どんな高貴な人もこうなるのだ。とはいえ、あまり気持ちのいいものではないなあ。
「マラーの死」は去年も見たなと思ったのだが、これはレプリカの1つのようだ。劇的な作品。人気もあったんでしょうね。

2.権力の顔
2a 男性の権力者―伝統の力
「クドゥッル(境界石)」というのがおもしろい。土地の境界に建てられたもののようだが、彫刻がなんともいえずいいのだ。
ローマの皇帝たちの彫像はどれも威厳があるが、カラカラ帝は、癇癪持ちのような顔。
ルイ14世の絵はよくみるアレだったが、今回のはサイズが2分の1のもの。14歳の時の彫像はローマの皇帝風である。
部屋を移ると、ナポレオンづくし!どれも立派に描かれている・・・描かれすぎていると思うのだが・・・
グロの描いた「アルコレ橋のボナパルト」は若き日のナポレオンをかっこよく描いていて、ナポレオンもいたく気に入っていたという。
しかし、ダヴィッドにしろグロにしろ、ナポレオンが失脚してからは悲しい運命をたどったんだなあ。
アングルは決して好みの画家ではないのだけど、「ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《フランス王太子、オルレアン公フェルディナン=フィリップ・ド・ブルボン=オルレアン(1810-1842)の肖像」はよいと思った。

2b 権威ある女性
カラカラ帝も怒ってるように見えたけれど、クレオパトラも。眉をひそめて何を見ているやら・・・意志の強い女性に見える彫像。

2c 精神の権威
アリストテレス、ヴォルテール、ジャン・ジャック・ルソーなど。
さすが、みな知的な彫像である。

3.コードとモード
3a 男性の権力者―伝統と刷新
ボッティチェリと工房の「赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像」。はじめボッティチェリとはわからなかったけれど、顔の表現はそうかな?

3b 女性の権力者―伝統と刷新
今回の目玉、ヴェロネーゼの「《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》」。
この女性が何者かはわかっていないそうだが、裕福な女性であることは間違いなさそう。ちょと憂いを帯びた表情がいいですね。
レンブラントの「ヴィ―ナスとキューピッド」。モデルは内縁の妻ヘンドリキェと娘のコルネリアとあって、神話画じゃなくて、家族画のよう。
マリー・アントワネットのお気に入り画家だったヴィジェ・ル・ブランの「エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人」はフランス革命で亡命したあとの作品。各国で多くの顧客を獲得したらしいが、それもわかりますね。女性を美しく描くことに関してはピカイチ!

3c 子供と家族
ゴヤの「第2代メングラーナ男爵、ルイス・マリア・デ・シストゥエ・イ・マルティネス(1788-1842)の肖像」。なんともかわらしい子供の肖像画だが、女の子ではなくて男の子である。きっと注文主には喜ばれただろうなあという出来で、さすがゴヤ!

3d 自己に向き合う芸術家‐啓蒙の世紀の3つの例
メッサーシュミット「性格表現の頭像」。うつ病を煩っていた作者が自分をモデルとした作品を創ることで病を克服しようとしたというが・・・なんてしかめ面!今回のすごい顔3名は、これとカラカラ帝とクレオパトラで決まり(笑)。
デュクルー「嘲笑の表情をした自画像」。これはおもしろい。

4.エピローグ:アルチンボルドー肖像の遊びと変容
昨年のアルチンボルド展でも見た、「春」と「秋」に再会。
何度見ても楽しいなあ。

意外にも楽しめた展覧会。是非どうぞ。

2018/08/12

【没後50年 藤田嗣治展】

art-22 【没後50年 藤田嗣治展】 東京都美術館

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藤田嗣治展に行って参りました。
ちょくちょくやっているようですが・・・
一番大規模だったのは12年前、近代美術館でやった展覧会かな。
今回の展覧会は、学生時代から亡くなるまでの時系列で展示されており、非常にわかりやすい。12年前も同じような構成だったけれど。

Ⅰ 風景画ー家族と風景
藤田の父親は陸軍軍医だったそうで、「父の像」はなかなかに厳めしく描かれている。実際は、画家になりたいという藤田に理解を示し、資金援助もしてくれたそうである。
「朝鮮風景」。どちらかといえば、印象派風。
まだまったく藤田嗣治的ではない。

Ⅱ はじまりのパリー第一次世界大戦をはさんで
「キュビズム風静物」。藤田もキュビズムに挑戦していたんですね。もう1枚キュビズム風の絵もあったが、それでおしまい。
パリの風景を描いた作品群は、灰色でちょっと寂しい感じがする。
人物画は、この頃交流があったモディリアーニ風あり(細長い体、アーモンド型の目!)、ローランサン風あり(色使い)・・・
まあなかなか自分の作風が定まらなかったということでしょうね。

Ⅲ 1920年代の自画像と肖像ー「時代」をまとうひとの姿
自画像が4枚。やはり好きなのは、猫が邪魔?しようとしているやつかなあ。藤田といえば猫!
「エミリー・クレイン=シャドボーンの肖像」は見たのははじめてかと思うが、ゴージャス。銀箔が使用されている。猫もちゃんといる。
そのものずばり「猫」も大好きな作品。

Ⅳ 「乳白色の裸婦」の時代
これぞ藤田!のコーナー。
裸婦の絵でもやはり猫が描かれていてほしい(笑)
「タピスリーの裸婦」は、ゴヤのマハ風ポーズ。
「舞踏会の前」は仮面が描かれていて、アンソール風(交流はあったらしい)。
一番好きなのは、「五人の裸婦」かな。五感を表す五人の女性。犬が横にいる女性は嗅覚。というのはなるほどと思うが、では猫は??

Ⅴ 1930年代・旅する画家ー北米・中南米・アジア
ここで急に作風が変わる。
原色に近い色遣いで、熱気が伝わってくるよう。
かと思えば、日本に戻っての絵は、落ち着いた色遣い。

Ⅵ-1 「歴史」に直面するー二度の「大戦」との遭遇
めずらしく、「サーカスの人気者」は犬の絵。
「争闘(猫)」は何度となく見ているが、いわゆるかわいい猫ではない。戦争のさなかに描かれたと聞くとなるほどと思う。
「人魚」。これは不気味。

Ⅵ-2 「歴史」に直面するー作戦記録画へ
「アッツ島玉砕」、「サイパン島同胞臣節を全うす」などの戦争画は決して戦意高揚のための絵ではない。かなり悲惨な場面を描いていて、辛い。
これで戦争責任を問われるとは・・・

Ⅶ 戦後20年ー東京・ニューヨーク・パリ
追われるように日本を離れた藤田はその後、日本に帰ることはなく、フランスに帰化している。
有名な「カフェ」は乳白色の絵再びで、これは好き。
「ビストロ」もいい。
「私の夢」は裸婦と動物なのだけど、まるで涅槃図・・・
子どもをテーマにした作品もあったけれど、ちょっと怖い。
小さな職人たちのシリーズは結構好きだけど(今回はなし)。

Ⅷ カトリックへの道行き
晩年は洗礼を受けたこともあり、宗教色が濃くなる。
どうもこのあたりになってくると、ワタクシ的にはしっくりとこないのだが、日本的な宗教画ということになるかな。

藤田嗣治の生涯がわかる展覧会。
是非どうぞ。


2018/08/10

【縄文展】

art-21 【縄文展】 東京国立博物館 平成館

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群馬で古墳と埴輪を見た翌日は、縄文展。
時代が遡った(笑)。

平日なのでそれほど混んでいないかと思いきや、かなりの混み具合。
特に前半、見るのが大変でした。

第1章 暮らしの美
スタートの縄文土器から、感心しまくり。
なんて美しいんでしょう。模様が細かくて芸術的。
木製のポシェットもよく出来てるなあ。クルミが入っていたそうで、木の実を拾って入れるのに使ってたんでしょうね。
鹿の角で出来た釣り針は、今でも使えそう。
耳飾りがいやに大きくてどうやって下げるんだろう?と思ったら、耳に大きな穴を開けて埋め込むという・・・絶対やだな(笑)。節目ごとに耳飾りを変えていったらしいが、だんだんと大きな耳飾りになるのだろうか。

第2章 美のうねり
美しい縄文土器の数々。
はじめは先がとがった器で・・・灰にさして使った模様・・・そのうち、底のある土器が出てくる。
この文様がきれいなんですね~
素朴だけれど、いろいろな技術を駆使して美しい文様を造っている。
まるで土瓶のような器があったのも驚き。こんなものまで造られていたとは・・・

第3章 美の競演
この時代の世界各国の土器の展示。
わりと、どこの国のも地味で、日本の土器の方がきれいだなあ。
インダス文明期の器は動物の絵などが描かれていて楽しいけれど。

第4章 縄文美の最たるもの
国宝6点の展示。土偶については、2010年の【国宝土偶展】で3点は見ている。縄文のビーナス、合掌土偶、中空土偶である。
そのときも合掌土偶がツボだったのだが、やっぱりこれいいなあ、かわいいなあ。
デザイン的にいいのは、縄文の女神と仮面の女神かな。仮面の女神は顔が三角で宇宙人的というか。
中空土偶は思ったより大きかった。
火焔型土器もいいですね。ついつい岡本太郎を連想してしまうのだけど、炎の部分は鶏のとさかのようで確かに爆発って感じはする(笑)。
十日町ではたくさん出土したらしく、今回もたくさん展示されていて圧倒されましたね。

第5章 祈りの美、祈りの形
土偶といってもいろいろなものがあるわけで・・・
いやはや、こんなにたくさんの土偶を見るのははじめて。
が、なんといっても遮光器土偶!この目がなんともユーモラス。
ハート形、みみずく、ポーズ、三角形、板状・・・バリエーションはかなり豊富である。
結構気に入ったのが、人形装飾付有孔鍔付土器。土器に人間が貼り付けてあるのだけど、漫画チック!なんか楽しい。
動物の土製品もたくさんあった。
キョトンとした猪、一瞬アリクイに見えるクマ、わりとリアルなサル、ちょっと怖い亀、蛇。巻き貝はとてもよくできてますね。

第6章 新たにつむがれる美
縄文文化に影響を受けた芸術家、作家の紹介。
岡本太郎を筆頭として、柳宗悦、芹沢銈介。
そういえば、芹沢銈介の美術館に行った際にあったなあ。
最後に撮影できるコーナーがありました。
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この夏、イチオシの展覧会です。是非どうぞ。

2018/08/07

【巨匠たちのクレパス画展】

art-20 【巨匠たちのクレパス画展】 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

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クレパス・・・子どもの頃持ってましたね。どこへやっちゃったかなあ。

クレパスというのはクレヨンとパステルの良さを兼ね備えた画材として日本で発明されたもので、サクラクレパスの登録商標だそうだ。

今回の展覧会は、サクラアートミュージアムからの作品約150点で構成される展覧会。
正直、こんなに多くの画家がクレパス画を描いていたとは驚きだった。
そして、多くの表現方法があり(塗重ねたり、混ぜたり、ひっかいたりなど)、使い方次第では、クレヨンのように見えたり、パステル画にも見えたり、油絵のようにも描かれる。おもしろい画材なのである。

まずはクレパスの開発に関わった山本鼎の作品から。
「西瓜」、「江の浦風景」の2点だが、これがいいんですね。一気にクレパスの世界に引き込まれる。さすが、クレパスのことをよくわかっている画家だけのことはある。
そして、熊谷守一は、赤い輪郭線でこの人とすぐわかる。これはクレヨン的。
梅原龍三郎も、もろこの人らしい絵なのだけど・・・ちょっと微妙かなあ。油絵の代わりにはならなかったようだ。
肖像画では、中村研一もよかったが、小磯良平の「婦人像」がキレイ。寺内萬治郎はかなりリアルな絵で、クレパスでもこんなに描けるものなんだと感心。
三岸節子の花の絵は、油絵の作品となんらかわらず。非常に油絵的。
岡本太郎は、クレパスでも岡本ワールドを描いている。遠くからでも、あ!と思う(笑)。
山下清もあった。これはクレヨン的。
現代の作品では、鴻池朋子の作品がツボ。これいいなあ。足がなぜ5本あるのか・・・

今まで知らなかった画家では、佐伯米子。佐伯祐三の奥さんも画家だったんですね。作品はユトリロ的な風景画だった。
今回一番気に入ったのは田伏勉。「イギリスの庭園」、「川辺」の風景画2枚だが、なんて細かいんでしょう!ここまで細かく描けるとは驚きだ。

おもしろい展覧会でした。是非どうぞ。

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2018/08/06

【岐阜県美術館 所蔵名品展】

art-19 【岐阜県美術館 所蔵名品展】 岐阜県美術館

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開館35年、11月から改修のため1年間休館となる岐阜県美術館で、所蔵品を選りすぐって公開するというので行ってきた。

この美術館といえば、ルドンだけれど、それだけじゃなくて結構充実してるんですね。

日本画部門。
川合玉堂からスタート。
松の絵が2枚。
「老松蒼鷹」の方がキレイで現代的だが、好みなのは「老松図」の方。
「日光裏見瀧」もいいですね。
前田青邨といえば歴史画であるが、「囚われたる重衛」もよいが、気に入ったのは「出を待つ」。出を待つ能役者の緊張感が大胆な構図で表されている。
山本芳翠の「浦島図」がなんか不思議な感じ。洋風すぎるような・・・
熊谷守一のコレクションもすごいんですね。近代美術館の熊谷守一展で見た絵が何枚もあった。「ヤキバノカエリ」「萬の像」などなどである。
奥村土牛の「犢(こうし)」がなんともかわいい。

西洋画部門
これはなんといってもルドン!
いかにもルドンというようなモノクロの版画作品ももちろん展示があったけれど、一番驚いたのは「ポール・ゴビヤールの肖像」。こんな柔らかな作品も描いていたんですねぇ。
対して、「まなざし」はなんとなく不安な気持ちになる作品。
しかし、まだまだ見ていない作品がたくさんあったとは・・・パステルが意外とよいのだ。
ファアストを題材にしたリトグラフは、ドラクロワの作品。陰影が印象的。
モローの「ピエタ」。幻想的なモローらしい作品。
ゴーギャンも充実していた。おとなしめの作品が多かったけれど。
ムンクの「マドンナ」は別バージョンもあるのかな?見たことがあるような・・・
藤田嗣治の「猫」。たくさん描かれている猫の中でもこれはかわいい!
ピカソ「ランプの下の静物」。ピカソの静物画は結構好き。

現代美術部門
現代美術はなかなかコメントが難しいのだが(笑)
今回一番印象に残ったのは、ルーシェイの「虫」。リアルすぎて鳥肌が・・・
ベーコン「闘牛のための習作」はベーコン展で見ていると思うが、なんかこの人の作品を見るとざわざわと落ち着かない・・・
この中に並んでいるとミロなんてかなりフツーに見えてくる。
篠田桃紅さんの作品ははじめて見たのだが、エネルギッシュな筆遣いだ。

改装が済んだらまた是非行ってみたいですね。

2018/07/21

【ミケランジェロと理想の身体展】

art-18 【ミケランジェロと理想の身体展】 国立西洋美術館

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この日(日曜日)、ホントは上野の森美術館でやっている「エッシャー展」を見に行こうと出かけたのだが・・・
なんと2時間待ち!こんな暑い中とてもそれだけの時間待つ気力はなく、あっさり予定変更。
朝、日曜美術館で見たばかりの【ミケランジェロと理想の身体展】に行くことにした。

ミケランジェロの彫刻2点を中心として、ギリシャ・ローマ彫刻からルネサンス期の彫刻、そしてミケランジェロ後まで70点。

Ⅰ 人間の時代-美の規範、古代からルネサンスへ
1 子どもと青年の美
古代の彫刻から。
「プットーとガチョウ」むぎゅっとガチョウを押さえつける子どもがかわいい。ぷくぷくな感じが・・・
対して、「蛇を絞め殺す幼児ヘラクレス」は、ヘラクレスがおじさん(笑)
。そして、なぜか髪が螺髪。インパクトありすぎな彫刻だ。
ま、よくキリストがおじさんすぎることはありますけどね。
スケッジャの「スザンナ伝」は、処刑されそうになるスザンナと、その後ダニエルの告発により長老たちが処刑される場面を描いている。だいたい、水浴の場面が描かれることが多いのだが、この場面が描かれることもなくはないですね。
「アキレウスとケイロン」はポンペイ郊外のエルコラーノの邸宅にあった壁画とのこと。ポンペイ同様、火山の噴火で埋没してるんですね。かなりいい状態で残っている。

2 顔の完成
バッカスの頭部が2点。
あまりバッカスっぽくない。フツーの青年に見える。

3 アスリートと戦士
アスリート、戦士なので筋骨隆々だったりするが。一番気に入ったのは小さな「レスラー」。動きがよくとらえられている。

4神々と英雄
アスリートと戦士のコーナーにあった「アメルングの運動選手」もコントラポストという片足に重心をかけた形だったが、「ヘラクレス」もそう。バランスがいいんですね、この形。
そのほか、ヘラクレスは何点もあって、好まれた題材だったのだなあと思う。
ここにもまたエルコラーノの壁画があって素晴らしい。もっと現存しているならば他のも見てみたい。

Ⅱ ミケランジェロと男性美の理想
今回のメイン、ミケランジェロ作品2点である。
1つは「若き洗礼者ヨハネ」。ミケランジェロ20歳の時の作品。
スペイン内戦で破壊され、残された14のかけら(40%あまり)から近年復元されたもの。焦げてしまった頭が痛々しい。
残されていた部分と新しく創った部分は明らかに違い、やはりというべきかミケランジェロの部分が素晴らしい。細かな彫りが違うんですね。
もう1つは「ダヴィデ=アポロ」。
ダヴィデなのかアポロなのか、未完のため謎の作品。
中性的なような気もするし、たくましさもあるような気もするし。角度によって見え方が違う。
顔だちからダヴィデかなとはじめは思ったのだけど、腕をのばしている様子は、アポロが矢筒から矢を取り出しているようにも見える。

この2点の関連として、ヨハネ、ダヴィデ、アポロをテーマにした作品が何点もあった。
ベネデット・ダ・ロヴェッツアーノの「若き洗礼者ヨハネ」は、かつてはミケランジェロ作と考えられていた作品。優美な彫刻だ。

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ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ「ラオコーン」はこの展覧会で唯一撮影可能な作品。
1506年、古代彫刻の傑作ラオコーンが発見された際、ミケランジェロも立ち会ったという。本物はヴァチカン美術館にあるが、こちらはコピー作品で、オリジナルとはだいぶ違う。
本物の方が、蛇に絞め殺されるラオコーンと二人の息子の表情が見事に表現されていると思う。

Ⅲ 伝説上のミケランジェロ
ミケランジェロの肖像画、メダルなど。
だいたい偏屈そうに描かれてるな(笑)。

世界に約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻のうち2点がきていますので、是非どうぞ。

ショップで買った、公式キャラ、ミケにゃんの手ぬぐい。
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2018/06/12

【ターナー 風景の詩展】

art-17 【ターナー 風景の詩展】 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

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上野から新宿へ移動、続いて見たのはターナー展。
ターナーというとテート・ブリテンを連想するが、今回はエディンバラのスコットランド国立美術館群の作品を中心として、日本の郡山市立美術館などからも出品されている。

第1章 地誌的風景画
若き日のターナーは正確に再現することを目的とした地誌的風景を描いたという。
ということで、若い頃の作品は非常にオーソドックスな風景画である。
あのもやっとした油絵の印象が強いものだから、へえと思ったのだが、繊細で緻密な水彩画が多い。
19歳の時に描いたという「マームズベリー修道院」もさすが!というできばえ。
ターナーは多くの版画も残していて、今まであまり見たことがなかったけれど、小品ながら粒ぞろい。
好きな作品は次のとおり。
「ソマーヒル、トンブリッジ」。
「コールトン・ヒルから見たエディンバラ」など。
「フトーンヘンジ、ウィルトシャー」はよくよく見ると不思議な絵。雷に打たれた羊(と人も?)が・・・

第2章 海景-海洋国家に生きて
ターナーというと海景画のイメージはありますね。
荒れた海もよく描いているけれど、大迫力!
「風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様」のリアルさはなかなか。
「海岸で救難作業をする人々」もリアルだが、この頃になってくると、少しターナー感が出てくる(もやっとしてくる)。
「オステンデ沖の汽船」ともなると、これこそターナー。海と空の境目がなくなる。
今回、ヴィニエット=本の挿絵がたくさん出ていたが、これがなかなかいいんですね。
「ヘルゴラントの死の舟」は後ろで骸骨が踊ったりして、ブラックなおもしろさ。
「海辺の日没とホウボウ」もなんかツボにはまった。なぜホウボウが描かれてるのか?

第3章 イタリア-古代への憧れ
ターナーはローマを訪れ、景色をたくさんのスケッチブックに残している。
これまであまり見たことがなかった・・・というかもしかして印象に残らなかったのかも。
黒チョーク、青、茶、灰色のウォッシュで描いた、色のあまりない風景画がなかなかよいし、この題材は版画がよく合う気がする。
ターナーらしい作品であれば「キリスト教の黎明(エジプトへの逃避)」だろうか。

第4章 山岳-あらたな景観美をさがして
ターナーならば山より海と思っていたが、山の絵、いいですねぇ。
「スノードン山、残照」。山の向こうの残照が何とも言えない色合いで美しい。
「キルカ―ン城、クラチャン・ベン山ー真昼」には美しい虹が!
「サン・ゴタール山の峠、悪魔の橋の中央からの眺め、スイス」はダイナミックな眺めが描かれる。実際より谷を深く描いているという。
ローレライやブレゲンツを描いた作品もいい。

モヤモヤなターナー作品は少なかったですが、逆にそれがよかったかな。
是非どうぞ。

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2018/06/11

【プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画】

art-16 【プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画】 東京都美術館

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これまでプーシキン美術館展には2回行っているが、今回の展覧会は風景画に絞っての展覧会。

第1章:近代風景画の源流
かつて絵画には序列があり、歴史画、肖像画、風俗画ときて、ようやく風景画がくる。
まずは、神話や聖書の物語の背景として描かれた風景にスポットをあてた展示。
クロード・ロランの「エウロペの略奪」はゼウスが牛に化けてエウロペを略奪するというおなじみのテーマを描いているが、人物は手前に小さく描かれ、背景に雄大な景色が描かれているという点では風景画といって差し支えないかもしれない。
ジャン・フランソワ=ミレーの「ハガルの追放が描かれた風景」は旧約聖書を主題として絵だが、ミレーらしい風景が広がる。
ラジューの「狩猟後の休息」はロココっぽく、ブランコが描かれていたりするので、フラゴナールのブランコを連想した。
ヴェルネの「日の出」と「日没」は対になった作品で空と海が美しい。
廃墟の画家、ユベール・ロベールが2点。「水に囲まれた神殿」は幻想的だ。

第2章:自然への賛美
牛の画家トロワイヨンの「牧草地の牛」。トロワイヨンは風景画というより動物画のイメージだったが、これもまた風景画の範疇なのかな。コワニエとブラスカサットの「牛のいる風景」の方が気に入ったけれど。
コローが2点。「夕暮れ」の方がコローらしい絵。
クールベの「水車小屋」は、水が荒々しく描かれ迫力がある。「山の小屋」はちょっと地味。
レルミットの「刈り入れをする人」。ミレーの影響を受けた画家とのことだが、ミレーよりかなり明るい色彩だ。麦が美しい。

第3章:大都市パリの風景画
華やかなパリの絵が続く。
ルノワールの「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」。「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」に雰囲気が似てる・・・と思ったら、女性の服は同じらしい。
ロワールの「パリ環状鉄道の煙」は大きな絵だが、発展しつつあるパリの躍動感が伝わってくる。
マルケの2点もよかった。強烈でないフォービズムで、この色遣いが好き。

第4章:パリ近郊―身近な自然へのまなざし
目玉のモネ「草上の昼食」登場!
以前、オルセーにある、分断された「草上の昼食」は見ているのだが、こちらははじめて。マネの作品に触発されて描いたのか?まあでもあまりモネっぽくない絵である。
オルセー版の下絵として描かれたものを最終的に作品として完成させたもののようだが、正直なところオルセー版の方が好きだなあ。
モネは他に3点。この3点の方がいいですね。
積みわらもいいのだが、「白い睡蓮」が美しい。初期の頃の睡蓮で形がちゃんとある!
シスレー、そしてピサロは風景画の王道。
マティスの「ブーローニュの森」は控えめなフォービズムといったところ。ブラマンクの「小川」の方がはっきりとしている。
ピカソ「庭の家」はキュビズム。

第5章:南へ―新たな光と風景
セザンヌが3点。
ワタクシが追いかけているサント=ヴィクトワール山が2枚あった。やはり後年に描かれた方がキュビズムに限りなく近づいている感じ。もう1枚の方が穏やかな画風だ。
ドランの色彩が強烈。

第6章:海を渡って/想像の世界
ゴーガンの「マタモエ、孔雀のいる風景」はまあいつものゴーガンだが、ルソーの「馬を襲うジャガー」も風景自体はいつものルソー・・・と思ったら、ジャガーに襲われる馬が変!馬は襲われているのがわからないかのようなキョトン顔だし、足が変だし。なかなかにシュールな絵だ。
大好きなドニも1枚。ギリシャ神話を描いた「ポリュフェモス」だが、なぜか赤いドレスの女性が!妙に現代的な絵なところが不思議だ。
最後はシュールレアリスム的な作品で締めくくり。

点数は少なめですが、風景画が好きな方は楽しめるはず。
是非どうぞ。
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画家Tシャツ買っちゃいました・・・
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2018/05/11

【浮世絵ねこの世界展】

art-17 【浮世絵ねこの世界展】 八王子夢美術館

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はじめての美術館。
今までなかなか行く機会がなかった美術館だが、大好きな猫の浮世絵がきているし、ちょうどコストコに行くのでついでにと思って行ってみた展覧会である。

この美術館、決して広いわけではないけれど、うまく区画を作って展示していた。約150点もの展示!
それほど混んではいなかったのでゆったりとみることができてうれしい。

第1章 猫のプロフィール~ありのままの猫~
迫力ある猫からスタート。
小林清親の「猫と提灯」は何度か見ているけれど、獲物を狙う猫の目つきがするどい。ネズミはもう観念した様子。
「暁斎落画 猫と鼠」。こんなに鼠が固まっていると、猫も狙いにくそうな?
これはきっとあるだろうと思ったのが「名所江戸百景 浅草田園酉の町詣」。この猫の後ろ姿(丸い)がかわいいのなんの。名所江戸百景の中でも一番好きな部類。

第2章 お茶目な猫たち~猫の戯画-国芳作品を中心に~
猫といったらやっぱり国芳!いやあ楽しい・・・
にゃろめみたいな「荷宝蔵壁のむだ書」や当字はよく見るけれど、楽しい。
「流行猫の戯」シリーズは歌舞伎のパロディ的作品。ワタクシは歌舞伎に全然詳しくはないのだけれど、これだったら見てもいいかも!登場人物?も猫なのだけど、着物の柄、周囲の小物は貝殻だったり、葉っぱがアジの開きだったりで、細部にわたって描きこまれている。
「心学稚絵得 猫と鼠」。このシリーズはこどもにわかりやすく学問をとくというもの。猫とともに酒を飲み、ほろ酔い気分になっている鼠の運命は・・・油断大敵!

第3章 国芳と猫と美人たち~浮世絵師・国芳描く自画像、猫、美人~
まだまだ続く国芳。
国芳はよく自分を描きこんでいるのだけれど、何かに隠れていたり、後ろ姿だったり。決して顔は見えないように描いているところがシャイですね。
「山海愛度図会」は好きなシリーズ。猫が登場するのはその中の3点。
「えりをぬきたい」はお化粧する女性の後ろでじゃれあう猫たち。
「おおいたい」は猫にとびつかれた女性が痛そうに顔をしかめる。猫、爪を出してるんですね。
「はやくきめたい」は早く結婚したいと思う女性と、猫箱になってる猫。香箱座りというそうで、女性の嫁入り道具とつながる。
背後には各地の名産品が描かれているシリーズである。
「妙でんす十六利勘」は右上に描かれた十六羅漢とそのパロディの女性が楽しいシリーズ。猫が登場するのは2枚。
「降那損者」では猫は女性の半天の中に入ろうとしていて、「朝寝者損者」では女性にすり寄っている猫。ワタクシとしては決して朝寝坊は損とは思いませんけれど(笑)。
「七婦久人 寿老人」は寿老人を婦人に見立てた絵。寿老人は巻物をつけた杖を持ち、鹿をひきつれているのだが、婦人は長い手紙を持ち、袋をかぶった猫が鹿なんでしょうね。

第4章 猫は美人が好き~美人画の中の猫~
美人画というと国貞。
「新板風流相生尽 卯 春 竹にすずめ」。コマ絵が竹と雀。女性の着物から猫が顔を出すという図。猫に美人は似合いますね。
少し時代は進んで、豊原国周、揚州周延、月岡芳年など。
明治になっての浮世絵は色が鮮やかすぎて正直微妙なんですね。
でも二四時間制がとられてからの、それにちなんだシリーズは結構好き。
国周の「見立昼夜 廿四時之内」シリーズ、芳年の「新柳二十四時」シリーズなど。
芳年のこのシリーズはわりと好き。
美人画シリーズの「風俗三十二相」も~さう(そう)で統一されておもしろい。うるささうの猫はちょっと怖いけれど。

第5章 猫は子どもの友だち~猫と子どもは仲よし~
猫と子どもは似合うけれど、仲よしかどうかは・・・
子どもにむぎゅっとされたり、引っ張られたり、どちらかというと猫は迷惑そうな表情だったりする。
この中で気に入ったのは、歌川国貞(三代目豊国)の「江戸名所百人美女 四ッ谷」(このシリーズは全部見てみたいもの)、鈴木春信の「鼠をねらう猫」。猫というよりは春信の美人画が好きだというのもあるのだが。

第6章 楽しくユカイな猫の国~猫のおもちゃ絵~
幕末から明治にかけて子どものために描かれた浮世絵で、切ったり組み立てたり、まだ着せ替え人形のようにして遊ぶものもあった。
擬人化された猫たちが描かれていて楽しい玩具。
歌川国芳の弟子たちが多く描いていて、温泉や宴会など、まるで人間!

第7章 化け猫ものがたり~妖怪になった怖い猫~
猫は猫でも化け猫。
国芳は「東海道五十三対 岡部」と「五十三駅 岡崎」である。五十三次関連いろいろあるんですねぇ。歌舞伎や狂言をよく知っていたらもっと楽しめるのですが・・・
化け猫といってもかわいい・・・というかおもしろいのが弟子の芳藤「五拾三次之内猫之怪」。はめ絵で化け猫が猫9匹(多分)で描かれている。
月岡芳年「豪傑奇術競」。芳年はこういう絵の方がいいなあ。鮮やかな色彩がこうした絵にはあう。

予想以上に充実していて楽しめました。
猫好きの方は是非どうぞ。

2018/05/09

【プラド美術館展】

art-16 【プラド美術館展】 国立西洋美術館

1805091
近代美術館→三菱一号館美術館に続いて西洋美術館へ。
プラド美術館展である。
何年か前、プラド美術館は一日かけて(開館時間から閉館時間までいた)まわってじっくり見てはいるのだが、何度でも見たいですからね~

1 芸術
スタートはベラスケスの「ファン・マルティネス・モンタニェースの肖像」。ごくごく正しい肖像画。
今回の目玉はベラスケスの作品が7点もきていることなのだが、プラドのベラスケスの間のように並んでいるわけでなく、テーマごとの展示の中に1点ずつ展示されているのである。どうせなら並べてほしかった気もする。
この章で一番気に入ったのは、スルバランの「磔刑のキリストと画家」。色を落とした中、キリストが浮かび上がる。画家はスルバラン自身とも言われる。
これもきたか!とびっくりしたのはカーソの「聖ベルナルドゥスと聖母」。プラドではじめて見て衝撃を受けた絵なのだ。スペインで人気の聖人なのだけど、これが聖人?なのである。

2 知識
ベラスケスの作品は「メニッポス」。ギリシャの哲学者であるが、フツーのおじさんに描かれている(笑)。哲学者には見えない・・・
ルーベンス工房の「亡く哲学者ヘラクレイトス」の方がいいなあ。悩める哲学者という感じ。
ベレーダの「聖ヒエロニムス」。これまた悩める聖人。やせた体が痛々しい感じ。
ワタクシの好きそうな絵が見えた。絵の中の絵。左下に花のブリューゲルのような花が描かれている!と思ったら、やはりヤン・ブリューゲル他合作の絵だった。

3 神話
ベラスケス「マルス」。これがまた実に人間臭い。たるんで肌、くたびれた表情はとても神には見えない。
ティツィアーノ「音楽にくつろくヴィーナス」は画家お得意の題材。ヴィーナスというより生身の女性に見える。結婚を記念した絵という。
マルチネス「鎖につながれたディテュオス」。冥界に送られて鎖につながれ日々ハゲタカについばまれるディテュオスの苦悶の表情がリアル。
カルドゥーチョ(帰属)の「巨大な男性頭部」はあまりに大きくてビックリ!

4 宮廷
ベラスケス「狩猟服姿のフェリペ4世」。宮廷画家ベラスケスといえばやはりフェリペ4世やその家族を描いた画。まさにこの絵で気に入られ宮廷画家になったというが、あごを若干短めに描いたのがよかったのか・・・
ミランダの「甲冑姿のカルロス2世」は王の狂気がみてとれる。こんなに描いてオッケーだったのか?
もう1枚ベラスケスは矮人の少年を描いた「バリェーカスの少年」。ちょっとゴヤ的だ。

5 風景
スペインで風景画家はほとんどいなかったそう。
ん?ベラスケスの「王太子バルサタール・カルロス騎馬像」が風景画?確かに背景の風景は細かく描かれてはいるけれど、これは肖像画の範疇では?
風景画家がいなかったとはいえ、スペインでは風景画は人気でフランスやイタリアの風景画も好まれたようだ。
今回きていた風景画には廃墟っぽいものが何点かあり、中でもよかったのはロラン。

6 静物
さすがにベラスケスはなかったが、静物画は大好きなのでどれもよかったですね。
なんで、昔の静物画には逆さに吊された鳥が描かれるのであろうか・・・
ラミーレス「食用アザミ、シャコ、ブドウ、アヤメのある静物」とイエペス「卓上の二つの果物皿」が特にお気に入り。果物だけだが、一つ一つ個性がある。
ヤン・ブリューゲル「花卉」は華やか。

7 宗教
ベラスケスは「東方三博士の礼拝」。初期の作品とのことで、のちのベラスケスの作品とは若干違って固い感じ。
リベーラの「聖ペテロの解放」は光が効果的に描かれて劇的な場面が演出されている。
スタンツィオーネ「洗礼者聖ヨハネの斬首」。このテーマだとモローを連想するが、まだこれは切り落とされる前の絵なのである。右に描かれているのがサロメと王らしい。
ルーベンス「聖アンナのいる聖家族」。暖かみのある絵。
ムリーリョ「小鳥のいる聖家族」。妙に生活感がある。

ベラスケスファンの方は是非ともどうぞ。
1805092


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